[1-1-3] 松前・江差・瀬棚・奥尻島 Ver.6.00 1999.7.6

 この章は、北海道渡島半島の日本海側の町について述べたものです。
(上磯町、木古内町、知内町、福島町、厚沢部町、松前町、上ノ国町、江差町、
乙部町、熊石町、大成町、奥尻町、北檜山町、瀬棚町、今金町)

 ここでとりあげるエリアには、松前、江差に代表されるように、北海道で比較
的早い時期に本州の文化が入った歴史の町が含まれています。[2-5-2]参照

 豊かな自然と共存している町が多く、冬には多くの町がひっそりとし、閉鎖さ
れる観光施設もあるので注意しましょう。松前町が花見で春に賑わうほかは、主
な観光シーズンは夏です。

 ほとんどの町で野趣あふれる温泉が楽しめます。温泉に関する詳しい情報は 
[2-1-1] をご覧ください。

 携帯電話は山間部以外ほとんどの町で使えるようになりましたが、PHSは日本
海側の町村ではまだ使えないところが多いようです(1999年)。

<ひやまワクワクパスポート>

 ここで取り上げるエリアのうち10町は、檜山支庁の町です(厚沢部町、上ノ国
町、江差町、乙部町、熊石町、大成町、奥尻町、北檜山町、瀬棚町、今金町)。

 檜山観光開発協議会では毎年、「ひやまワクワクパスポート」というものを発
行しています。これには檜山支庁10町の見どころと施設の簡単な紹介が載ってい
て、掲載の施設でこれを提示すると各種の優待が受けられます。優待の内容は年
によって違いますが、1998年9月1日〜1999年2月28日有効のパスポートには、
温泉日帰り入浴無料、旅行村の入村料無料などの特典が載っています*お1人様、
各施設で1回に限り* 。たいしたことがないようですが、なんとこれ1冊で、9
か所の温泉で日帰り入浴が無料になるのです。さらにその1年前のものにはピリ
カスキ−場の大人リフト料が半額になる特典も載っていましたから、手に入れて
おいて損はないものだと思います。もちろん無料。檜山在住の人は使えません。

 事務局に葉書で応募すると(抽選?先着順?)もらえるらしいのですが、
1997年、1998年には函館駅前の観光案内所でも手に入れることができました。
お問合せは、檜山観光開発協議会事務局 TEL:01395-2-1010(内線2427)まで。


1. 上磯町

<トラピスト修道院>:上磯町字三ツ石392

  JR渡島当別から徒歩20分です。駐車場があるので、車で行くこともできます。 
 日本唯一の男子修道院です。ポッキーのCMにも使われた奇麗な並木道を抜けて
行くと赤煉瓦造りの建物が見えてきます。
  ここは、事前に往復ハガキで申し込むと中が見学できます(当然男子のみ)。
中に入らなくても、修道院の建物から約20分ほど上ればルルドの洞窟とよばれて
いる聖地があり、そこからは眼下にトラピスト、向こうには函館山という素晴ら
しい景色がみられます。ここへ登るには途中で道が二つにわかれていまして、そ
のうちの一方がそのままの坂道、もう一方が階段。階段の方が近道ですが、勾配
がきついとのこと。
  また、当然といえば当然なんですが、日曜日のミサには女性でも聖堂の中に自
由に入れるようです。このカトリック教会のミサですけど、北海道の場合(特に
夏)、田舎の教会のミサは開始時刻が早くなっていることが多いみたいです。カ
トリック協議会発行の「教会案内」のミサの時刻はあまり当てにならないようで
す。何でも酪農家の朝は早い(忙しい)ためと聞きました。事前(前日や前の週)に
電話で確認しておく方が良いでしょう。
#ただし日本語が通じないこともありますけど;-p 

 なお、トラピストのある渡島当別には男爵博物館というのがありますが、入場
料が高かったので入ってません。入られた方はいらっしゃいますか?

