[1-3-3]小樽 (Ver. 6.01 --- 1999.09.25) 1. 小樽超メジャー編 ここでは、小樽に初めていく人向けに小樽の基本ポイント、観光バスなら必 ず回るところ、また誰でも知っていると思われるところを紹介します。ただし、 そのような基本ポイントが、必ずしも面白いとは限らないので、そのつもり で・・ ◎概略 小樽は、古くから天然の良港として漁業に貢献してきました。特に鰊の水揚 げ港として有名でした。明治に入り石炭の積み出しのために小樽(手宮)−幌 内(三笠市)間に鉄道が開設されると(北海道最初の鉄道で弁慶号が走ったと ころです)、貨物船が入港するようになり、北海道のウオール街といわれたよ うに商業、金融業が発展しました。その後第2次大戦では爆撃を被らず、昔の 町並みを残している小樽は、交通網、情報産業の発達、変化とともにその商業、 金融的中心機能を失っていきました。現在では鉄道のメインルートも小樽を通 らなくなり、いよいよ札幌のベッドタウン的要素と観光都市の要素が強くなっ て行くことと思われます。 また、小樽は古くから文学、芸術の町としても知られています。小樽を愛し た文学者は伊藤整、小林多喜二など数知れず、また養殖網につなぐような海に 浮かぶガラスボールから発展したガラス細工など、興味を呼ぶものでいっぱい です。北原ミレイ「石狩挽歌」にも歌われた、運河と坂道の町、小樽に、一度 遊びに来ませんか? ◯アクセス(記載の料金は1999年6月現在) 小樽観光の起点はJR小樽駅、もしくは小樽フェリーターミナルでしょうか。 車で札幌方面から小樽に入るには、札樽自動車道もしくは国道5号線が一般 的です。しかし、5号線は銭函〜朝里の峠部分が結構混みます。この区間だけ でも札樽自動車道を使うといいかなと思います(銭函−朝里間 普450円)。 また、銭函までは下手稲通りがお勧めです。 JRを利用する場合は、札幌駅から快速エアポートで約30分で、料金は片道 620円です。この区間(特に銭函−朝里間)はJRが日本海に沿って走り、 とっても眺めが良いです(おすすめだよ)。 バスを利用する場合は、JRバスか中央バスになります。小樽−札幌間の高 速バス(直行便、各駅停車バスと値段は同じ)は札樽自動車道を走るため、高 いところから日本海を眺めることになり、こっちもなかなかよろしいのです。 料金は、片道590円、往復1110円です。中央バスでは4枚綴りの回数券が2150円 ですので、人数が多い場合は少しお得かも。 札幌から小樽にお出かけの際は、片道JR、片道高速バスとすると、同じ区 間で2度楽しめます。 小樽の観光名所は、小樽駅と南小樽駅の間に広がっている感じなので、小樽 駅から出発、ずうっと町を見ながら歩いて、南小樽駅に抜ける(またはその逆) というのもよいでしょう。 ○観光案内所 小樽駅前や運河プラザにあります。観光案内所にはわかりやすい地図やパン フレット、割引券等が置いてあります。小樽の観光に限らないのですが、観光 案内所をうまく利用しましょう。因みに駅前の駐車場は30分まで無料ですので 車の方はご利用下さい。 また、小樽の運河プラザにも割引券が置いてあります。 ・小樽交通記念館 通常の2割引。 ・小樽天狗山ロープウエイ 大人 850円のところ 680円 小人 430円のところ 340円 ・おたる蔵屋(ラーメン屋)100円引き。 ○レンタサイクル 港町の「シーガル」(40台)と色内の「ちゃりんこ・おたる」(22台)があり、 小樽を訪れる観光客がよく利用しているようです。小樽は山坂が多いので自転 車は結構大変ですが、運河の周りだけを運転するだけなら平坦なので大丈夫で す。 ○小樽運河 誰が何といおうと、小樽一の名所です。しかし、現在の運河はかつての実際 に水運で使われていた頃の運河ではありません。運河を埋め立てて道路を作ろ うとする道&小樽市と運河を守ろうとする住民との話し合いの結果(詳細は下 記「埋め立て問題」参照)、運河は一部埋め立てられましたが、運河沿いに遊 歩道が作られ、レンガ張りの広場や対岸の倉庫を夜間ライトアップする照明な どが付けられて、運河公園として生まれ変わりました。かつての汚い運河を 知っている人は、是非行ってみてください。変わりようにびっくりするかもし れません。また、手宮方面(運河を海に向かって左の方)へ進んでいくとかつて の運河の名残を少し感じることができるかもしれません。 さて、現在の小樽運河ですが、遊歩道ははっきりいってデートコースで、夏 の土曜の夕方に男一人(複数でも可)で行くと、悲劇かもしれません。夜間は 倉庫が白色光でライトアップされ、運河の遊歩道沿いに並んだオレンジのガス 灯(本物です・・北ガス(北海道ガス)の人が自慢していました:-))と水面 を照らしてあってなかなかきれいです。夜霧がかかるとムードは満点:-)。 また、冬場は雪化粧され、これらの光が真っ白の雪にも反射してたいへん美 しいです。筆者は冬場の夜をお勧め致します。(ただし、ほとんど冬場には人 が来ませんので、一人で行くと寂しいですよ・・) お正月に行くと、停泊している船に「〆飾り」がしてあって、これもグーで す。 「埋め立て問題」 -------------------------------------------------------------------- 埋め立て問題の発端は、小樽市が昭和41年に決定した全面埋め立ての都市 計画決定。都市交通の将来に対処して6車線の自動車道(道道小樽臨港線) を建設することにし、そのルートに当たる運河部分680メートルを埋め立て ようという内容。 論争に火がついたのは、これより7年後の同48年。札樽自動車道出口側か らはじまった道路建設が、運河南端まで500メートルほどに迫り、工事のた め一部の石造倉庫が取り壊されたことからはじまった。この11月、市民有志 が小樽運河を守る会を結成、「運河と石造倉庫群はかけがえのない文化遺産。 汚れた運河水面をきれいによみがえらせ、新しい都市空間を」と、猛烈な住 民運動を開始したのである。 一方、道路建設に小樽の経済復興を託す経済界は昭和52年11月、小樽臨港 線整備促進期成会を組織、一大攻勢をかける。問題は単に開発・保存の観点 にとどまらず「小樽はどうあるべきか」の都市論の領域に広がっていった。 昭和54年6月、小樽市は飯田勝幸北大助教授の提言をもとに、全面埋め立 てから一部埋め立ての“折衷案”を公表。同11月、市議会が臨港線促進期成 会の陳情を採択、全面保存陳情を不採択とする議会意志を決めた。 一部埋め立てへの転換は、保存派の意向も十分に取り入れたギリギリの選 択と同市は説明。翌55年、これに基づく都市計画一部変更が道段階で決着を みた。 しかし昭和56年、57年と、運河問題はさらに激動をたどる。道が小樽市に 提出した公有水面(運河)埋め立て願書に記載ミスがみつかり、書類の作り 直し、再出願の事態に、市議会も大モメを繰り返し、埋め立て着工の最終手 続きとなる免許交付が、市から道へなされたのは、同57年9月までずれ込ん だ。昭和41年の都市計画決定から16年。これで手続き上は一応、終止符がう たれ、同12月から埋め立て準備工事となる水底ヘドロの固化作業、同58年11 月からは本番のクイ打ち工事がはじまった。 しかし、この間の同58年8月、小樽商工会議所首脳が埋め立て再検討の意 向を明らかにしたことから保存派市民の運動も勢いを増し、運河問題は再び 複雑な波紋を広げている。 引用(一部要約) 「小樽再発見」北海道新聞社編 昭和59年5月発行 -------------------------------------------------------------------- ○北一硝子三号館 いわずと知れた、小樽最大のお土産ものやさん。普通『北一』といえば、こ の三号館のことを指します(本店については別項で・・)。本来はどこかの倉 庫だったものを改造した建物です。注意して床を見ていると、トロッコを使っ た線路跡などが残っていたりします。小樽の硝子細工は、今世紀に入ってかげ りの見え始めた小樽の商業に変わる観光産業として、近年もっとも注目されて います。ガラス工業自体は漁港には必須の工業で昔からあったのですが、北一 の現社長が趣味で作り始めたランプや工芸品を中心に事業を拡大したものです。 硝子細工自体は、基本的には長崎びーどろの系統です(と僕は思っている)。 結構広い建物の中にたくさん展示室があり、その全ての展示物が売りものであ るというところが売り物です。常識的に考えられる硝子細工は何でもあります。 入場は無料ですがシーズンはげろ混みです。上りの北斗星の車内や、千歳空港 で、北一の袋を持っている人が何人いることか・・・ お土産の最近のおすすめとしては、硝子のビーズでできた携帯電話ストラッ プでしょうかね。あとは醤油差し。醤油の切れがよく、醤油がたれたりしない そうです。前にテレビでも紹介されていました。他には、ビー玉なんてどうで しょう。色とりどりのビー玉が、けっこう安くてきれいです。 あと最近、三号館のちょっと横にガラスのアウトレットの店ができました。 ちょっとした傷物や、形が悪いものが安く売られています。 ちなみに駐車場は有料です。また、札幌向け臨港線横の駐車場はバス専用に なってしまいました。山側の駐車場では限界がみえみえですから、車で行くと 結構はまると思われます。年中無休です。 まあ、噂では、ここで売っている安物の硝子細工(我々がお土産にするくら いの値段のもの)は、大阪の工場でつくって持ってきている、という噂ですし、 それほどありがたがることもないのでは?と筆者は個人的には思っています。 # 長崎のグラバー園近くで「北一コーナー」を見かけた時は、さすがにあぜ # んとしました(-.-;;)。ルスツのホテル内にも「北一コーナー」があるらし # いです。ここまでくるとありがたくないですね。 ○ランプホール 正確には、北一硝子の中にあるのですが、ここは結構筆者が気に入っている のであえて別項目にしました。硝子細工の一つの使い道としてランプがあるの ですが、ここでは広いホール(かつての倉庫で、天井が高い)の中にランプ以 外の照明を置かず、無数のランプ(何個あるのか知りません)の炎が赤々と燃 えています。中は軽食喫茶になっており、簡単な食事やケーキ、コーヒーなど が楽しめますが、はっきりいってシーズンは混んでいます。そこで筆者は、朝 のオープンと同時に攻めることをお勧め致します。オープン時にはランプに灯 りが入ってなくて、係の人が一個一個ランプに火をつけていきます。まだオー プンの時刻ならすいているし、のんびり眺めていると楽しいものです。入場無 料。 ○オルゴール堂 やはり古い倉庫を改造して、世界中のオルゴールを集めたという触れ込みで す。当然展示品はほぼ全て売りもので、結構安いものから目が飛び出るものま でありますが、基本的にはオルゴールの音色を楽しむというよりその形などを 楽しむ方がメインぽいです。北一と場所が近いため、セットで回る人が多く、 そのためシーズンはやはりげろ混みです。入場無料。 また、オルゴールの親戚ということで、館内にはストリートオルガンが置い てあり、30分毎に実演しています。近くで見ていて志願すれば、ストリートオ ルガンの手回しをさせてくれますが、これは結構見た目より重労働です。覚悟 を決めてどうぞ。 というわけで、ここは基本的には、おもちゃのオルゴールの売場です。ただ、 品揃えが多いので「只今、この曲を切らしています」ってなことはないでしょ う。近くに大きな駐車場があって、北一硝子と共に、お土産ものを買う時間の ないあわただしい観光客でごった返しています。 また、土曜の夜には、オルゴールの夕べと題して、若干の入場料(ただしお 茶が出るのかな)で、もっと高級な普段は展示しているだけのオルゴールを鳴 らしてくれるそうですが、筆者は行ったことないのでわかりません。 オルゴール堂の前に蒸気時計が設置されました。15分毎に時計台の上部にあ る蒸気の笛がメロディー(おなじみのビッグベンのチャイム)を奏でます。冬 は温度差で蒸気がよく見えるそうです。 オルゴール堂2号館は本館のそばに移転したそうです(住所 小樽市堺町6番13 号 TEL(0134)34-3915)。アンティック・オルゴールを聴かせてくれる博物館 のようなところです。本格的にアンティックオルゴールの音色を楽しみたい方 にはお薦めです。ピエロ・エクリヴァン(というピエロが手紙を書きながら居 眠りをするオルゴール)は11:30と13:30からの2回のみ演奏です。どうしても 見たいという人は時間をあわせていきましょう。 一番古いオルゴール堂の横に「小樽オルゴール堂 銀星館」というのができ ました。売っているのは銀製品と石を磨いて作った製品の数々です。 ○ヴェネツィア美術館 小樽にある謎の美術館。中身はというと、ヴェネツィアの文化ということで、 結局高価なガラス細工が置いているところらしいですが、その実体は・・言わ ずと知れた、北一王国のうちの1つです:-p。 1階には、ベニスの舟(ゴンドラ?)が水に浮いています。たしかここまで は無料です。主な展示物は、欧州のちょっといい家庭だか貴族の家だかの箪笥 とか食器などが置いてあるところをグルグルと歩いて回るみたいなところです。 中に喫茶室みたいなのがあって、(きっと高価なカップで)コーヒーや紅茶を 飲むことができます。 最上階にはイタリアンレストランが有ります。