「観光まるごと北海道」-北海道の本

北海道をもっと知りたくなる、北海道にもっと行きたくなる、そんな本やDVDを紹介します。




北海道絶景ロードセレクション:小原信好

北海道の写真集は数々ありますが、これは道路に絞った写真集です。

北海道をドライブした方ならよくお分かりですが、北海道の道路はあくまでもまっすぐに地平線の向こうまで伸びている道や、周囲に道路以外の人工のものがまったく見えないほどの秘境など、本土では見られない絶景が望めます。
それら全道の道路を、バイクで走破して撮影したのがこの写真集です。

もちろん、湖、花畑、山、温泉、岬なども観光スポットも満載。

この写真集は見て楽しむだけでなく、見れば絶対に行きたくなることでしょう。そのため撮影ポイントマップや温泉やキャンプ場のガイドもついています。

北海道絶景ロードセレクション

北海道絶景ロードセレクション

ネコ・パブリッシング

写真 | - | -

子ぎつねヘレンがのこしたもの:竹田津 実

映画化された「子ぎつねヘレン」は、「子ぎつねヘレンがのこしたもの」という、獣医であった竹田津実(たけたづ・みのる)さんの著書が原作です。
竹田津さんは九州大分県出身ですが、獣医として道東の小清水町に赴任されました。牛のほうが人間より多い道東では「先生」といえば獣医さんのことであり、竹田津先生は約30年に亘り活躍されました。
一方、写真家・エッセイストとしても活躍され、獣医の目と写真家の目とで、保護されたキタキツネの子、ヘレンを暖かいまなざしで見つめた動物日記が脚光を浴びたのは当然のことだったでしょう。

現在は獣医を退職され、旭川に近い東川町に居を構え、新たな作品に取り組まれておられます。
同じような経歴にムツゴロウこと畑正憲さんがいらっしゃいますが、まったく違った味で読者を楽しませてくれる竹田津先生に期待します。

小説・エッセイ | - | -

間宮林蔵:吉村昭

北海道開拓に携わった人は数多くいますが、中でも間宮林蔵の名は誰もが知っているでしょう。
間宮は探検家として、まだ未開だった北海道の情報を収集する役目を担っていました。

また、彼の名は「間宮海峡」として世界地図に名を残す数少ない日本人でもあります。樺太(現サハリン)とユーラシア大陸の間は、陸続きなのかそれとも海で隔たれているのか長いこと謎でした。間宮は死ぬ思いをして海で隔てられていることを見つけました。
なにしろ当時の蝦夷地探検、大陸行きは今の宇宙旅行よりも未知の、厳しい旅行だったのです。

一方、間宮はスパイであったという根強い説もあります。公儀隠密として各地の情報を集めたのです。

この本はそういう間宮林蔵の生涯を吉村昭の淡々とした、それでいて臨場感溢れる筆により再現した小説です。北海道の原点を知るよすがになるでしょう。


間宮林蔵

間宮林蔵

講談社

歴史 | - | -

北海道幸せ鉄道旅:矢野直美

著者の矢野直美さんは在道の女性カメラマン。タウン情報誌の記者から独立し、道内はじめ全国の鉄道の写真を撮って、それにご自身で文をつけておられます。

はっきり言って彼女は「鉄子(てつこ)」。つまり鉄道の好きな女性です。

鉄道の好きな女性は何人も知っていますが、これまたはっきり言って??のカンジ。しかし彼女は違います。とても素敵なお嬢さんです(ということは??が何を示すか、なんとなくわかりますね)。

この「北海道幸せ鉄道旅」は、北海道の各鉄道路線を余すところなく紹介している本です。
そのタイトルどおり見ているだけで幸せな気分になれる美しく情感溢れる写真をふんだんに使い、また、彼女の文章がそれをさらに引き立て、楽しくワクワクさせてくれる本に仕上がっています。
しかも詳細な地図もついており、この本を持ってすぐにも旅に出られます。

いや、もし旅に出てもここにある写真のように人々は笑顔で迎えてくれるでしょうか。これは彼女ならではのマジックで、写される人はみな素敵な笑顔になっているのだと思います。

人と鉄道をいっしょに撮らせたら、鉄道カメラマンで彼女の右に出る人はいないのではないでしょうか。

だから「幸せ鉄道旅」というタイトルが、まさにぴったりの素敵な1冊です。

鉄道 | - | -

戸田菜穂:女はバス停で服を着替えた

松井秀喜選手との交際が発覚した女優の戸田菜穂さんは、あまり目立つタイプの女優ではないが、いかにも女優さんらしい整った顔立ちをしています。

脇役が多いのだけれど、意外とあちこちに出ていて、たとえばNHK大河ドラマ「義経」では平重衡の妻、フジテレビ「ショムニ」では江角マキコとやりあう仲などで登場していました。

そういう彼女も主演映画があって、それは「女はバス停で服を着替えた」という、意味深なタイトルの映画。

ロマンポルノで知られる小沼勝監督作品。北海道鹿追町の雄大な景色をバックに、サルサの情熱的なダンスが繰り広げられる…。って作品ですが、これが酷評で、とにかくダンスがヘタと言われています。




戸田菜穂の映画初主演作となる官能ドラマ。故郷の北海道・鹿追町に戻ってきた充(遠藤憲一)は、事故死した弟の夢であった蕎麦屋を開く。そこに、死んだ弟の妻であり、充のかつてのサルサダンスのパートナーだった瑞枝(戸田菜穂)が訪れる。久々の再会に2人の心は燃え上がるが…。

日活ロマンポルノ映画の名匠・小沼勝監督が手がけたメロドラマの秀作。北海道の自然の風景と小沼映画ならではの色彩美を駆使して、豊潤な大人の恋模様を見事に奏であげていく。クライマックスのサルサ・シーンはまるでラブシーンを見るかのように官能的。これが初主演となった戸田菜穂の飾らない好演など、キャスト陣も総じて好調だ。また、聞いただけで「観たい」と思わせるタイトルも秀逸。

映画 | - | -

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