<上磯ダム公園キャンプ場>

 [2-1-2]をご覧ください。


2. 木古内町

<寒中みそぎ>

 見ているだけで体が凍える日本最北の水ごり。成人式の頃、裸の若者が御神体
を清めるために海に入ります。豊作・豊漁を祈願し1831年に始まったそうです。

<浅水屋キャンプレジャーセンター>:木古内町字札内

 [2-1-2]をご覧ください。


3. 知内町

 知内の名物といえば、ニラ、マコガレイそして北島三郎。
 8月のお盆には、おっぱいねぶた(!)がねりあるく、おっぱい祭りというの
が行われるのですが、残念ながら見に行ったことはありません。見に行かれた方
のレポートお待ちしています。
 こもれび温泉という新しい町営の温泉があります。[2-1-1]をご覧ください。


4. 福島町

 7月1日〜8月31日の2ケ月間、青森の三厩までフェリーが運航されます。
 吉岡温泉という評判のよい温泉があります。[2-1-1]をご覧ください。

<横綱記念館>:福島町字福島

 1997年にオープンした千代の山、千代の富士を輩出した横綱の里の記念館。
稽古土俵が 1時間 500円で借りられるとのこと。力士用トイレも完備;-)


5. 厚沢部町

 特産品はメークイン。函館から江差町に行くときに通る町です。スピード違反
の取締りを良く行っているので注意しましょう。
 谷目基さんというストリートオルガン作家が住んでいらっしゃいます。2000年
春には厚沢部町で谷目さんのストリートオルガンが聞けるようになるとのこと。
待ちきれない人は函館市元町のギャラリー村岡に行ってみましょう。

 キャンプなどの帰りに気軽に利用できる温泉が数か所あります。[2-1-1]を
ご覧ください。


6. 松前町

<松前公園><松前城跡><桜資料館><松前藩屋敷>:松前町字松城

《松前公園》
 ここは道内で一番早く花見ができるところで有名な場所です。また桜の品種も
多く(250種10,000本)、そのため桜の咲いている期間も長いです。数が多いのは
八重桜で、だいたい4月下旬から 5月下旬まで花見が可能です。ガイドブックや
観光地図などによると、松前公園には30台程度の駐車場がありますが、花見シー
ズンには観光バスで占領され一般車は規制されます。辺りには何箇所か有料駐車
場がありますので、そこに止めましょう。

《松前城跡》
 入場料: 大人 210円 小・中学生 100円 (1999年 3月)
 北海道唯一の日本式城郭。日本最後の旧式築城でもあります。戊辰戦争の時、
榎本軍に全面対決の姿勢をとり破れたため、現存しているのは本丸御門(国指定
重要文化財)のみ。天守閣は復元されたものです。これといって見ごたえのある
ものではありませんが、最上階からは松前公園の全景が見渡せます。

《桜資料館》
 入場料:大人 150円 小・中学生 70円 (1999年 3月)
 日本一の桜の集積地、松前公園の中にある資料館。

#ほっかいどガイド第 5版(1997年)に掲載されたレポートを以下に転載します。

|入館者にはもれなく桜湯サービス(ツアーの団体客には出ないという話しでし
|た)。入場券を売っていた人=桜湯を出してくれた人は、なんかめちゃくちゃ
|感じのいい女性でした。
|展示されていたのは、さくらに関する書籍、絵画、写真、工芸品などでしたが、
|保存状態がちょっと... という感が拭えませんでした。ただ、ここで売ってい
|た『北国の桜 ‐花守りの里・松前の桜と北海道の桜』という写真集のような、
|ちょっとした桜の図鑑のような本がとてもよかったです。多分、他ではなかな
|か手に入らない本なのではないかと思います。
| 発行所が函館市内にある有限会社ノースランド。

<松前藩屋敷>:松前町字西館 TEL:01394-3-2439

 入場料: 大人 310円 小・中学生 210円 (1999年 3月)
 バラ園から左へ曲がったところにあります。イメージとしては、アトラクショ
ンの無い伊達時代村といった感じです。展示されている人形が妙にリアルでし
た。この点は伊達時代村より上だと思います。

<松前大島>

 松前沖北西 60km の海上にあり、江戸時代の噴火の記録も残る火山島。噴火に
よる影響もあり、木が生えておらず、水もありません。天然記念物オオミズナギ
鳥の本道唯一の繁殖地です。 