値段はそれなりだけども、 シーフードはうまい(イカスミのピラフはいけます)し雰囲気はいいですね。 というわけで、私の主観で言えば入場料払って見るようなもんでもないんで すが、一方、一見の価値はある、王朝文化のきらびやかさもさることながら、 今から何百年も前にあれだけの技術があったというところがすごいものだと思 います、という意見もあります。さてあなたはどう思われますか?:-) ○運河プラザ(営業時間9:00〜18:00(夏期20:00)年中無休(年末年始除く)) 小樽運河のところにある建物です。中には、小樽の物産と称して多数の食料 品(お土産食料品)を販売しています。また、一角には何故かコーヒーを飲め るカウンターがあり、その横でおねえさんが小樽市の観光案内をしてくれます。 ここも一度行くとあまり面白くはないかもしれませんが、ただこの中には小 樽郵便局の出張所があり、郵政省発行の結構よい絵はがきが出ていることがあ りますので、覗いてみる価値はあるかもしれません。 ちなみに、運河プラザでは酒の販売をしていました(^_^)小樽の地酒は「寶 川」と「北寶」の2銘柄が有るのを確認してきました。 ○小樽運河工藝館 小樽運河のそばにあるこの工藝館は、結局ガラス細工を展示するギャラリー です。北一とは違う硝子細工が見たいという人、行ってみてください。また、 ここの3Fではガラス工芸の体験学習ができます。 ○グラス・シップ 小樽運河沿いにある、これまたガラス細工などを売っている店。ここの特徴 は青いガラス細工が多いこと。あと、ガラス製品以外にもいろいろと小物を 売っています。 また、ここの隣にチャイニーズレストラン(店名は「好(ハオ)」)があっ て、結構美味しいらしいです。 ○小樽の石造り建造物 小樽は明治以来札幌と鉄道で結ばれ、北海道の商業の玄関として賑わってき ました。そのため、明治以来たくさんの建築物や倉庫群が建築されてきました。 また、幸いにしてこの町は、第2次大戦で空襲を受けることがなかったのです。 そのため、たくさんの明治以来の建物が残っています。これらの多くはまだ現 役で、記念館ではなく実際のオフィスとして使われています。ほら、町を歩く といたるところに、灰色の肌をしたがっしりした建物が立ってるでしょ。 というわけで、それぞれの建物について説明を書けといわれれば書けないこ ともないのですが、何しろ、例をあげると、「旧日本郵船小樽支店:明治×× 年に建てられた石造り建造物。昭和??年に○○商会に売却され、現在に至る」 みたいな感じのが延々と続くことになりますので・・いかがしましょう?読者 の方の御要望が強ければ、今後の版では載せていきたいと思います。 参考までに、旧銀行街は現在次のような変貌を遂げています。 北海経済新聞社・・・ 旧 安田銀行小樽支店 さくら銀行・・・・・ 旧 三井銀行小樽支店 千秋庵・・・・・・・ 旧 百十三銀行小樽支店 北海道中央バスビル・ 旧 三菱銀行小樽支店 北海道中央バス本社・ 旧 北海道銀行本店 ペテルブルグ美術館・ 旧 北海道拓殖銀行小樽支店 まあ、一つだけ御紹介しますと、 ・重要文化財・旧日本郵船株式会社小樽支店 昔、小樽博物館の建物として使われていました。博物館が小樽運河のとこ ろに移ってから、修復工事を行ない昔の建物を再現しました。中も昔のよう に机が並べられ、照明器具なども昔風のものがついています。 建物の中では靴を脱いでスリッパに履きかえます。2階にある会議室なん かはすごく昔風で格好いい部屋です。私は夕方に行ったのですが、窓から差 し込む光がとても奇麗だったので、夕方に行くことをおすすめします。入館 料は100円。 場所は小樽交通記念館(別項参照)から近いので、小樽交通記念館へ行っ たついでにでも寄ってみてはいかがでしょうか?(小樽マリン号には、旧日 本郵船前というバス停があるそうです。) ちなみに、中山美穂主演の映画「Love Letter」で、この建物が使われた と思います。どこで使われたかは映画を見て当ててくださいね。 ○マイカル小樽(所在地 小樽市築港1番) 1999年3月11日に小樽築港駅近くに「マイカル小樽」がオープンしました。 日本最大規模の複合商業施設で、34万平方メートルの敷地にサティ、ビブレ、 アミューズメント施設、スポーツ施設、銀行、郵便局など200近い施設が密集 しています。 アミューズメント施設の1つにあの吉本興業が運営する「小樽よしもと」が あります。「小樽よしもと」は昭和30年代の街並みを再現し、タレントブース が軒を連ねる「よしもと横丁」や126席の「小樽よしもと劇場」、吉本の歴史 を紹介する「吉本大文芸博物館」などがあります。 隣接地には「石原裕次郎記念館」、同じ施設内には「石原プロワールド 西 部警察」もあり、小樽の新名所となりそうです。 http://www.mycal.co.jp/obc/index.html ------------------- MLメンバー・Kさんからの情報 ------------------- 話題のMYCAL小樽に行ってきました。とにかく人だらけ。まぁ連休だし、 できてまだまもないし。石原プロワールドのところで渡哲也のソフトクリー ムに長い行列ができてるのを横目に時間がないので小樽よしもとに入場。 よしもとの歴史的な資料を見たあとは、所属芸人の出し物というか昔風の 町並みに芸人の資料ブースとギャグ仕掛けがあるって感じです。場内は写真 撮影禁止なのですが、アホト・ショップというアホらしいプリクラが場内に 数箇所あってよしもとの商魂を見た気がしました。まんまちゃんと撮れるの とか、寝そべって撮るやつとか、変わったものばかりです。一回300円で4分 割シール。 劇場もあって、その日は幹てつやが来ていました。入場料1200円はちょっ と高いかもしれませんが、話のタネに一度はってとこでしょうか。 駐車場はMYCAL全体で5000台収容らしいので問題なくとめられました。 (1999年5月) -------------------------------------------------------------------- ------------ 北海道温泉ML会員 小樽市M.Cさんからの情報 ------------ 「フライツァイト小樽」2000円 小樽市築港(マイカル小樽内) 先日オープンしたばかりの日本最大規模のショッピングスペース内にある 健康トレーニングジムの風呂です。ウェアやバスタオルなど一式貸してくれ ます。塩サウナなどがおもしろそうでしたが、塩を持参するか、買わなけれ ばならないため、未体験。そのほか、寝湯や泡風呂など一式そろっています。 温泉の湯は、スタンダードな浴槽一つでしか使用していないようで、無色 無臭のやや塩味の湯でした。で、露天風呂なのですが、この内湯とは別の階 にありわざわざウェアを着て、エレベータか階段を使って行かねばなりませ ん。まあ、海が見えて素敵かなとも思う風呂でしたが、建築の構造的問題の ようで、露天風呂に風が吹き込むようになっています。ビルから突出して露 天風呂があるのではなく、内側に作った感じなので当然といえば、当然なの です。で、風のせいで全然落ち着けない(^^; (1999年3月) -------------------------------------------------------------------- ○寿司屋通り 道沿い(車も通る、大きな道です)に、寿司屋が何軒もならんでいます。そ れで寿司屋通りと呼ばれるようになりました。 で、ここの寿司屋ですが、どの店に入っても値段はほぼ同じです。味もまず くはないそうです。が、このガイドを見ている人ならおわかりですよね・・ もっと穴場があるのに、わざわざここに行く必要はありません。しいて行くな ら、寿司屋通りに何故か一軒うどん屋がぽつんとあって、ここのうどんがなか なかおいしいです:-)。(詳しくはマイナー編で) お寿司屋さんにどうしても行きたいのなら、地元の人は、結構こういう情報 に詳しいので、地元の人にいま一番おいしいところを聞くのが良いです。 「キャッチ寿司屋」なるものが、「他の店は冷凍ものだけど、うちの寿司は 生だよ!」とか、「一品サービスするよ!」とか言って客をだますという情報 も入ってきていますので注意しましょう。 なお、参考までに、小樽でおいしい寿司を食べるための方法です。:-) (MLメンバーAさん談) (1)寿司は火曜日の昼に食べに行く。 日曜日は魚市場が休みですので、冷蔵/冷凍保存されたネタしか出てきませ ん。月曜日は寿司屋さんが休みですので、火曜日にはネタはよほど悪質な店で ない限り、新鮮ということになります。 加えるに、月曜日に海が時化ていなければ近海もののネタは完璧です。 (2)寿司屋通りの店には入らない。 寿司屋通りの店は観光客相手の店ですので、総じて割高です。 (3)寿司のランクは「ウニ」「アワビ」がめやす。 「ウニ」の入っていない寿司はわざわざ小樽に来て食べるまでもないのでは ないでしょうか。ウニが入って1800円〜2000円ならリーズナブル。 にぎりの中に「アワビ」が入ると最高級のものと判定していいでしょう。 (4)できれば地元の人と一緒に馴染みの店へ やはり、飛びこみの客と馴染みの客では出される寿司に差があります。私な どは学生ですから、馴染みの寿司屋なんて望むべくもありません。(;_;) 馴染みの客の「にぎりのおいしいやつ」という注文にかなうものはないそう です。 ○お寿司屋さん というわけで、ML会員のおすすめ寿司屋をいくつかピックアップしてみま した。おいしいお寿司の情報を募集していますので、おいしいお寿司屋さんの 情報がありましたら、ぜひMLまでレポートを送ってください。 ・みよ福(TEL 0134-22-3429) 都通りの銀座という店の向かいの小さな通りを,海側に30m程くだった下 から2件め辺りにあるお寿司屋さん。小さいお店ですが地元の人は割と知っ ていて,行った人が大体褒めているそうです。値段も良心的で美味しく、 MLの中でも人気のあるお店です。 ------------------- MLメンバー・Mさんからの情報 ------------------- 並(1200円)、上(1500円)、特(1800円)の3種類がありまして、中でも「特」 は、大トロ、ぼたんえび、うに、あわび(直前まで生きてた)等、一通りの高 級ネタが乗っており、コストパフォーマンスは素晴らしく高かったです。握 り方が若干固いかな?とは思いましたが、それでも特上ネタをこの値段で食 べられる店は北海道でもそんなに無いと思います。ちなみに、寿司を食べる 前に刺身も注文しましたが、ネタの豪華さは寿司と同様です。当日は寿司、 刺身各2人前とビール(大ビン)一本で6300円でした。また小樽界隈に寄った 時には、ぜひ行きたい店ですね。(1998年4月) -------------------------------------------------------------------- ------------------- MLメンバー・Aさんからの情報 ------------------- 特は中トロ、イカ、ブリトロ(らしきもの)、ホタテ、ボタンエビ、玉子、 シャコ、あわび、ウニの9品です。ネタはかなり大きめで、わさびは少々き つめです。イクラは上にぎりに入ってました。狭いお店なので、ピークシー ズンにゆっくりするには勇気がいるので、15分で(笑)出ました。 (1998年8月) -------------------------------------------------------------------- ・しゃり膳 寿司屋通り近くにある店のなかでは、なかなかおすすめではないかと思っ ているのは私だけでしょうか? # 絶対・絶対おすすめできないのが、ガイドブックにのっていると思うの # ですが、日野亭です。味は確かにおいしいと思いますが、値段が高すぎ # る!!あそこに行くくらいなら、もっともっと美味しい店があるな〜と # 思います。 ・新撰組 字があっているかは自信ありません。なかなか良心的な価格でおいしかっ たそうです。場所は花園町です。 ・蔵 花園町の表通りにあります。店頭で料金/内容は明示されています。特上 で2300円、お好み生鯆2かん600円でした。ちょっと寿司屋らしくないのです が、寿司屋通りの店に比べて同程度の内容で1000円位安いようです。 ---------------- 読者からメールで寄せられたレポート ---------------- メニュー上は桶で最上級の『お好み』を注文しました。それでも3000円で す。大とろ、うに、鮑、ぼたんえび、ひらめ、紅さけ、甘えび、イクラ、 ほっき、いか、赤身等全12〜13カンあったと思います。じょっぱ汁の様なも のが付いていました。ネタには何ら仕事をしてありませんでしたが、おいし く、又ボリュームもありました。 そう言えばメニューに『お好み』(1.5人)と書いてあったような気がしま す。シャリは少しすっぱめ。関東方面から比べると、とても安いような気が しました。こちらも昼間入ったのですが、地元の方と思われる人も来られて いました。ここはなかなかお勧め。 -------------------------------------------------------------------- ・政寿司 有名な大型店で、お味の方はおいしいと言う人、寿司屋通りの中ではいい 方と言う人、普通と言う人など様々です。