男はつらいよ 知床慕情
2006.08.17 Thursday 09:37
フーテンの寅さんを演じた渥美清さんが亡くなって10年がたちました。
日本全国を旅した寅さんですから、当然北海道も訪れています。特に、「男はつらいよ 知床慕情」は寅さんシリーズの中でも傑作の誉れが高い作品です。
柴又のとらやの「大事な跡取り」と言われるものの、店番すらロクにできずなじられる寅さん。いつの間にか北海道へ行ってしまいます。知床で出会った獣医の上野(三船敏郎)と懇意になり、嫁に先立たれた彼のウトロの家に居候。そこへ親の反対を押し切って東京に駆け落ちした娘のリン子(竹下景子)が結婚に失敗して帰ってきます。
本当は娘を受け入れたいのだけれど、生来の頑固で受け入れられない三船。それをたしなめる寅さんとスナックの雇われママ淡路恵子。
船からの岬の撮影もある美しい知床の光景と、よそ者を平気で受け入れる北海道の人々の優しい心を織り交ぜて物語りは進み、後半ではなんと「フレペの滝」が見える景勝地で、出演者一同がバーベキュー。三船は店を畳み町へ出るという淡路に「オレが惚れてるから行ってはいかん」と告白。
いつの間にか寅さんとリン子までも手をつなぎいい雰囲気になりますが、翌朝寅さんは静かに出かけて行ってしまいます。
シリーズ38作、1987年の作品ですが、フレペの滝でバーベキューをするなど、とんでもなくすごいことでコレにびっくりしました。
それにしても渥美さんが健在で今も寅さんシリーズが撮影されていたら、どうなっていることでしょう。携帯電話は当然持たせないと現実性がないですが、それでも「オレはああいう機械に弱いから」というセリフで言い訳けをさせ、相変わらずどこに行っているかわからない、突然手紙が送られてくるあのシチュエーションを保てるのでしょうか。
山田洋次監督は先日の講演で「寅さんは負け組」と称したそうですが、かつての映画や物語の1タイプである「すれ違いドラマ(君の名は、などの)」は、今では通信インフラの完備によって成立しなくなってしまいました。そしてそれらになじめない人は本当の「負け組」になりつつあります。
それを言っちゃおしまいよ。
日本全国を旅した寅さんですから、当然北海道も訪れています。特に、「男はつらいよ 知床慕情」は寅さんシリーズの中でも傑作の誉れが高い作品です。
柴又のとらやの「大事な跡取り」と言われるものの、店番すらロクにできずなじられる寅さん。いつの間にか北海道へ行ってしまいます。知床で出会った獣医の上野(三船敏郎)と懇意になり、嫁に先立たれた彼のウトロの家に居候。そこへ親の反対を押し切って東京に駆け落ちした娘のリン子(竹下景子)が結婚に失敗して帰ってきます。
本当は娘を受け入れたいのだけれど、生来の頑固で受け入れられない三船。それをたしなめる寅さんとスナックの雇われママ淡路恵子。
船からの岬の撮影もある美しい知床の光景と、よそ者を平気で受け入れる北海道の人々の優しい心を織り交ぜて物語りは進み、後半ではなんと「フレペの滝」が見える景勝地で、出演者一同がバーベキュー。三船は店を畳み町へ出るという淡路に「オレが惚れてるから行ってはいかん」と告白。
いつの間にか寅さんとリン子までも手をつなぎいい雰囲気になりますが、翌朝寅さんは静かに出かけて行ってしまいます。
シリーズ38作、1987年の作品ですが、フレペの滝でバーベキューをするなど、とんでもなくすごいことでコレにびっくりしました。
それにしても渥美さんが健在で今も寅さんシリーズが撮影されていたら、どうなっていることでしょう。携帯電話は当然持たせないと現実性がないですが、それでも「オレはああいう機械に弱いから」というセリフで言い訳けをさせ、相変わらずどこに行っているかわからない、突然手紙が送られてくるあのシチュエーションを保てるのでしょうか。
山田洋次監督は先日の講演で「寅さんは負け組」と称したそうですが、かつての映画や物語の1タイプである「すれ違いドラマ(君の名は、などの)」は、今では通信インフラの完備によって成立しなくなってしまいました。そしてそれらになじめない人は本当の「負け組」になりつつあります。
それを言っちゃおしまいよ。
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