<松前小島>

 松前沖南西 24km にある、周囲約 4km の断崖状の小島。海鳥の繁殖地として
全域が天然記念物に指定されています。海鳥は灯台近辺に特に多く生息し、オロ
ロン鳥やウトウが乱舞する海辺は壮観です。

#松前大島、小島とも定期航路はなく、松前から漁船をチャーターして行くしか
#方法はありません。渡島の際には、島の資源をあてにすることなく飲料水や
#食料の準備をしていくのはもちろんのこと、島の生態系を破壊しないよう
#充分配慮しましょう。

<折戸浜海水浴場キャンプ場>:松前町

 [2-1-2]をご覧ください。

<松前ラーメン>

 「TVチャンピオン」の企画で、ラーメン職人日本一を決めるための決勝戦が松
前町で行われました(1998年1月22日放映)。その時、町民の投票で優勝したのが
このラーメンです。

#1998年にML会員がよせたレポートを以下に転載します。

|松前ラーメンとは、TV東京系列の「TVチャンピオン」という番
|組で、ラーメン店主3人が松前にふさわしいラーメンを作るという
|対決の時に出来上がったラーメンで、「浦里」という和食屋さんで、
|その優勝のラーメンが売られています。
|
|場所は、松前の町の中から郷土資料館に向かう道を進み、役場を越
|えて郷土資料館までの中間地点あたりの左側にあります。駐車場は
|3台分くらい。
|
|さて、ラーメンですが、博多一風堂のおやじが作っただけあって、
|スープのベースはトンコツです。が、九州のラーメンほど、トンコツ
|ばっちりというかんじではなく、どちらかというと、あっさりさっ
|ぱりしています。さっぱりととったトンコツスープで具にしてある
|魚介類をゆでてそのゆで汁とともにスープにしてあるという感じ。
|ちなみに、あまりの美味しさに(持病のため基本的にスープを飲ん
|ではいけない私ですが)全部スープを飲んでしまいました:-)
|
|具は、
|
|	◯イカを細かく砕いてすりみとあわせ、練り物てんぷらにしたもの2枚
|	◯ムール貝(からははずしてあります)1つ
|	◯たらこかたいの子のようなものでつくった団子状のもの1つ
|	◯アワビ2切れとウニ2きれ(というのか?:-))をトコブシの
|	 貝殻にのせたもの
|	◯海草(わかめだったかな?)
|	◯もやし
|	◯九州系のネギ(緑色で細いやつ)
|
|って感じでした。麺は細目の真直ぐで九州のラーメンに近いです
|(九州のラーメンほど細くはないです)。さっぱりとしたスープとの
|からみがちょっと心配だったものの、食べればなかなか。
|
|昼どきにいったからか、小ごはんがタクアン2枚とともにサービスになり
|まして、ウニやらアワビやらの具はごはんのおかずにピッタリでした:-)
|
|どちらかというと、イロモノ系の雰囲気があったんですが、なかなか
|どうして、悪くないと思いました。あ、値段は800円でした。


7.上ノ国町

 松前藩が成立し、桧山番所が江差に移るまで、日本海側における政治、経済、
軍事上の拠点として重要な役割を果たし殷賑を極めた町。本道最古の○○という
史跡が探せば後から後から出てきます。 
 上ノ国町が華やかだったころの歴史は、[2-5-2]をご覧ください。

 夷王山(いおうざん)キャンプ場の近くに、100円で入浴できる花沢温泉が
あります。[2-1-1][2-1-2]をご覧ください。


8. 江差

8.1  観光ポイント

<鰊(ニシン)御殿>

  かつて、江差は鰊の漁で大繁栄しており、それで大金持ちになった家が江差に
は沢山あります。そのうちいくつかの家が残っており、『鰊御殿』として昔の家
が残されています。日本海経由で京都方面へ鰊などの物資を運んだ北前船の資料
などもあります。
  鰊で大金持ちになったと聞くと、昔は鰊は高級魚だったのか、とか、やはり数
の子(鰊の卵だよ)の価値が大きかったのか、とか考えますが、昔、大量にとれた
鰊はほとんどが肥料にされていたそうです。(で、それ以外の一部が食卓に登
る。そのなごりが京都のニシン蕎麦です。)
  主なものとしては、中村家や横山家が有名です(ガイドブックや地元のパンフ
に載ってるでしょう)。
  ちなみに当時の乱獲がたたって、現在では鰊の漁穫は激減しています。
  