はずれではないようですね。 ------------------- MLメンバー・Hさんからの情報 ------------------- ここへ来るのは3度目ですが、やっぱりおいしかったです。板さんにより ますと,お客さんは100%観光客で、地元の人はいないとのこと。というこ とは地元の人はもっと安いお店を知っているってことなんでしょうが、セッ トメニューで2〜3000円台、トロやいくらもちゃんとしておりますので、納 得がいきます。 お好みでアジも握ってもらいましたが,これまた絶品。ただし1個で300円 ですから,値段相応といいますか。 タワー駐車場(正式名失念ですが、通りの中程にあるタワーパーキング。 政寿司の正面)なら政寿司のレシートで無料,とのことでした。(1998年5月) -------------------------------------------------------------------- ・柏寿司 ここは旅行ガイドに良く出るくらい有名な店ですが、地元での評判が良く ないので、おすすめできません。どうしても行ってみたい方は、地元の人に 評判を聞いてから行ってください。 ○一心太助(TEL0134-34-1790) おそらく小樽で一番有名なお店。狭い店の入口には、開店前から客が列を作 ります。夕方4時頃の開店と同時に、壁にかかったメニュー(基本的に生もの。 刺身、いくら丼など)の札が品切れとともに裏返っていき、全部なくなると店 じまい、こんなお店です。ここの特にお勧めは、「いくら丼」でしょう。これ はすごいそうな。いくらを半年は見たくなくなるという噂もあります。値段も、 安いです。因みにお値段は次の通りです(1998年2月現在)。 かき 500 えび 1000 たらばがに 3000 ほっけ 400 いくら 500 かきす 500 ししゃも 400 しめさば 500 一心茶漬け 400 八角 600 いか 500 親子丼 900 ほたて 500 はまち 500 いくら丼 800 観光客が殺到するので、開店前から列にならんでないとおいしいものは食べ られません。ちょっと遅く行こうものなら、裏返った札の列を見てあぜんとす ることでしょう。どうしても行きたいのなら、あらかじめ予約しておきましょ う。予約は4時と6時からのどちらかで、追加注文をしたいなら4時にしておい た方がいいです。予約時に食べたいネタがあればそれを言っておくと良いで しょう。食べたいネタと「3人で1万円」などと予算を言い、あとはお任せって こともできます。「3人で1万円」も頼むと結構な量がでてくるので、くれぐれ も予約し過ぎて食べ切れないなんてことにならないように。もし食べ残したら、 おりにつめてもらいましょう。 冬(2月の週末)に行ったら並ぶことなくすぐに入れました。店の奥にある 座敷も閉鎖しているほどで、冬なら混むことなしに好きなものを食べられるか も。 ------------------- MLメンバー・Mさんからの情報 ------------------- ここは飲み物の持ち込みができます。お飲み物はと聞かれたら、持ち込み ですというとグラスを出してくれます。場所は、小樽駅を背にして5号線を 右(札幌方面)に行き、鉄橋をくぐったら左折します(細い路地)。 小樽駅から5号線を歩いていると、向かって右手に酒屋さんがありますの で、そこで飲み物を仕入れるといいでしょう。 -------------------------------------------------------------------- ○三角市場 かつての闇市が発展してできたとか。敷地の形が三角形をしているので、そ う呼ばれます。小樽の駅前にありますが、その実体は・・今や大部分の店が観 光客相手にぼってる店といって過言ではないでしょう。特に、入っていくとや たらカニを試食させてくれる店が数件ありますが、ここでは絶対に買ってはい けません。大体カニなんてものは、絶対手に持って重さで買わないと、損しま すよ。冷凍物も、身がパサパサだし。で、ここで買うとこのようなものを買わ される確率が高いです。今や地元の人が寄りつかない・・ これが三角市場です。 ちなみに、カメラを持ってウロチョロしていると、観光客だと思ってすぐ声 をかけられます(「カニ安いよ!宅急便で送れるよ!」って)。ご注意。 が、中には良心的なお店もあります。僕のお勧めするのは、三角市場の通路 を駅の側の入口から入って、カニ売りのおばちゃん達を振り切って、船見坂下 のもう一つの出口の近くにある、「たなか商店」というお店です。何を売って いるお店かといいますと、お惣菜やさんですね。鰊の切り込み、石狩漬け、松 前漬け、たこの塩から、いかの塩から、などなど、安くておいしいです。味見 もさせてくれますが、ここは大丈夫。地方発送もしてくれますが、実家の高知 まで送った時、鰊の切り込み、石狩漬け、松前漬け、各300グラムずつ送った けど、クール宅急便代の方が高くつきました。日曜休業だったと思います。 ◯石原裕次郎記念館 めちゃくちゃ混んでいます。入場料大人1500円、夏期は19時まで入場可能 (20時まで営業)だそうです。いったことないから知らないよーん:-)。 ちなみに、総工費??億円をかけて建てられたこの記念館、元をとるのに3 年だか5年計画だったのが、1年で回収できてしまったとのこと。裕次郎ファン のおばさま達の落していくお金は半端じゃないらしい・・記念品(例えば復刻 版レコードならぬ復刻版CDなど)がものすごく高いんですが、それでも買わ れる方は買うんですよね・・ ------------------- MLメンバー・Nさんからの情報 ------------------- 私も中には入ったことはないですが、お土産を売っているところまでなら 行きました。ここの喫茶店は、コーヒー一杯1000円ぐらいしました。いろん なものが高いので、結局何もしないで帰ってきました。 -------------------------------------------------------------------- 2. 小樽メジャー編 ここでは、超メジャーとはいえないまでもガイドブックに載っているような メジャーなところを取り上げます。小樽には行ったことがあるという人にも、 また違った顔を見せてくれることでしょう。そんなところを選んでみました。 ○坂道 小樽は、坂道の町。町中至るところ坂道があり、町全体が傾いているような 感じも受けます。海と山が迫っていてその間に町があるため、一般に勾配が急 で、かなりの部分が急傾斜崩壊危険地域(だったかな)に指定されています。 中には19%だの20%なんて急傾斜の標識もあったりして・・坂道をのんびり散 歩するのも、なかなかのものですよ。 というわけで、ここでは特に有名な坂を2つ、御紹介します。 ・地獄坂 小樽商科大学に向かう学生なら誰もが歩く地獄坂。由来はその坂道が長く きついところに由来します。斜度10%、の表示のある長い坂道を一気に上る と息が切れ、しかも冬には坂道が凍り付き、その中を遅刻しないように学生 が急いでかけ上っていく・・ うむむ、地獄だ。というのは昔の話らしいですが・・(笑い) 今の学生は遅刻しないようにタクシーで登校します(^_^)。で、冬には急 坂にタクシーが連なって、しかも途中でスリップして立ち往生したりするの で、別な意味で(財布とタクシーにとって)地獄坂になっています。 # いやぁ、笑えないなぁ(^.^;;;)。 ・船見坂 細くて急な坂道を、のんびり上っていく。くたびれて、途中ひと休み・・ 振り返ると、両側を家に囲まれた坂道のむこうに青い海が輝き、港には船 が・・船見坂は、そんなところです。小樽駅を出て、交差点を左に折れ、最 初の交差点が船見坂下。そこから登っていきます。のんびり歩いて約10分の 散歩です。途中、後ろを振り返るのを忘れないように。 坂を登り切ったところに、「ぽんぽん船」という民宿がありその前が広場 になっています。右に曲がると、「小樽時代」というカフェレストランが見 え、その手前に空き地があります。ここからの小樽の港の眺めは、最高で す!!ちなみに喫茶店の方は入ったことがありませんが、ロケーションから 見て眺めは最高のはずです。なお、旭展望台(詳しくはマイナー編で)への 登り口が、先ほどの広場のところにあります。 ○北一硝子本店 国道5号線沿いにある、あまり大きくないお店。ご存知北一の本店です。 人がいっぱいの三号館に比べて比較的すいており、穴場的な存在です(最近は そうでもないけど)。品揃えは到底三号館には及びませんが、結構品の良い品 が置いてあります。三号館は人が多くてうんざりという人はこちらをどうぞ。 また、2Fは珈琲舎・洋燈(らんぷ)になっておりコーヒーなど飲めます。結 構昔、1978年頃からやっています。この喫茶店では、たまにヴェネツィア美術 館の入場割り引き券がもらえるという話もあります。 ------------------- MLメンバー・Tさんからの情報 ------------------- ここの2Fはゆっくりくつろげます。小樽に関する本や写真集などが置い てあり、街歩きに疲れたら格好の休み場所です。でも、大抵の人は新婚旅行 の2人連れで、メモを開いて「○○さんには予算××円でワイングラスで…」 などとやっています;_;。 -------------------------------------------------------------------- わはは。北海道に来る新婚さんはまず小樽に立ち寄りますので、こういう ケースも多いでしょうね。これにめげずに、ぜひ行ってみてください。 ○海鳴楼(かいめいろう)営業時間 9:30〜19:30 年中無休 ここにはオルゴールが置いてあります。しかしオルゴール堂とはいろいろな 面で違います。(建物は昔建てられたものの内装を改造してある) まず、数はオルゴール堂に比べると断然少ないです(店自体も小さい)。 しかし、その品はオルゴール堂がどちらかというと市販されるのが目的の手頃 な値段のものが大部分であるのに対して、ここのはその大部分が万単位。それ も10万、100万クラスがゴロゴロしているということです。当然、その音色は 素晴らしい!!の一言につきます。オルゴールでここまでできるのね。と、 その時受けたショックはしばらく消えませんでした。一応店に並んでいる品物 は、手にとって聞いてみることができますが、どれもが今述べたように高価な ものなので、くれぐれも壊さないようにね。 また、店の奥は小さなホールになっており、ここでは30分ごとにミニオル ゴールコンサートが開かれます。入場料は紅茶付525円、紅茶・シュークリー ム付735円で、下手な喫茶店に入るよりいいかもしれません。ホールにも観賞 用のオルゴールがあり、それを聞きながら開演を待ちます。コンサートが始ま ると、係の人がいろいろ説明してくれながらいろいろな種類のオルゴール、ま たはそれと思想が同じもの(ストリートオルガンや自動演奏ピアノまで)を聞 かせてくれます。このミニコンサート、プログラムは日変わり(または時間変 わりか?)で、そこにあるものを全部一度に聞くことは残念ながらできません。 一応開演時間は決まっていますが、冬期など人のいない時には随時やってくれ るみたいです(この春行った時には、僕一人でもやってくれました。)。 基本的な演奏メニューは、毎回同じなんですが、人が少ない時なんかに「前来 て、これとこれ聞いた」みたいな話をすると、別の聞いたことのない方のもの を演奏してくれたりします(ただし、普段流しているものに、一番いい音がす るものを選んであるそうです)。 ここのオルゴールは、本当に玩具のオルゴールの域を脱して、立派な楽器で す。是非訪ねてみてください。筆者はここを強く押します。 場所は小樽市博物館の近く、運河から小樽駅に向かう坂道を登って、博物館 の次の通りを右に折れ、しばらくいったところにあります。入口はあまり派手 でないので、お見落としのないように。場所は、 ==========運河沿いの道(道道臨港線) →札幌 || || ||● || ○|| ====||=========== ☆ □|| ■|| ☆:海鳴楼 ●:海猫屋 ○:スタンド □:公園 ■:フリーランス 少し場所はわかりにくいかもしれません。海猫屋の筋向かいの隣の隣くらい のとこです。海鳴楼の向かいは「大正硝子店(?)」とかいうお店があります。 夕暮れに行くと、白熱灯の暖かい光が洩れているのでまだわかりやすいですけ ど・・ #冬の夕暮れなんか、この光が雪に反射してきれいなのであった。 まあ、コツとしてはまず公園を目印にしていき、公園から一軒一軒見ていく のが一番確実でしょう。一応渋い看板が出ているんですが、地味だしなかなか わからないでしょう。 私のお勧めコースは、冬の夕方海鳴楼でたんまり聞いたあと運河まで歩き、 6時の近くのホテルか何かの仕掛け時計の音を聞きながらライトアップが雪に 反射する運河を眺める、というものであります。寒い冬、妙にもの悲しくなる のでありました・・・ 運河沿いには支店があり、オルゴールギャラリー海鳴楼といいます。こちら は主にお土産に手軽に買えそうなオルゴールの販売をしています。 また最近、海鳴楼に新たにオルゴールを自分で作れる店舗がオープンしたそ うです。