<横山家>:江差町字姥神町 TEL:01395-2-0018

 入館料: 大人 300円 中学生 150円 小学生 100円、開館時間: 9:00〜17:00 
(1998年)
  北海道指定文化財ともなっているニシン御殿です。江差は京都と直接海上交通
でつながっており、京都の文化の影響を色濃く受けているとか。そのためか、こ
の横山家は家が「ウナギの寝床」になっています。玄関から奥へ一列に部屋が並
んでおり、いちばん奥が昔は船着き場だったようです。注文するとにしんそば
(700円)を出してくれます。

<江差追分会館>:江差町字中歌町 TEL:01395-2-0920

 入館料: 大人 300円 小・中・高生 150円  開館時間: 9:00 〜 17:00 (1998年)
  江差といえば「江差追分」と呼ばれるほど有名な民謡です。その江差追分に関
することを展示しているのが江差追分会館です。場所は、江差港の近くにありま
す。江差追分の実演などもありますので、興味のある方は行ってみるといいで
しょう。なお江差追分全国大会というものがあって 9月の第 3土曜日・日曜日に
ここで開催されます。

<鴎(かもめ)島>

  かつてはこのかもめ島は弁天島と呼ばれ、今は江差の観光名所として有名なと
ころです。島とはいうものの、陸続きになっており歩いて渡ることができます。
周囲は 2.6kmという大きさで、歩いてまわっても一時間程度です。
  弁慶の足跡といわれる跡がついている岩があり、この辺からの日本海は壮観で
す。奥尻島も見えます。島の内側(内海側)は、えびす海水浴場となっており
7/20〜8/20頃までが海水浴シーズンです。比較的遠浅の海岸で外側は波の荒い磯
になっています。キャンプ場もあるようです。

<かもめ島キャンプ場>

 [2-1-2]をご覧ください。

<青少年研修施設・開陽丸>: TEL:01395-2-5522(開陽丸青少年センター)

 入館料: 大人 700円 小・中・高生 300円  開館時間: 8:30〜17:00 (1998年)
  幕末時代の船 開陽丸をほぼ実際の形で再現されたものが岸壁につけられてい
ます。当時の遺跡や資料などが展示されています。天気のいい日に開陽丸をバッ
クに記念写真をとるといいでしょう。

8.2  イベント/その他

<かもめ島祭り>

  7月の第一土・日曜に、かもめ島と海を会場にして行なわれます。

<姥神大神宮祭典>

 8月9,10,11日に町中が活気づく祭りが行なわれます。このお祭りは今からおよ
そ350年前、ニシンの大漁を神に報告し感謝したのが始まりだといわれていて、
文化財級の山車13台がねり歩くので有名です。山車は各々1〜2の町内会に所属し
ていて、真剣に祭囃子が競われます。数十年ごとに行われる山車の改築には 
1,000万円を超える経費が必要だといわれますが、それらも全て各町内会で賄い
ます。江差の人がこの祭と山車にかける意気込みは半端じゃありません。
 8月7日頃から帰省した若者や観光客で、江差の人口は増加しはじめ、10日、
11日の両日には、旅館という旅館は満員となります(ほんとに!)。山車を良く
見られる旅館は一年前から予約が入るとのこと。
 本州の祭りを見なれた人には、さほど目新しいものでは無いかもしれませんが
一度行ってみることをオススメします。振舞い酒にありつけるかも:-)

<五勝手屋羊羹(ごかってやようかん)>:江差町本町

  杉箱に収まった「一枚流し羊羹」だけでなく、珍しいパッケージに入った羊羹
があります。丸缶と言ってマーブルチョコのような紙筒の中に羊羹が流し固めら
れています。赤と黄が基調のパッケージなので、ドラゴン系の花火にも見えま
す。食べ方は、紙筒のお尻を押して羊羹を押し出し、口についている糸を巻きつ
けて引いて切ります。
 値段は、丸缶バラ1本 210円、900gの一枚流し羊羹 1,700円です(1999年)。
ミニ流し、ミニ丸缶もあり。
 1970年代(?)、江差近隣の町村で贈答品の定番といえばこれでした。なかな
かおいしいのですが、重いのが珠に傷。函館や大沼のみやげもの屋でも売ってい
ますが、そちらでは種類が豊富過ぎて埋もれた存在です。
 本舗の2階には休憩所があるそうです。