ベース(箱、板など)+飾り(いろいろ)+ペイント(各色取揃)+ オルゴール(数百曲からチョイス、手回し、ひも付き、自動)を自由に組み合 わせてお値段は千数百円〜数万円。 ○海猫屋 小説「海猫屋の客」の舞台として有名な喫茶店。場所は、小樽市博物館の近 くです。昔は北方舞踏派の拠点(前衛舞踊の一派)で妖しい雰囲気の店でした (海猫屋はライブハウスでした。確か、ささきこのみという歌手がここから誕 生したんではなかったかなぁ?)が、最近はリニューアルしておしゃれなカ フェバーになりました。「はるかノスタルジイ」のロケでも使われました。 レンガ造りの倉庫を利用したところで、メジャーな割には案外客も少なく静 かで薄暗い店内は、昼間っからいい雰囲気?があります。味もなかなかでスパ ゲティのバジリコ・トマトが美味しかった。コーヒーは少し高めですが、スト レートコーヒーは結構本物で、マンデリンを飲みましたが豆の特徴がちゃんと 出ていました。夕方以降は、パブになり、メニューも昼間とは別のものになり ます。 「海鳴楼」の社長さんの話では、スパゲッティやハッシュドビーフランチの 大盛りが少しの追加料金でできるそうです。 なお、ランチタイムとディナータイムを外すと食事がほとんどできませんの で要注意です。 ちょっと暗くて、空気が悪い、という感じを僕は受けましたが、まあ話のタ ネにいってみてはどうでしょうか。決して悪いところではありません。 ○おたるワイン 小樽市のみの限定販売というワインがあります。 「小樽市のみなさまと乾杯」 北海道ワイン(株) 白、ロゼ、赤とあり、各720mlで1本600円です。限定販売ではないですが、他 にも以下のような小樽ワインがあります。(720ml 1本の値段) キャンベルアーリー ロゼ 700円 房選りキャンベルアーリー ロゼ 800円 ナイアガラ 白 1000円 デラウェア 白 950円 セイベル 赤 1000円 セイベル 白 1000円 ミューラー 一番絞り 白 1100円 ミューラー 完熟フリーラン 白 1800円 ツバイゲルトレーベ 赤 1800円 ツバイゲルト・セーベル50% 赤 1300円 ------------------- MLメンバー・Aさんからの情報 ------------------- 私はミューラー 完熟フリーランが一番美味しいと思います。:-) -------------------------------------------------------------------- 小樽の丸井今井のお酒売場には、ワインの種類が揃っていて、まとめ買いを すると送料も安くつく(10本送ってもほとんど1本分と変わらない送料で送れ るそうです)ので酒好きの方は一度のぞいて見てください。 また、札幌の五番館西武にある「酒蔵」にも小樽のワインが置かれているの で、札幌から小樽まで出るのが面倒な時にはここでも手に入ります。 ○小樽ビール(小樽市港町5-4 TEL 0134-21-2323) 酒税法が改正されて、年間の生産量が従来の1/50で免許がとれるようになっ たために、各地で地ビールをつくる蔵の建設ラッシュがおき、その時にできた のが小樽ビールです。 倉庫を改造した建物で、中に入ってみると、ビールの醸造タンクのようなも のを囲むようにカウンター席。まわりにはテーブル席という感じで、広いとい うわけではないですが、空間をうまく利用したうまいつくりになっています。 私が地ビールを好むきっかけになったのがこの小樽ビールでした。ビールを おいしく飲める温度が8度ということでちょっと温めに感じますがおいしいで すよ。ビール好きの方、小樽を散策して疲れた際にはぜひどうぞ。 ここでは工場見学ができます。工場を案内してもらい原料の麦を食べさせて もらったりしました(残念ながら試飲などはありません。)。工場見学は午前11 時〜午後8時の毎時間00分に開始で、所要時間は20分程度です。もし、工場見 学の時間にうまく時間が合わないときは受付で申し込んでおいて、時間までレ ストランでビールを飲んでいるといいでしょう(工場見学の後も席を取ってお いてくれます)。 ここでビールを飲むと何種類かのコースターがもらえます。このコースター は9枚でビール工場の絵が完成するようになってます。どうしても全種類欲し い方には9枚セットで600円で売ってます。 小樽ビールは基本的にはここでしか飲めませんが、札幌市内の居酒屋「春花 秋灯」や、千歳空港待合室にある全日空商事でも飲むことができます。 ビールの種類 ・ヘレス 450円 アロマホップの芳醇な香り高いコクとやや甘い飲み口。黄金色です。 ・ドンケル 450円 麦芽ローストを使用し、茶褐色で、けっこうキャラメル味。 ・ヴァイス 500円 小麦モルトと大麦モルトを使って仕上げた、さわやかなのどごし。 バナナ風味。 また、独特の凝った瓶に入った1リットル入りが2800円で販売されていま す(この瓶を持って行くと1500円でビールを入れてくれます。)。ただし、賞 味期限は4日間なのでお土産に買う場合は気を付けましょう。 年中無休で、営業時間は11時〜23時までですが「醸造量を越えるお客様の御 来店が予想され」るため、夏季に限って変更するようです。 夏季営業時間 7月〜9月中旬迄 平日 月〜金 16時〜23時 土・日・祝日 11時〜23時 お盆・潮まつり期間 11時〜23時 *ビール供給量に限りがあり、需要量の変動により若干営業時間が 変更になる場合もありますので、予めご了承下さいませ。 ○フィッシャーマンズハーバー(小樽市高島1-8-16 TEL 0134-33-5623) 小樽のフィッシャマンズハーバーと札幌の海鱗丸とで発泡酒『地ビーア』を 販売しています。生産元は小樽高島1丁目で海鮮料理店などを経営する「かい りん」だそうです。場所は高島の柏寿司の少し先です。石原裕次郎記念館の前 に看板がでていました。 ビールの種類 ・二人の夜明け 麦芽100%旨さ、アロマホップの芳香でドライ仕立て。 ・モルトのときめき 苦みと炭酸ガスを抑えてあり飲みやすくほのかな甘み。 ・夜のうらぎり モルトの深い旨みとこうばしい香り。 営業時間 正午〜午後10時 海鱗丸 札幌市大通西4丁目新大通ビル B2/地下鉄3番出口前 TEL 011-272-8755 ○小樽丘の上ビール(所在地 小樽市桜4-10-1 TEL(0134)52-2626) ビールはアルトとビルスナーと寒期限定ビールがあります。建物はログハウ スで、パンフレットには日本最大級ログビアレストランと書かれています。 ここの地ビールは瓶でも販売しているので、町中の食べ物屋でも飲めるとこ ろがあると思います。私は「かに倶楽部」で飲みました。 場所は朝里駅と小樽築港駅の中間くらいのところで、小樽駅から中央バス 「望洋パークタウン」、「マリンヒルホテル」行きでニュータウン桜入り口で 下車(約16分)します。車ですと札樽自動車道「朝里IC」から約2分のところに あります。 ビールの種類 ボック キレとコクの両面を合わせもち、喉ごしが良い ピルスナー 世界の主流となっているタイプ、爽やかな飲み 口と香りが特徴 黒ビール(蔵出し限定) コク深い味とキレが特徴 営業時間 午前10時〜午後9時 ○ワインカフェ・ワインショップ 小樽バイン (小樽市色内1-8-6 TEL 0134-24-2800) 1996年冬にオープンしたワインのお店です。場所は日銀小樽支店のはす向 かい、もとの中央バスの本社が入っていたビルです。 数段ある階段を登って入口を入ると、左右にさらにドアがあり。右はワイ ンショップで、小樽ワインを中心に売っています。地方発送もしてくれます。 バイン特性のチーズを何種類か売っていました。 左がワインカフェとなっており、グラスワインが300円前後からあります。 また、小樽ワインの製造元である北海道ワイン(株)小樽毛無山工場で作られた 小樽ワイナリービール(550円)が飲めます。 ドアを開けると木と石の落ち着いた空間が広がります。窓側の足高のイスと テーブルがセットされた席からは、日銀小樽支店が見えます。日銀小樽支店は 夜ライトアップされていたと思うので、なかなかいいかも。3人掛けが4テー ブル、4人掛けが3テーブル。奥の方には普通の高さのテーブル席が15席ぐら いかな。さらに奥の方には足高のイスとテーブルが何席かありました。カップ ルだったら、断然窓側の席がお薦め!(^^) 営業時間 午前10時〜午後10時30分(季節によって営業時間の変動があります) ○北の誉酒造 小樽製造工場(小樽市奥沢1-21-15 0134-22-2176) 1996年に「酒泉館」がオープンし、酒造の歴史・酒造り工程を展示を見るこ とや、試飲が気軽にできるようになっています。工場見学は事前予約をすれば、 可能です。 ○おたる散策バス マリン号・ろまん号 小樽の町を歩いているとやたら目立つバスが走っています。それがマリン号 とろまん号です。その実体は、小樽の観光地を循環しているただの路線バスで す。「マリン号」はバスの車体に絵が書いてある派手なバスで、「ろまん号」 はレトロっぽい赤と緑のバスです。 料金は、どちらのバスも1回乗車200円です。4回以上乗り降りするのであれ ば、市内1日乗車券750円を買った方がおトク。小樽運河沿いの運河プラザ内、 小樽駅前の中央バスセンター、バスの中の3箇所で1日乗車券を販売しているそ うです。運河プラザでは市内観光地図もくれるそうです。 ただ、小樽の街は歩いてもたかがしれているし、歩いた方が面白いですよ。 おたる散策バス マリン号(23便)・ろまん号(15便)経路 (1999年6月) 小樽駅前−博物館前−北運河−交通記念館前−旧日本郵船前−田中酒造店前 −小樽運河−北一硝子前−勝納埠頭(新日本海フェリー)−マイカル小樽 −ぱるて築港−小樽港マリーナ・石原裕次郎記念館−工業団地中央 −勝納埠頭−日銀前−小樽駅前 (小樽駅前発 9:07から18:22まで15分おき) ○ポートシャトル 築港駅から降りてマイカルに渡り、マイカルから小樽運河方面に行く人の足 としては、小樽ろまん号やぱるて築港線小樽駅直行バスの他に、小樽港を巡る、 海上バス(?)「ポートシャトル」があります。元々、アリーナと第三埠頭を結 んでいた、クリスタルオブザシー号を延長したものだそうです。1日6往復で、 日祭日や夏休みなどは増発されるようです。 料金は400円(小200円)。運行距離約 4km。所要25分。 ○おたる駐車場マップ 車で行く人向けの情報ですが、小樽は大きな駐車場がほとんど無いので、 結構駐車場を探しまわることになります。 車で小樽に行かれる方は、まず観光案内所に飛び込んで「おたる駐車場マッ プ」をもらいましょう。 「おたる駐車場マップ」というからには地図に場所がマーキングがしてあり ます。一般有料駐車場、臨時駐車場、観光・文化教育・宿泊施設などの専用駐 車場に分けて書かれていて、一般有料駐車場では駐車場名、およその収容台数 /型式、営業時間、住所/TEL、備考としてボンゴ車/外車可などが書かれて います。 ○叫児楼(きょうじろう) 静屋通りにある、石倉を改造して店にしたスパゲティー屋さん。というより 軽食喫茶です。概観は灰色の石がむき出しで地味な雰囲気で、ちょっと注意し ないと見落としてしまいます。入口もそんなに広くなく、看板も地味で目立ち ません。石でできた建物の壁につる草が巻きついて、なかなか由緒ある建物と いった雰囲気をかもしだしています。 店内はそんなに広くはありませんが結構落ち着いた雰囲気です。メニューで はコーヒーなどもさておき、やはりスパゲティーがお奨めです。イカすみのス パゲティーなどがおいしいようですよ。どちらかというと洒落ているこの店、 是非町歩きコースの中に加えてみてください。 ○庄坊番屋 国道5号線を小樽駅から札幌方面に向かってしばらくいくと、花園十字街と いう交差点があります。そこを右(山の方)に向かって折れてしばらくいくと、 右手にあるのがこの「庄坊番屋」。店名の由来は、もともと消防署があったと ころで、その跡地にできたところから来ています。基本的に居酒屋さんなのか な・・朝11時頃から開いていて、食事どころでもあります。メニューは生もの、 寿司、てんぷらなど、一通り揃っています。 かつてはガイドブックなどには載ってなく、いつ行っても地元のお客さんが 大半でしたが、最近になってガイドブックにビシバシ載るようになってきてお り、はっきりいって今やおもいっきりメジャーです。安くておいしかったので すが、以前と比べると量も減り料金も高くなったという話も聞きます・・ ○マルタ寿司 ここは地元の人用の,とんかつ定食やら塩ラーメンやら焼き鳥なども食べ ることができる,どっちかというと食堂/居酒屋です。セルフサービスの番 茶のポットの横には,タッパー入りのタクアンと浅漬けがあったりします:-)。 寿司のセット(各10貫入り)は1300円くらいからで,一番高い運河寿司が 2000円で鮑,シャコ,ウニが入ります。店構えを小奇麗にした観光客用の店 だと2000円が最低(同行した客の話)だし,美味い寿司を食べたいのなら,私 は札幌の寿司善本店を薦めますので,まあコストパフォーマンスとしては良い んではないかなあと思います。あと3000円以上利用だと,横の東映パーキング が1時間無料になります。 / -----------------+---------/-- 丸井+ | / グランドホテル| /函館本線 |マルタ/ 北 |寿司 / ↑ | / 西←+→東 | / ↓ -----------------+--/-------------- 南 国道5号線 | / ○かに倶楽部(crab club) 運河沿いにあるカニ料理を専門に出しているお店。大きさで値段が違いま すが、大(?)、中(4900円)、小(4000円)がありました。 ちょっと高いような気がしますが、二人で1匹程度、それもゆで立てであれ ば安いかなという気もします。熱いのを割ってかにみそを食べ、生ビールを キュッとやる。たまりませんなー(^_^)v 「毛ガニセット」: カニ・カニの味噌汁・おにぎり・漬物などで構成されて いたと思います。(もう一品ぐらいついていたかな?) 「運河セット」 : ゆでたて毛ガニ、ずわいがにの足(片方)、甘海老のか ら揚げ、鉄砲汁(かにの味噌汁)、おにぎり、漬物。 4000円 3000円のセット = 「運河セット」−ずわいがにの足(片方) 5000円のセット = 「運河セット」+なにか(?)追加 お店の人に「毛ガニの食べ方(毛ガニの解体の仕方)はわかりますか?」 と聞かれるのですが、そこで「わかりません」と答えると、お店の人が解体 して食べやすくしてくれます。(^^) ○魚一心 おすすめは定食。600円で刺身が6種類、鯖の煮付けが付いており、はっきり 言って安い。 ○ぱんじゅう 小樽の町中で売っている、お菓子。といっても、お土産やさんで売っている ようなものではありません。どちらかというと、たいやき、今川焼き系統です。 大きさはたこ焼きを一回り大きくしたぐらいで、中にはあんこが入ってます。 かといって甘過ぎず、お茶菓子などにはなかなか良いです。皆さんも、ぱん じゅうをほおばりながら小樽の町を歩きませんか? 北海道には、ぱんじゅうの店が何件かありますが、一番有名なのは「西川の ぱんじゅう」でしょう。小樽ではじめてぱんじゅうを売り出したのがここだっ たかな?場所は「みやこ通り」にありますが、いつ前を通りかかっても混んで います。 ちなみに、1個はちっさいですから、10個単位で注文しても大丈夫ですよ。 地元の人は平気で「20個」とか「30個」とか買っていきます。午後の2時ころ に「本日の営業は終了しました。」という紙が出されることがありますので、 御用の方は早めに行きましょう。 1999年の夏の情報ですが「店主の体調不良のためしばらく休業いたします。」 のようなことが書かれており、営業していませんでした。 ○北のアイスクリーム屋さん 臨港線から少し山側に入ったちょっとわかりづらいところにある石造倉庫を 利用したお店。 かぼちゃ ジャガバター ごま いちごミルク ワイン バラ クリームチーズ 納豆 わさび 桜の花 日本酒 日本茶 シャケ バニラ うに 特濃ミルク ほたて さつまいも とうふ かに にんじんりんご ママカルポーネ こんぶ ヨーグルトサワー 小倉 カレー味 シングル 300円 ダブル 450円 お店の人曰く、「うちのは味の元になる粉とかそういうのは一切使っていま せんから。本物を混ぜこんでいます。」 わ〜お。:D~ 3. 小樽マイナー編 これからはマイナー編です。「小樽の観光名所は一通り見たぞ!もっと他を 見たい!」という小樽のことを知りつくしたいあなたにおすすめします。 マイナー編は、観光スポット/グルメに分かれています。 3.1 小樽マイナー・観光スポット編 ○市立小樽美術館/市立小樽文学館 この二つは同じ建物にあり、両方ともそんなに展示スペースが広くないし、 見学料が安いので(100円か200円ぐらい)、両方とも見学するといいでしょう。 場所は、郵便局近くの古いビルの中にあります。 美術館は、小樽出身の画家を中心に展示してあります。地元の高校の美術部 の展示会なんかもやってたりします。月曜・祝日の翌日が休館です。 文学館の方は、美術館と同様に小樽出身や小樽に関係がある人に関して展示 がしてあります。小林多喜二、伊藤整ら作家の直筆原稿や資料などが展示して あります。休館日は美術館と同じ。両館とも日曜日もやっています。 最近、一般市民に募金を呼びかけて小林多喜二の直筆の手紙などを購入して いるので、小林多喜二の展示が充実してきています。NHKの朝ドラ「あぐり」 でも、小林多喜二が拷問で亡くなったことを扱ったので知っている人も多いの ではないでしょうか。デスマスクが展示してあり、考え深いものがあります。 ○小樽市博物館 小樽運河のすぐ近くにある倉庫を改造した博物館です。中にあるのは小樽の 歴史(鰊が上がっていたころから、鉄道開通、・・・現在にいたるまで)に関す る展示で、昭和初期の小樽にあった商店の様子などを再現してあるところなど があります。また、内部にある離れみたいなところは逆に、北海道の自然、生 物、みたいな展示があり、いろんな花や動物の写真、剥製の展示や、冬眠して いる熊(おかしいと思った人、見に行きましょう)、また人力で火を起こす実験 装置、などがあります。まあ、一度行ったら何回も行こうとは思わないところ ですね。入場料100円、年末年始以外は年中無休です。 ○小樽交通記念館 : http://www.infosnow.ne.jp/aruaru/kotsu/ 小樽手宮は北海道の鉄道発祥の地です。昔この位置にあった北海道鉄道記念 館が小樽交通記念館として生まれ変わりました。 現在は50両もの車輌が展示され、北海道の鉄道の歴史を知ることができます。 名前が「鉄道記念館」から「交通記念館」に変わったように、鉄道以外の乗り 物についての展示もあります。 広い敷地にたくさんの車輌が展示してあり、鉄道好きの子供には大人気のよ うです。(鉄道マニアの大人にも大人気ですが。) 年中無休で開館時間は9:00-17:00、夏は18:00まで。大人940円(冬は560円)、 小人は大人の半額。(運河プラザに2割引の割引券が置いてあったので、運河を 見学したときに割引券をもらって、それから行った方がいいですね。) 場所は観光地からちょっと離れているのでバスを利用してください。バスは、 中央バスのマリン号・ろまん号で「交通記念館前」下車。または、「手宮」か、 「高島3丁目」行きの市内バスに乗り「手宮」で下車してください。駐車場も あります。 ○手宮洞窟 小樽交通記念館の隣に国指定史跡の手宮洞窟があります。祝津に向かう道路 に沿ってあるので、ちょっとすれば見過ごしそうです。 その昔、今からおよそ1600年前の続縄文時代、小樽には古代人が住んでいま した。その古代人は洞窟に住み、その洞窟の壁に文字のような彫刻を残しまし た。それが残っているのが、現在小樽にある手宮洞窟です。今から約130年前 の慶応2年に発見されました。 洞窟の中には彫刻が刻まれています。これにはいろいろな説がありますが、 最近の研究ではこれは古代文字ではなく、シベリアあたりに見られる岩に刻ま れた壁画と良く似た古代の彫刻であるということがわかってきました。 約10年がかりで保存工事が進められていましたが、1995年から一般公開され ました。風化、剥落を防ぐためガラスのカプセルで壁面を保存し、その他の出 土品もコーナーを設けて展示されているそうです。 ここには駐車場がないので、車の方は小樽交通記念館の駐車場を利用してく ださい。入場無料なので、小樽交通記念館とセットで見学するといいでしょう。 ------------------- MLメンバー・Nさんからの情報 ------------------- 白い建物がそうです。建物の中に入るとおじさんがパンフレットを渡して くれます。「中は暗いから足元に気をつけて。」と、おじさんがの声をかけ てくれました。 洞窟に通じるドアを開けると、中には洞窟をガラスで囲ってあり、そこに 「押す」と書かれたボタンがある。いうとおりに押してみると、洞窟の中に 仙人みたいな人の映像が現れ、その仙人が洞窟の説明をしてくれます。説明 がちょっと長いですが「ここの洞窟になにが書かれているのか」「ここの洞 窟はどんなにすごいものなのか」がよ〜くわかりました。 -------------------------------------------------------------------- ついでですが、隣町の余市町の小樽よりの外れにフゴッペ洞窟というのがあ り、同じような古代彫刻が刻まれています。保存状態はフゴッペの方が良く、 見学もしやすいです。国内でこのような洞窟の彫刻があるのは、手宮とフゴッ ペしかありません。 んで、この手宮洞窟の真上あたりが手宮公園(明治33年に公園指定)といって、 栗が群生してる自然林として日本最北端だそうです。樹齢90年〜150年の320本 の栗があるとか。また桜の名所として花見の季節にはにぎわいます。戦時中は ここに高射砲台がありました。 ○手宮線廃線跡 北海道の鉄道の発祥の地となった北海道最古の線路、旧国鉄手宮線。昭和60 年にその役割を終えましたが、線路はいまだに引かれたままで、赤く錆ついて います。小樽駅から運河に向けて坂道をおりていく時に、途中で踏みきりを渡 ると思いますが、これがそうです。 踏切には「この踏切には列車はきません」みたいな看板が取り付けられてお り、なかなか哀愁がただよっています。もともとこの手宮線、南小樽から函館 本線とわかれて手宮まで通じていたのですが、ちょうど小樽の町中をぶち抜く 形になっており、僕は散歩道として愛用しています。 一応敷地はまだ清算事業団?の物らしく、周りの民家に敷地の端の方を貸し 出して畑になっているところもありますが、線路自体は赤く錆びてそのまま残っ ており、草がぼうぼうに生えています。暑い夏、この線路の上を歩いていると、 何ともいえない不思議な感覚におそわれてきます。今にも列車が走ってきそう な線路、その周りも人々が生活している、なのに列車はこない・・・。 特に何があるというわけではないですが、あてのない旅が好きな人にはおす すめです。また、映画「はるか、ノスタルジィ」で、大林宣彦がここをわざわ ざ選んで、石田ひかりがロケをしたのは特筆に値するでしょう。 現在小樽市は、まちづくりの一貫としてこの線路に路面電車を走らせようと いう検討を行っています。しかし、採算が取れないようで実現は難しそうです。 そこで、この線路跡を整備して遊歩道とサイクリングロードを作ろうという案 が出てきました。小樽は坂が多くて自転車の運転は大変ですが、線路跡がサイ クリングロードになったら、レンタサイクルを借りて小樽中を走り回るのも楽 になりますね。 ---------- 手宮線の歴史 ---------- 明治13(1880)年 10.24 手宮−入舟町陸橋間、約5kmの試運転が行われる。 日本の第1号から遅れることわずか8年、北海道でも鉄道が開通しました。 手宮は小樽の郊外で、この時の線路は現在の小樽駅よりも海側の街中にちゃ んと残ってます。入舟町は現在小樽市入船という町名で残っていますが、 区画変更されて線路よりかなり山側が町域になっています。 さて、この鉄道はアメリカの技術導入によって作られました。試運転の弁 慶号前面には、日章旗と星条旗が飾られ、クロフォード(アメリカより派遣 された技術者)と松本荘一郎(後の鉄道庁長官)が正装して座り、沿線住民の 喝采に応えたとのことです。さらに、紅白の幕で覆われた台車には、開拓使 や小樽郡の高官など多くの招待客を乗せて走ったとのことです。 明治13(1880)年 11.11 手宮−銭函 までレールが敷設される。 〃 11.18 手宮−軽川(現:手稲) 〃 〃 11.20 手宮−札幌 〃 〃 11.28 手宮−札幌 35.9kmの汽車運転式が義経号にて行われる。 ---------------------------------- ※[2-6-1]から抜粋。詳しくは『[2-6-1]北海道の鉄道跡』を参照してください。 ○小樽公園 市役所・体育館・裁判所・市民会館に囲まれた山が、まるまるひとつの公園 になっています。地元の人は花園公園と言ったりもします。 公園内には梅や桜、シラカンバ(小樽市の木)、ツツジ(小樽市の花)がたくさ んあります。6月にはツツジ祭りも行われます。 公園の中には「こどもの国」という遊園地や、市営桜ヶ丘球場という野球場 もあります。この野球場は高校野球の地区予選などに使われています。 小樽公園通りを小樽公園へ向かって登っていくと「ミルキーハウス」という アイスクリーム屋さんがあって、そこでソフトクリームを買って公園でくつろ ぐなんていうのが小樽公園の基本パターンでしょう。このアイスクリーム屋さ んはかなり古くからあって、ひと昔前は保証牛乳(小樽にある牛乳工場会社)の 直営だったんだけど、今は名前も変わったし、直営かどうかはわかりません。 近くには図書館もあり、ここでもくつろげます:-)。小樽や北海道の調べも のをしたい人や、暇潰しをしたい人はどうぞ。図書館は比較的新しい建物で、 2階自習室なんかは重宝します。 周辺のおおよその配置は、こんなもんでしょうか。 ここらに石原裕次郎 の住んでいた家 至商大 ↓ | 地| \ 野球場| グ| 体育館 獄| 富岡教会 ---------+---+-\ | 坂| \_____+ +-------- | | \ 小樽公園 市民会館| 地裁 | \ ____/ | | 啄木歌碑 / \ 図書館 | | --------+-------+----------------+----------+ |ミル 市役所 水道局 |保健所 | | | |稲穂小 |警察署 ------------------+-------+----------------+----------+ |庄坊 | 妙見川 | | 至入船 | | 市場 | | 至小樽駅 ==================+=======+================+==========+========= 国道5号線 | | 北一本店 | |NTT | | | | 至水天宮 至寿司屋通り ○水天宮 フェリー乗り場方面、小樽と南小樽の中間ぐらいに、水天宮という神社があ ります。