<ニシンそばのルーツ ?>

 京都名物として知られる「ニシンそば」は、かつて江差から北前船によって
日本海を経由して運ばれたニシンによって作られたものらしいです。
その本家本元のニシンそばは横山家(上述)で食べられます。	


9. 乙部町

<元和台(げんなだい)海浜公園>:乙部町字元和 TEL:01396-2-3459

 日本海に面している岬の上に町営のキャンプ場/レストランがあります。
 この岬を下に降りると海水プールがあります。ここは、砂浜を防波堤で囲って
作られています。ところどころ海に繋がっているところもありました。防波堤の
隣半分は漁港になっています。段階をおって深くなるので子供でも大丈夫です。
 海水浴シーズンの休日にはウニやアワビの放流(ばら撒き?)サービスがあっ
て、大人も子供もそれを拾うのに大騒ぎです。

#ほっかいどガイド第 5版(1997年)に掲載されたレポートを以下に転載します。

|ここのレストランの刺身定食が安くて美味しく、なおかつ量も多かったです。
|でも、ウエイトレスは、近所のオバサンが殆んどです(さすが町営:-))。

<光林荘>:乙部町字館浦 TEL:01396-2-3347 

 温泉付の和風旅館。海の幸をお腹いっぱい部屋食で食べられます。
宿代は「随時問合せ」とのことですが、かなり良心的。 
夏場は朝ご飯にいか刺しを出してくれます(1998年)。

 温泉情報に関しては[2-1-1]をご覧ください。

<ACCルネッサンスセルーラ>:乙部町字館浦 TEL:01396-2-3939

 美しくなるためのホテル(?)。なぜ乙部に出来たのかは謎ですが、温泉や
パック風呂に入ってエステティシャンにつるつるにしてもらった後、懐石料理が
食べられるのだそうです。通常宿泊のみですが、JR函館駅前から日帰りツアーが
出ています(送迎バス無料)(1999年 6月)。

  【日帰りコース】昼食(松花堂御膳)付
     平日(月〜金曜) 3,000円
     土・日・祝祭日 6,000円
     *各税込、1週間前までに予約が必要


10. 熊石町

 温泉熱を利用したスッポン、アワビなどの養殖に力を入れています。キャンプ
場、温泉、海水浴場などは整備されていますが今流行りの観光施設は特にありま
せん。のんびりしにいきましょう。無料で入れる露天風呂「熊の湯」がありま
す。詳しくは[2-1-1] をご覧ください。

<国民宿舎ひらたない荘>:熊石町字平
 
#1998年にML会員がよせたレポートを以下に転載します。

|道南の熊石町にある平田内温泉に 6/6に泊まってきました。(1998年)
|
|温泉を利用した養殖のアワビを安く食べられるのと、川のそばになかなかよ
|さそうな無料の露天風呂があるので、以前から行ってみたかったところでし
|た。火曜日にふと思いついて電話したら「キャンセルが出て空いている」と
|のことで、急遽計画を立てました。
|
|# しかし、札幌から松前経由は遠かった。でも、海岸沿いの道の脇はエゾカ
|# ンゾウやハマナス、エゾスカシユリがたくさん咲いていて目を楽しませて
|# くれました。
|
|場所    熊石町 国道277から内陸に入ってすぐ
|宿泊料 一泊二食付き 7100円 (ただしアワビは一品も付かない)
|              同上   9960円 (アワビ7品付きの「ふるさと御膳コース」)
|              同上  13960円 (アワビ10品付きの「アワビフルコース」)
|電話  01398-2-3330
|
|外見は普通の国民宿舎ですが、熊石町では温泉の熱を利用してアワビやスッ
|ポンを養殖していて、それを安く食べられるのがここの売りのようです。
|とりあえず「ふるさと御膳コース」というのを頼みましたが、これには刺身
|・網焼き・釜飯・唐揚げ・柳川風など7品のアワビ料理が付いています。つ
|いでにアワビのステーキを一皿(1800円)追加注文して分け合って食べました。
|「フルコース」10品になると、一人一人にステーキなども付くそうです。
|
|この宿の温泉は別館になっていて「あわびの湯」という名前が付いています。