小高い山の上にあるこの神社、察するに海の守り神なのでしょうね。 福岡に水天宮(総本社)がありますが、ここもおなじ系統なんでしょうか? ちなみに、総本社の御利益は「安産・水難防止」。祭神は天御中主大神 (あめのみなかぬしのおおかみ)・安徳天皇です。ちなみに江戸にも水天宮は ありますが、こちらはもともと港区赤羽橋の有馬邸にあったのを1872年に、 今のところに移転させたそうです。 場所は国道5号線の花園十字街交差点から海の方に向かってまっすぐです。 まっすぐ進むと、つきあたりに石段があり、トントンと登ると神社の境内です。 本殿の横に回りこめば小樽の港が見渡せます。風が吹くと気持ちいいですよ。 おかえりはそのまま海側方向に石段と、続いて坂道があるので、そちらへど うぞ。かなり急な石段を降りてしばらく行き、大通りに出て左に曲がると、オ ルゴール堂、北一硝子三号館にたどり着けます。 ○富岡教会 地獄坂の途中に教会があるというのも何とも皮肉なものです。石造りのこの 教会、通りがかったなら寄ってみるといいでしょう。函館の教会は同じキリス ト教でもロシア正教(丸い天井が特徴)の教会ですが、この富岡教会はカトリッ ク教会で、長崎の大浦天主堂などと建物の雰囲気は似ています。地獄坂を歩い ているあなたも、この教会に寄れば救われるでしょう? 内部の拝観はできませんが、赤(えんじ)系統の建物で、晴れた日には青空と のコントラストが、雪の日には真っ白い雪とのコントラストが、どちらもきれ いです。 ○NTT小樽支店 小樽駅から国道5号線を北一硝子本店へ向かう途中に、NTT小樽支店がありま す。小樽の人には産業会館の場所といった方がわかりやすいかな? もちろん普通のNTTで電話料金も払えます。なぜここを取り上げたかといい ますと、ここにはなかなかよい北海道の風景などを扱ったテレホンカードがそ ろっているからです。ちょっと覗いてみたら、お気に入りのテレカが見つかる かもしれませんよ。 また、このNTTのお客様用駐車場が横にくっついてありますが、ここはいつ でもすいています。ちょっと車を置かせてもらうには、大変便利です。ただし 日曜と、営業時間以外は閉まっていますので、あしからず。 ○小樽第1ビル 小樽駅を出て右手にある中央バスや紀伊国屋書店が入っているビルです。 ビルの上に紀伊国屋書店のロゴが見えるので、すぐにわかるでしょう。 <中央バス> 1階に中央バスの切符売場と待合所があります。小樽から地方へバスを使う 場合には、ここで切符を買ってください。市内を循環しているバス「マリン号」 「ろまん号」の一日乗車券もここで買います。 駅前の中央バスセンターからは、おたる水族館や朝里川温泉、マイカル小樽 (ぱるて築港)などへ行くバスもここから出ています。 <紀伊国屋書店> 2階にあります。ガイドブックや情報誌が欲しい時には行くと良いでしょう。 国土地理院の1/25000の地図なんかも売っています。 <玉光堂> 地下には、北海道では有名な「玉光堂(ぎょっこうどう)」というレコード店 があり、新人歌手なんかの試聴版なんかも配っています。 玉光堂の横にラーメン屋があり(名前忘れた)、学生ラーメンはとても安かっ た記憶があります。なんてことはないラーメンでシンプルな味ですが、小樽へ 行くとなぜか行きたくなってしまいます。 <琥珀の館> 1階にある喫茶店。ここは朝7:30から営業しています。日曜日でもモーニン グサービスがあり、ちょっと多めのホットドックやトーストに、ゆで卵がつい てきます。 ちなみに、向かいの長崎屋は小樽第2ビルと呼ばれており、いわゆるチェー ン店のスーパーです。ここの駐車場は結構使えますので、車でお出かけの方、 町歩き前にはここに車を置いてお出かけくださいませ。同様に、小樽第3ビル もあり、小樽国際ホテルがそうです。ここには喫茶店「ろーとれっく」が入っ ていますね。 ○ペーパームーン そばやさん薮半(別項参照)の近くにある、小物の店。いろいろ手作りの品を 置いてあります。例えばまち針の柄の部分がぶたさんやいぬさんやひつじさん になっているのとか、ドライフラワーや、踊っているピエロの紙粘土細工など。 ちょっとよって見ると、何か気に入るものがあるかもしれませんね。ただし値 段はそれほど安くはありません。 ○グラス・ムラノ 夫婦でやっている小さな硝子工房。フクロウをモチーフにした作品が有名で、 隠れた人気があるようです。 地獄坂を登り、小樽商業高校の手前で左折して、あとは道なりに(結構くにゃ くにゃ曲がる)進み、高台を登り切ったあたりの右手に注意していると、その うちコンクリート造りの小さな工房が見つかります。 工房では間近で作品が創られているのを見学できます。私が行ったときには、 職人さんが二人と奥さん(?)が、フクロウ型のマグカップを作っていました。 一つ一つの工程を説明してもらい、また質問にも答えてもらえ、すごくアット ホームでした。オリジナルを注文することもできるようです。 ○森ヒロコ・スタシス美術館 ここは館名にもなっている森ヒロコさんの作品と、東欧の美術作品を展示、 即売しています。普段は日に数人、GWなんかになるとぼつぼつと来館者がある とのことでした。展示作品は9割方が銅版画です。あとはパステル画、ブロン ズ像、絵本の原画など。開館日は金・土・日・祝です。 入館料は大人500円、小人300円。小樽市緑1-16-33、TEL 0134-25-1041。 ○祝津 小樽の西側にある高島岬に祝津があります。バスでも行けますが、観光船で 行くのがおすすめです。海の小樽を実感できると思います。 <観光船> 小樽駅をまっすぐ下っていって、運河を越えたところにある第三埠頭に、 観光船のりばがあります。祝津港まで行く便と、オタモイ周遊ができる便が あります。 時間のある方はオタモイ周遊を体験してみてください。雄大なオタモイの 海岸を見ることができます。水族館入場券とのセット割引もありますので、 水族館へ行かれる方はここでチケットを買うとお得です。 祝津航路・小樽港〜祝津港 料金:片道大人550円、小人270円。往復で買うとちょっと安い。 # 運航は1時間に1本です。(小樽港からは朝10時から毎時00分出航です。 # 日によって運航しない時間帯もありますので注意が必要。) オタモイ航路・ 小樽港(1)〜祝津港(2)〜オタモイ周遊(3)〜祝津港(4)〜小樽港(5) 料金:(1)〜(5) 2050円 (1)〜(4) 1550円 (2)〜(5) 1550円 (2)〜(4) 1000円 # オタモイ周遊をしてから祝津港で降りることも可能です。 ------------------- MLメンバー・Nさんからの情報 ------------------- はじめてオタモイ航路に乗ったのですが、とても雄大な地形を見ることが でき、おもしろかったです。船には「かもめの餌」(パンの耳です)が30円で 売っており、途中で、船の近くに寄ってくるカモメに餌をやることができま す。餌をやりすぎると大変なことになってしまいます。:-) -------------------------------------------------------------------- <おたる水族館> : http://www.ogb.otaru.hokkaido.jp/aquarium/ ラッコやイルカがショーをする水族館です。と聞くとどこにでもある水族 館のようですが、かなり地域性に特化した水族館です。北の寒い地域にしか いない魚が多いし、なんといっても海獣がたくさんいます。(怪獣ではあり ません。(^^;) オタリア、アザラシ、セイウチ、トド、イルカ、ラッコ、ペンギンがショー をします。オタリアなんて、ものすごく頭が良く「芸」の域に達しています。 「台本見てやってるんじゃないか」と思うくらいに人間とのかけあいが笑え ます。圧巻は、トドのダイビングでしょう、あの巨体が宙に舞うのはド迫力 です。セイウチの「せい子」は愛敬があって結構かわいいです。(良く見る と恐いのですが。) 小さいながら遊園地もあって観覧車もあります。地上34mまで上がるので、 晴れた日には札幌のビル街が見えるそうです。 営業期間は4月の初旬から11月の下旬までです。冬は営業していません。 <日和山灯台> 岬の先の高台にある灯台です。赤と白の縞模様が入っていて、晴れた日だ と海の青、断崖絶壁の緑などとのコントラストがすばらしいです。 なお、灯台まで一見車で行けそうですが、灯台の手前の広場に置いてそこ からは歩いた方が無難です。灯台まで突っ込むと、帰りは曲がった下り坂を バックで降りることになります。あたりをぐるっと見渡せ、なかなか良い眺 めです。 <展望台> ホテル天望閣に向かう途中の広場にベンチが2つ置いてあり、また車も数 台とめられる広さがあります。地図でいうと「江差追分節名歌碑」と書かれ ているところです。日本海に沈む夕日を見るには良いポイントですね。夏の 夜には、イカ釣り船が水平線に見ることができます。 柵を乗り越えるとかなり先の方まで行けますが、多分落っこちたら即死で すので、ご注意を。 <鰊御殿> 日和山灯台のすぐそばにあります。明治時代の建物で、鰊漁が盛んだった ころの網元の家らしく、立派な建物です。建物の回りには、船の錨や、鰊を 煮る釜などが半分錆びかけて転がっています。入館料は200円。 <ホテル天望閣> ちょっと料金は高めの和室のホテルです。部屋からの眺めが良く、日本海 が一望できます。お風呂は大きく、海を見ながら入ることができます。観光 地から離れているせいか、夏のハイシーズンでも部屋が空いていました。 最上階にあるレストランは、夕景を見ながら食事をはじめ、食事の終わり には小樽の夜景に変わっているというパターンがよいでしょう。レストラン が回転していますので、360度の景色が見られます。TEL 0134-22-9111。 ◯小樽海岸自然探勝路(赤岩探勝路) 祝津の水族館あたりからずーっと海岸沿いを進んでいくだけで、海にはフェ リーなんかが走り回ってるので決して秘境という趣ではありませんが、小樽で 一日潰すには持ってこいだと思います。 赤岩という所では文字通り赤い岩の、目もくらむような絶壁で、ここが同じ 小樽なのか?と思わせるほどの場所です。海岸へ降りていくコースに入ると途 中その絶壁をほとんど垂直に登っていく胎内巡りとかいうコースになっていて かなり楽しめます。そんな感じの岩が海に向かって突き出た所が何箇所かあっ て、ついついその手の挑発に乗ってしまい、ここで手を離したら死ぬんだなー、 誰か気づいてくれるのかなーとしばし恐い考えに浸ったりもして。あと1メー トル先に出れば一番突端という所まで行って十五分くらい悩んだり。ついでに、 探索路にはお地蔵さんがぽつぽつと並んでるんだなぁ……。 コース自体は地元の小学生の遠足コースとしてとってもメジャーです。赤岩 はロッククライミングをやっている人もいますが、岩質が脆いので危ないかも しれません。ここは注意ね。マムシも生息しているらしいので気をつけて。 あと、人のいない時期のオタモイ海岸の遊歩道も景観もなかなかです。オタ モイの夕日もグー。カップルの方には特におすすめします。 晴れた日の海はとってもきれいです。歩くのが好きな人は、ぜひお出かけし てみてください。オタモイの方に出てきて、バス停に向かう途中にあったお店 のソフトクリームがとってもおいしかったような記憶があります。 ○小樽港 小樽の港には、貨物船、旅客船などいろいろな船が入港してきます。晴れた 日には、のんびり埠頭に腰掛けて過ごすのもいいですよ。 まず、小樽運河のすぐそば、道路と反対側を海側に抜ければ、すぐ埠頭です。 ここはあまり船の出入りがなく、ぼうっとしていても邪魔にはなりません。釣 りをしているおじさんは結構いますが、あまり人はきません。左右に埠頭と倉 庫が見え、海には貨物船がぷかぷか浮かんでて、なかなかのどかです。近くに は祝津行きの観光船乗り場がありますね。夜には暴走族もどきが走りにくるこ とがあるので、避けましょう。 ○フェリーターミナル フェリーターミナルは南小樽よりにあります。ここからは舞鶴、敦賀、新潟 へフェリーが出ています。ここから北海道の旅がはじまり、ここで旅を終える 人が多いのではないでしょうか。水天宮や船見坂に登ると、これらのフェリー が汽笛を鳴らして港を出ていくのを見送ることができます。 ターミナルは、5階建てくらいのしゃれたビルです。風呂もあるようなので 船に乗ってきた人は船内案内所で割引券を、これから乗る人はチケットを提示 することで割引料金で利用できるそうです。料金は正確には知りませんが、 800円程度だったような気もします。トイレもきれいだし、海の見渡せるレス トランで食事もできるので、ドライブコースで寄るのもいいかもしれませんね? ○小樽温泉オスパ フェリーターミナルの近くに温泉があります。仮眠室があるところが、ポイ ント高い。全館床暖房です。