 「あわびの湯」の情報に関しては[2-1-1]をご覧ください。

<熊石あわびの里フェスティバル>

 5月の第3日曜日、青少年旅行村で行われる物産まつり。
市価の半額程度でアワビを買う事が出来ます。

<熊石町青少年旅行村>:熊石町字平

 [2-1-2]をご覧ください。


11. 大成町

<親子熊岩>:大成町字長磯

 江差から国道を北上し、大成町に入ったくらいのところに親子熊の形をした岩
がみえます。丁度むかって右側に親熊がたち、それにじゃれるようにして子熊も
立っています。

<太田山神社>:大成町字太田

 一度は行って見たいと思いつつ、実現しないのがココ。
 山道から急傾斜の崖を登ると拝殿があり、さらに百十八の石段を登ると洞窟が
あって猿田彦命が祀られているそうです。鎖につかまって登る難所で道南大霊場
のひとつ。

<臼別温泉>:大成町字宮野

 秘湯として知られていましたが、近年「湯とぴあ臼別」として整備され、気軽
に入浴できるようになりました。大成町にはこの他、貝取澗温泉などがあります。
詳しい情報に関しては[2-1-1]をご覧ください。


12. 奥尻町

 奥尻町=奥尻島です。
 奥尻島は廻りが非常に遠浅の海で、100m位海へ入っても深さが 1m程度のとこ
ろが多いです。その特徴のせいか奥尻と言えば "ウニ" というほど大変ウニがお
いしいところです(ウニの味は積丹より上かもしれません)。その他、海産物はと
にかくおいしいところです。また釣りの穴場としても古くから知られています。

 奥尻島に渡るには、函館発の飛行機か、江差および瀬棚発のフェリーを使いま
す。天候不順によるフェリーの欠航にはお気をつけ下さい。回復段階では波の高
さ 4mでも出航するそうですが、天候が悪化していく段階では、3m程で運休になり
ます。荒れ気味のときは後ろの方の 2等船室が良いそうですよ。

 1993年7月12日22時17分、奥尻島は北海道南西沖地震のため壊滅的な被害を受
けました。現在では復興作業も完了し、1998年春には復興宣言を出しています。

 残念ながら今回のほっかいどガイド第6版[1-1-3]には、奥尻島の新しい情報を
収めることがほとんどできませんでした。なくなってしまったもの、新しく
生まれたものがたくさんあるはずです。以下の項をご覧になって、今の奥尻は
こんなんじゃないぞ!と思われた方はぜひ生の声をお寄せください。次の改版の
際に大切に使わせていただきます。

 刻々と移り変わる奥尻の情報は以下のサイトで見ることができます。
 ○(奥尻島観光協会) http://www.hakodate.or.jp/unimaru/

12.1  観光ポイント

<島内の足>

  路線バスは一日数本です。V字型の路線なので、Vの先端から先端へ行くのは
(左:神威脇、右:海栗前)とても不便です。ちなみに、Vのつけねはあの青苗で
す。私はもっぱら歩きでしたが、何度か車が拾ってくれました。大きい島ですの
で、全部歩くのは大変です。

<鍋釣岩>

  島を代表する観光ポイントです。南西沖地震の津波にも崩れませんでした。

<モニュメントうにまる>

  郵便局発行のふるさとワンポイントメール(写真入り官製ハガキ5枚組)にのっ
てましたので、紹介文を転載します。

|道南の奥尻島は「グルメの島」。豊富な魚介類の中でも、特に名産のウニを
|モチーフにしたモニュメントが「うにまる」です。長浜海岸に昭和59年に誕
|生したスポーツとレクリェーションの公園「ファミリーパーク」の中にある
|「うにまる」には、21世紀へのメッセージと、委託物の保管収納庫が設置さ
|れています。

 長浜はフェリーの着く港と青苗の中間にあります。写真では、夜に光輝く針金
細工状のウニが写っています。津波でどうなっちゃったんでしょうね。
#南西沖地震後もあります。壊れなかったのか復元したのかは不明。

<藻内小学校跡>

 西海岸にあります。平屋建ての校舎とてつぼうなどが背丈以上の草に埋もれて
います。門柱で小学校だったことがわかります。ここは青苗以上の30m 近い津波
が襲ったので、これもどうなっちゃったんでしょうか。
#南西沖地震後の状況不明

<海栗前(のなまえ)>

 「のな」とはこちらの方言で、ムラサキウニのこと。寂しい感じの漁村です。
冬は海からの風が強いので、道路沿い、家のまわりなどは高さ数mの板塀が並ん
でいます。
#南西沖地震後の状況不明

<西海岸>

 奇岩、滝などがいくつかあります。夕日も綺麗です。温泉もあります。

<ナガレパーク:  彫刻家「流政之」氏の彫刻公園>

 書籍「わが奥尻島」(ISBN4-396-10341-7) では、クズレ岬に「北追岬」
「はぐれ鳥」などのモニュメントがあります。今度ここを訪れたときには行って
みたいところでもあります。
#南西沖地震後もあります。壊れなかったのか復元したのかは不明。

12.2  その他

<いか刺し>

 ウニが有名なのでしょうが、やはりいかがお手ごろです。季節によっては
毎食いか刺しが出てくることも。おいしいです。「またいか刺しかあ…」
とぜいたくな悩み。

<ボラ>

 震災後、奥尻のレストランには「ボラとコーヒーのセット」というメニューが
追加されたそうです。(1999年3月確認)
「ゼリー、ソフトクリーム、プリン」の盛り合わせをどうしてそう呼ぶのかとい
うと・・・「ボラ」は魚のボラではなく、復興の手助けに来てくれた「ボラン
ティア」の略とのこと。ボランティアの人達が食べていたメニューなんですね。


13. 北檜山町

 狩場山への登山口。北檜山町はうぐい沼の浮島で有名です。
 1994年オープンの「温泉ホテルきたひやま」は、椴法華村([1-1-2参照])の
「ホテル恵風」と並んで、函館市内のおば様方に人気です(1999年、函館花園温
泉調べ)。北檜山町にはこの他、ねとい温泉などがあります。温泉に関する詳し
い情報は[2-1-1] をご覧ください。

14. 瀬棚町

 マリンスポーツを観光の目玉にしている町です。
 海岸線は道南日本海側のなかでも特に変化に富んだ奇岩、絶壁が多く、狩場茂
津多道立自然公園に指定された景勝地です。
 しかし絶壁が多い分、崖崩れなどの問題にも悩まされてきました。1997年8月
25日の第2白糸トンネル崩落事故により、通行止めとなっていた白糸トンネルは
1999年4月8日に一般車両の通行ができるようになりました。 
 海の町という印象の強い瀬棚町ですが、近藤チーズ牧場のチーズは
おいしいですよ!

<三本杉岩>:瀬棚町字三本杉

 瀬棚の海岸にちびた鉛筆か、どんぐりか、といった風情の円錐型の岩が3本
立ってます。ちょっと苔だか草だかで緑色になっているので、遠くから見るとま
さに「三本杉」です。
 この岩を眺められる断崖の上には、立象山(りっしょうざん)展望台があり、
そこまでは、ものすごい階段がついてます。遠回りになりますが、裏側には車の
登り道もあります。展望台から眺められるのは、まあるい地球と眼下に三本杉
岩。う〜ん絶景だなあ。

        展望台
   -----------------  (高さ数10m)
           |
           |
           |          三本杉岩
           |                   (うまく形がつくれない)
           |         /\
           |        | | 
           |道路、民家   | |
           |------------〜〜/ 〜\〜〜

<せたな青少年旅行村>:瀬棚町字西大里

 [2-1-2]をご覧ください。


15. 今金町

<奥美利河温泉山の家>:今金町字美利河

 電話が無く、携帯電話も通じない山の中。宿泊と日帰り入浴ができます。
土砂崩れにより、営業休止していましたが、1998年に再オープン。問合せ先は、
クアプラザピリカ TEL:01378-3-7111になります。

 温泉情報に関しては[2-1-1]をご覧ください。

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