フェリーで着いて一挙に走る時はいいんですが、 近くに行くときにどこかで時間を潰す時や、フェリーで出発する前の時間調整 に使えてリラックスできそうですね。 ほとんど透明の温泉ですが、塩分が濃いため、けっこう体にしみるそうです。 名称:オスパ(源泉名:小樽幸和温泉) 泉質:ナトリウム塩化物強塩泉(海水よりしょっぱい。) 営業:年中無休、24時間(午前8〜9時入浴不可) 料金:800円(深夜は追加料金700円で夜1:00を過ぎると加算されます) 電話:0134-25-5959 施設:(1階)大浴槽、寝風呂、露天風呂、サウナ、水風呂、ゲームコーナー (2階)休憩所、売店(軽食可)、仮眠室、レンタルルーム ※ 正面入口はなんとカラオケ屋(ビッグエコー)と共用。 場所: ←札幌 | パ 小樽臨港線 運河→ ============+================================= | パ:パチンコ屋 \_________________ 裕:裕次郎記念館 \ フ:フェリー乗り場 ←小樽築港 | GS ●:オスパ ------------------+---------------+----------- 裕 | ● | フ ◯おたる潮まつり 昭和41年から続く、小樽市民が三波春夫の歌声とともに町中を踊り歩くとい う、まぁどこにもありがちのお祭りです。だいたい 7月の最終金〜日曜に行な われます。最終日の19:00からは、第三埠頭で花火大会があり、海に投げ入れ る花火(水面で吹き上がる)が見ものです。 ○JR函館本線 JRの札幌−余市間は海岸線がとてもきれいなので、絶対列車の席は、海側を おすすめします。張碓あたりは特にきれいです。 札幌から小樽に向かうと、銭函(ぜにばこ)駅あたりから海沿いを走ります。 この駅は高倉健が主演した「駅」の冒頭の舞台。奥さん役のいしだあゆみが、 有名な「泣き笑い」を浮かべて列車に乗って別れていくシーンのロケにも使わ れました。改札の上に大きな銭函がつってあります。なんでも、かつて鰊漁が 盛んなころに、もうかりまくってこのあたりの家には銭函がゴロゴロしていた ことから由来しています。今は、金運のおまもりに入場券を買い求めていく人 が多いそうです。 銭函から朝里までの間は、本当に海に沿って列車は走ります。そのちょうど 真中あたりに謎の駅、張碓(はりうす)駅があります。この駅は夏の海水浴に利 用される他は、普段は鈍行さえ1日3本しか止まらなかったのですが、ついに夏 の海水浴シーズンだけの臨時駅になってしまいました。そもそも、駅に降りた ところで、海岸にしか出られないのです。どうしてこんな駅ができたのかは謎 ですね(保線からみでできたらしいのですが)。堤防がちょっと太くなったよう なところがホームなので、都会育ち、山育ちの人には驚きです。列車の窓から 駅名表とホームは見えますので、見落としのないようにね。 <アオバト> 張碓の海岸では、小樽市の鳥であるアオバトを見ることができます。なぜ、 鳩が海岸で見られるかというと、普段は広葉樹林で生息していますが、集団 で海岸に飛来してきて、海水を飲むという習性があるからです。海水を飲む 鳥なんて珍しいですよね。 アオバトが集団で海水を飲みにくる場所としては、日本では神奈川県大磯 町の照ヶ崎海岸と、張碓の海岸が有名なんだそうです。阿寒岳山麓の野中温 泉では、温泉水を飲みに来るそうです。 体は美しい緑色をしており、頭の上部とくびの部分は黄緑色をしています。 体長は約30cm。「アォー、アォー」という尺八のような鳴き声なので、別名 「尺八鳩」と呼ばれたりもします。 列車の窓から見ることができるかもしれないので、張碓が近くなったら、 海岸を注意して見てね。 ○天狗山 : http://www.tengu.co.jp/ スキーのメッカ小樽の象徴です。近くには小樽北照高校、小樽工業高校とい う日本を代表するスキー選手を生み出している高校があり、この山で成長して きました。古くは札幌オリンピックの笠谷、現在では長野オリンピックの船木 がそうです。 ロープウェイの左側に古いジャンプ台がありましたが、雪の重みに耐えられ ず崩壊したそうです。1999年の降雪量は尋常ではなかったんですねぇ。ちょう ど同じ年、1999年冬の国体の時に、望洋台に新しいジャンプ台ができたので、 選手はそちらで練習をしているのでしょう。小樽工業高校には、女子のジャン プ選手もいるようです。 天狗山は傾斜がきついことが有名で、30度以上の斜面がほとんどです。山頂 付近に初心者用ゲレンデがあるのですが、麓まで下りるためには最低でも最大 傾斜角23度のコースを通らねばなりません。(ロープウェイで下りるのは反則 です:-) ロープウェイで登ると、晴れた日は遠く積丹から雄冬・増毛まで見渡せます。 冬には景色を見ながらスキーができます。夏場はゲレンデのスロープが花畑に なります。 麓の右側には小樽天狗山ユースホステルや、大地の林檎というカレーハウス があります。 <小樽天狗山ロープウェイ> ロープウェイを降りたところには「天狗の館」と「スキー資料館」があり ます。この博物館に隣接する『山頂レストラン』では夜景を見ながらビール を飲めるそうです。ロープウェイの営業時間は夜5時までですが、夏季や連 休などには夜9時以降まで営業しています。ロープウェイの20%割引券が運河 プラザなどの観光地に置いてありますので、もらっておきましょう。(クレ ジットカードの提示でも割り引いてくれるそうです。) <ザ・グラス・スタジオ・イン・オタル> 天狗山の麓にあるガラス工房です。ガラス細工を作ってる様子を見ること ができます。火曜日は作業が休み。ちょっとしたガラスの小物やアクセサリー などが売っています。ここはテレビや映画によく登場しますね。 <Love Letter> 映画の話が出ましたので、ここでちょっとふれておきましょう。 「Love Letter」という中山美穂が主演の岩井俊二監督の映画はご存知で しょうか?日本アカデミー賞の話題賞を受賞した作品です。 この映画のほとんどが小樽で撮影されています。上記のグラス・スタジオ は神戸のガラス工房という設定で登場しています。映画の冒頭に使われてい る雪山のシーンは天狗山で撮影されています。あと、旧日本郵船小樽支店や 手宮公園などが登場します。 小樽の街並みに詳しい人は「あっ、ここはあそこだ!」とすぐにわかるこ とでしょう。 この映画の大ファンの方が作られた web page には、上記以外のロケ地情 報が出ています。(http://www.asahi-net.or.jp/~pd9m-td/LL/lovle.html) ○旭展望台 小樽駅の山の手にある展望台。ここから小樽の町や港が一望できます。小林 多喜二の碑もあります。 展望台までのバスなどはないので、タクシーか自家用車、または歩きとなり ます。歩きの場合は、船見坂を登り切った民宿「ぽんぽん船」の横の広場のあ たりからけものみち風の道があり、そこをえっちら20〜30分登るとたどり着き ます。晴れていれば遠く留萌の方までも見渡せるこの展望台、なかなかの眺め で歩いてきた苦労も吹き飛びます。どうしても歩くのが苦手な人は、車だと地 獄坂の方から回り込む形になって、先の地獄坂を登って小樽商大の手前に登り 口があります。やっぱり15分くらいですか。僕が行った時には誰も人はいませ んでしたが、いつもはどうなのでしょうか?夏の夜など、小樽の町の夜景がな かなか美しいそうです。 あまり観光地としてメジャーではないかもしれませ んが、えっちら苦労して歩いていく価値はあります。健脚の人は歩いて、ぜひ どうぞ。また、車で登る途中の杉並木も見事です。 最近、道は整備されてきています。が、けもの道を好む方の要求は満たせま す。どっからでもいけますんで。赤岩方面からだって行けます。ハイキングコー スですけどね。車の場合は、地獄坂の方から向かいます。先日もここで2時間 くらいぼおっとしていたのですが、観光タクシーにつれられてきた客ばかりで した。道中灯りがないので、夜徒歩で登ることはおすすめしません(道が見え ません)。昼間でも結構不気味な道です。ただし、夜景はとてもきれいですよ。 以前、女性の3人組で夜9時ごろ、この道を懐中電灯もなしにユラユラと歩い ていました。あれは幽霊だったのかもしれない... ○ぽんぽん船 小樽で人気のいわゆる「とほ宿」。YH形式の民宿で、ここでは男女別の相部 屋、グループお断りが原則です。 ------------------- MLメンバー・Oさんからの情報 ------------------- この民宿には楽器がたくさんあり、また、「とほ」によると、自転車旅行、 一人旅大歓迎とのことで私にはぴったりの宿だ。楽器は、ピアノ、ヴァイオ リン、ベース、トランペット、ギター、ウクレレ、おまけに三線まであった。 北海道にきてまさか三線に会うとは。早速ヴァイオリン、ピアノを弾いてみ る。また、ヘルパーの一人が沖縄も好きで、盛り上がる。私は波照間のTシャ ツを着て三線で適当に沖縄音階の音を取って沖縄の音楽を弾く。初めてでも 結構できるものだ。宿泊客は合計8人。スタッフが4人位だ。夕食は普通の夕 食だ。9時ごろから飲みが始まる。船長(オーナー)が宿泊客を紹介、また、 楽器のできる人がそれぞれ弾いた。私もピアノを弾いたが、途中でミスって しまう。また、色々と話が盛り上がる。12時半ごろ消灯。 -------------------------------------------------------------------- ○毛無山展望所 幽霊話が出たので、こっちも、ね:-)。 国道5号線から国道393線に入り、車でえらいくねくねのヘアピンカーブを登っ ていくと、毛無山展望所に到着します。ここは、小樽の港や日本海が一望でき るとっても眺めのすばららしいところです。晴れて海が真っ青な日をおすすめ します。また、こんなロケーションの場所ですから、当然夜景もきれいですよ。 と・こ・ろ・で・・・ 私は直接経験しておりませんが、信頼できる友人達が何人か同じ経験をして おりますので、ここで紹介させて頂きます。 それは、ここを夜間通行すると異常現象が発生するということです。具体的 には、所謂「見えた」的なものから、CDが鳴りだした、ラジオのチャンネルが 突然変わった、ラジオに変な声が入った、といったことを聞きました。確かに 私も噂は時々聞きますが、実際に体験したことはありません。もし体験なさっ た方がいらっしゃいましたら、御報告をお待ちしています。 ○朝里川温泉 : http://www.otaru-asari.co.jp/ 小樽の町外れ、国道5号線沿いに札幌へ向かう途中、朝里の町があります。 ここは北原ミレイ「石狩挽歌」にも歌われたように、かつては鰊漁で栄えた漁 村です。この朝里の町の山の手に、朝里川温泉があります。 ここには以前、市営の施設があって、どちらかというと観光客向けというよ りも湯逗客、地元の人向けの温泉といった感じで、あまり観光的な設備や要素 はありませんでしたが、いまはリゾートホテルのような立派なホテルが建って います。 泉質は食塩泉(正確には「冷泉」をわかしたもの)、とにかく入ったあとしば らく体がぽかぽかして、真冬に入っても気持ちいいです。 また近くには朝里川温泉スキー場(ホワイトバレーという名前を知っている 人はかなり古い人でしょう:-p)があります。天狗山と違って中斜面が多いので、 ファミリースキー場になっています。 スキー帰りには「かんぽの宿」で、温泉につかるのがいいですね。ちなみに、 かんぽの宿の日帰り入浴は朝10時からで、それより時間の早い人は「ホテル武 蔵亭」が早くから営業しています(朝7時には開いていた)。ここは貸しタオル 付きで700円。ちょっとした広間もあって休憩も可能。また火曜日は女性半額、 木曜日は男性半額で、私は運良くGW中にもかかわらず半額になりました。 ○マリンヒルホテル小樽 : http://www.sempos.or.jp/hukushi/otaru.htm 船員保健加入者用の福祉施設で、もちろん一般でも利用可能です。公共的な 宿泊施設なので値段が安いです。残念ながら露天風呂はないのですが、風呂や 脱衣所から石狩湾や雄冬の海岸を眺めることができます。晴れているときれい です。サウナと浴槽内のジャグジーがメインの装備です。他無料の畳敷き休憩 所(14時まで)とレストラン(だいたい1000円ぐらい)などがあります。夕食は平 均点よりは上といった感じでした。 昼間、筋肉痛を起こすくらい朝里川温泉スキー場でがんがん滑ってから、夜、 この温泉につかって体をほぐしてゆっくりくつろぐのは最高です。 住所は、朝里川温泉となっていますが、朝里川温泉の中心地とはちょっと離 れています。朝里I.C.と朝里川温泉の間ぐらいに案内の看板があるのでその道 で曲がり、「小樽丘の上ビール」という地ビールレストランで曲がり、望洋台 中学校の先にあります。 住所:小樽市朝里川温泉1-112-1 電話:0134-52-2929 入浴時間:10:00〜19:00 付帯施設:レストラン、ティーラウンジ、バーベキューコーナー、 パークゴルフ場、テニスコート、遊具広場 休館日:年中無休 ○銀鱗荘 国道5号線を小樽方面へ向かって走っていると、小樽築港手前のトンネルの 上に「銀鱗荘」を見ることができます。JRでも、注意深く見ていれば一瞬です が見ることができます。 この建物は北海道文化財百選にも認定されており、明治時代の鰊漁で栄えて いた当時に、余市の大網元の屋敷として建てられたものを、昭和14年にこの場 所へ移築したそうです。 いまは、この建物をそのまま利用して温泉(高級!)旅館を営業しています。 と、いうわけで、中がどうなっているのかはわかりません。噂では、石狩湾に 臨む展望露天風呂があるとか・・・いいなあ。 高級旅館という名の通り、宿泊料金はかなり値が張りますが、料理も新鮮な 魚介類をふんだんに使った会席料理が食べられるそうです。 歴史的建造物のため、11月15日から4月15日までの間は閉鎖され、夏場だけ の営業のようです。 ------------------- MLメンバー・Iさんからの情報 ------------------- 1994年の4月に妻と2人で泊まりました。ものすごく立派な建物でした。 あちこちに“御殿”の豪華さ、飾りの美しさが見受けられました。建物全体 だけでなく、調度品や天井や戸の一枚にいたるまで、一本の柱にも可能な限 りの贅を尽くした建物という感じで、その昔の栄華が偲ばれる造りです。 パンフレットによると、明治6年に余市の大網元の屋敷として築造され、 昭和14年に現在地に移築し料亭旅館として開業、昭和61年に大改修を行った ということです。越後から招聘した宮大工米山仙蔵の普請によるもので、建 築用材も椴松、栓、たも、栗などの高級木材を厳選し、大型花崗岩を外国か ら取り寄せるなどして造られたということです。 銀鱗荘の人に聞いたところ、「建物の維持が大変で、維持費を稼ぐために 旅館をやっている」と言っていました。 私が泊まった時点では、宿泊料金は1泊2食付きで一人3万6千円〜10万円で した。この値段の差は、基本的には部屋のランクによるものだそうです。私 は一人3万6千円で泊まりましたが、すごくきちんとした部屋で、快適でした。 あとで写真を見たところ、鰊御殿本体にある部屋のようでした。高台にある ため、部屋からは朝里(からもう少し小樽寄りか?)のあたりの海岸の眺めが 良かったです。反対側の部屋からは小樽港、小樽市街の眺めが良いです。 食事は純和風で、魚介類が多く、上品な味でした。この時は、私達を含め 宿泊者が3組しかいなかったためか、別室に食事を用意してもらえました。 頃合いを見計らって順々に料理を持ってきてくれます。そう滅多にこられる もんではないからと料理がくる度に写真を撮っていたら笑われてしまった。 露天風呂は、朝里の方にあります。なかなか眺めが良いです。函館本線を 走る列車も見えます。石造りの庭園風呂といった感じで、ひょうたん型に造っ てある真ん中のくびれたところを仕切って男湯と女湯に分けていました。 私は上諏訪のJTBに頼んで予約してもらいました。身分不相応な宿だった んですけど。でも、本当に「一流の宿」であることを強く感じました。一度 泊まってみることをおすすめします。私もまた泊まりたいです。 -------------------------------------------------------------------- 入浴だけの場合は断られるが、入浴もセットになった会食プランを利用する 場合に日帰りでも入浴が可能になるそうです。昼間は8000円から、夜は12000 円からだそうです。ただし時間的にはちょっと慌ただしくて、日帰り入浴(会 食セット)は午前11時30分の受け付けで午後2時30分には風呂を出なければなら ないとのことです。 銀鱗荘は和食の高級料亭のイメージが強いのですが、本館に隣接している 「グリル銀鱗荘」だと予約の必要もなく洋食メニューが食べられるそうです。 ランチが1500円から、ディナーが3500円からでかなりリーズナブルです。 4月中旬〜11月中旬までで期間中無休、11:00〜20:00営業、駐車場30台、 0134-54-7010(銀鱗荘の代表番号)、銀鱗荘の営業期間も同じく4月中旬〜11月 中旬、期間中無休だそうです。 ○パコ・ジュニア小樽 聴覚障害者の利用に配慮したペンション。客室数は21(シングル16,ツイン3, 和室1,車椅子用浴室を備えたツイン1)。手話通訳者が常勤しており、従業員 10人のうち聴覚障害者を6人雇い入れるなど、雇用創出にもひと役かっている。 小樽市信香町7-13 TEL 0134-34-8512。 ○小樽天然温泉湯の花 よくありがちな温泉センターが小樽にもオープンしました。鰊御殿をイメー ジした建物です。いろいろなタイプのお風呂がある。庭園露天風呂はあるが、 眺めは悪い。 場所は手宮1丁目の交差点のそば。市内からだと交通記念館を200mほど通り 過ぎた場所です。入館料は大人600円。 営業時間は、9:00〜深夜1:00まで。(夏場や年末年始は24時間営業になる。) ○小樽銭湯情報 下記は、小樽市のM.C.さんからの情報です。(1998/8) ---------------------------------------------------------------------- 料金はいずれも360円。多くの銭湯が月曜定休。特記事項がない限り、無味 無臭、無色の湯です。 <祝津(水族館の方面)周辺> ・「梅ヶ枝温泉」 小樽市梅ヶ枝 13:00-23:00 第3月曜のみ休業 ただの温泉銭湯です。家族風呂あり。 ・「富士の湯温泉」 小樽市錦町 22:00まで 営業時間終了間際に行ったのですが、「ゆっくり入っていってね」と従業員 の方の言葉がうれしかったです。普通の温泉銭湯です。 <小樽駅周辺> ・「大正湯温泉」 小樽市花園 24:00まで 天然温泉100%ということなので、水は混ぜていないようです。プールのよう な浴槽がある。でも、源泉の温度が低めだったので、ボイラーで暖めてはいる ようです。まあ、とりあえずただの温泉銭湯ですね。 ・「滝の湯」 小樽市色内 13:00〜0:30 泉質:ナトリウム硫酸塩、塩化物泉、源泉温度:約40℃ 寿司屋通りに面しています。ただの銭湯風の温泉です。最初湯に入ったとき、 「なんだ。ただの湯だな。薄めてんのかな?」と思ったら大間違い。私が入っ たところはホントにただの湯で、温泉は地下にあったのでした。地下に続く階 段を下りるとそこに温泉浴場が・・・。やや塩味の湯です。 <南小樽駅周辺> ・「小町湯温泉」 小樽市住吉 ちょっと風格のあるたたずまいです。番頭のおばさんが良い感じの人でした。 天然ラジウム泉なのだそうです。ちなみに、無色透明、無味無臭の湯です。 ・「神仏湯温泉」 小樽市住ノ江 地下1300mから湧出する59.2℃の天然温泉なのだそうです。しかし、ただの 湯の浴槽は大きく、温泉の浴槽は小さいのでした。湯は薄い茶褐色です。家族 風呂あり。 <その他の地域> ・「南湯」 小樽市入船 普通の温泉銭湯です。 ・「三富湯」 小樽市入船 1:00-0:00 ここは未入湯です。男性専用の露天風呂があるそうです。ただし、7〜8月の 日曜日のみ入浴可能とのことです。 ・さくら町温泉「若之湯」 小樽市桜 12:00-23:00 二つの異なる泉質の湯が楽しめます。普通の温泉銭湯です。 ・奥沢温泉「中央湯」 小樽市奥沢 22:00まで ここはただの温泉銭湯じゃない!洗い場の湯まで、もろ温泉しております。 ぬるぬる感がすばらしい。おかげで、石鹸を洗い流しても、ヌルヌル・・・。 ・「松の湯」 小樽市奥沢 普通の温泉銭湯です。 3.2 小樽マイナー・グルメ編 ◯麻ほろ(まほろ) 1998年にオープンしたラーメン屋です。場所は小樽バインのすぐそばです。 ここのラーメンはとてもおいしいのでおすすめします。いま、小樽で一番う まいラーメン屋だと思います。 ◯蔵屋 南小樽駅の南側の出口を出たところにあるラーメン屋です。昔の石造りの蔵 跡を改造してラーメン屋にしたものです。わりと、こってりした味だったと思 います。また、最近売り出し中の特別な小麦(ハルユタカ)を使った特製ラーメ ンも、なかなか人気のようです。都通りにも支店があります。 運河プラザにラーメン割引券が置いてありました。 ○一番 小樽駅前、国際ホテルの裏あたりにある、ラーメン屋。どろっとしたスープ は、飲みごたえあります。おいしいです。おすすめ。しかし、くせがすごーく あるので、駄目な人は二度と行かないでしょうが、気にいった人は病み付きに なります:-)。 味は味噌、塩、醤油と3種類です。麺の硬さや、スープの好みなども言えば 好み通りにしてくれます。僕の食べた感想では、少し塩からかったような気が しました。塩を薄めに頼むと良いような気がします。 最近メジャーになってしまい、材料が切れるケースが多く、やむを得ず閉まっ てしまうこともあるそうです。店の主人、おくさんともども心臓の方が少々弱 く、しょっちゅう休みます。水曜が定休日です。 ------------- MLメンバー・Yさんからの情報(1999年 3月) ------------- 上記を読んで、一度行ってみたかったので、行ってみました。 味噌を食べたけど確かにスープは濃く、塩分がちょっと多い気がした。 でもスープは最後まで飲みたくなる癖になりそうな味でした。 お昼どきだったので地元のお客さんでとても繁盛してました。 次回は塩分少な目でショウユに挑戦してみたい。 -------------------------------------------------------------------- ◯龍桂苑 巨大なチャーシューで有名なラーメン屋。ラーメン頼むとわらじのような大 きなチャーシュー2枚で麺が見えないのが出てくる。 チャーシュー麺を頼むと怒られる(笑)。それでも頼むとこのチャーシューが 4枚入ってきます。味は醤油がメインで結構うまい。(小樽ッ子は味噌より醤油 が好きな様で、醤油のおいしい店が多い、味噌は札幌ラーメンだね。) ○瀬里奈 小樽グランドホテルの裏側にある、こぎれいな店です。10人も入れば満員の 小さなお店ですが、味噌ラーメン(650円)は味噌が濃すぎずおいしかったです。 ○大王ラーメン 時々テレビで、「全国大食い選手権大会」みたいな番組がありますよね。 この店は、そんな番組で会場になったことがあるお店です。 ここの名物は、当然「大食いに挑戦」というやつで、大きなつぼに麺が10玉 入ったラーメンを時間内に食べると・・・というものです。元気な人、挑戦し てください。 ただし、味の方はおすすめできないそうです。何せここのおやじは、店の奥 で自分の作ったラーメンを食わず日清の「シーフードヌードル」食べてるらし いですから・・・。 ○五香(うーしゃん) 中華料理屋さん。ギョーザが美味。かなり大きめで、特に皮が分厚くておい しかったです。あと、あんかけの焼きそばも美味でした。しかも量はかなり多 いのですが、しつこくなく、ぺろっと食べられます。普通盛りで一般的な大盛 りの量はありました。餃子は注文が入ってから皮を作り始めるそうで、店主も 「うちはほんとに時間がかかるんですよ。ごめんなさいねぇ」と言っているよ うです。 場所は、花園センター街。建物の2階が店で、1階は別のお店(飲食店ではな い)です。入口の階段をお見逃しなく。 ------------------- MLメンバー・Oさんからの情報 ------------------- ここはテイクアウトができます。焼きそばをテイクアウトすると、めんと あんかけを別々にビニール袋につめてくれます。食べる直前にかけたほうが うまいとのことで。どちらも5〜700円程度。他のメニューはわかりません。 私はここで焼きそばとギョーザをテイクアウトして、そばのセブンイレブン 花園店で紙皿を買い、小樽夜発のフェリー内でひろげて夕食にしました。 -------------------------------------------------------------------- ○薮半 静屋通りにある、お蕎麦屋さん。入口の雰囲気は高級蕎麦屋といった感じで 高そうですが、値段はそれほどでもないようです。小樽の蕎麦屋としては高い 部類ですが雰囲気は最高です。蕎麦も細めで蕎麦粉の香りも良いし、いけます。 # ここの店員は教育が行き届いているのが非常にポイント高い。(^.^) # なんといっても石蔵の中で蕎麦が食べられるなんてのはここだけですよ。 ○かすり 寿司屋通りになぜかあるうどんやさん。ここの土鍋うどんがうまいんだな。 注文するとカウンターの向こうにある鍋にひとつひとつ、土鍋がかけられます。 1日に何回も火にかけるので、あまり長持ちしないらしいこの土鍋のなかで、 ぐつぐつとうどんが煮えたぎり、ふたのふちからしゅうしゅうと吹きだします。 さあできあがり。やけどをしないようにふたをとって、さあめしあがれ。 特に寒い冬の日、おすすめです。筆者は愛用しています。 ○天八 小樽駅の近くに静屋通りという通りがあります。この通りにはなかなか個性 的な店が揃っています。そんな店の一つがこの天八です。 この天八は、てんぷら屋です。店の外は、巨人軍のポスターなんかが貼って あって、なかなか怪しい雰囲気です。店もお世辞にもきれいではありません。 朝は店のおやじが店の前を掃除しています。店の前に出ている札が支度中から 商い中に変わったら、開店です。 店はそんなに広くなく、座敷に4人、カウンターに7人ぐらい座ると満員です。 カウンターに座って、おやじとお喋りする方が楽しいと筆者は思います。 メニューはてんぷら定食1500円、大とんかつ定食1500円、天丼など。どれを 食べても満足いくと思いますが、特に大とんかつはすごい量です。頼む前にど のくらいの大きさか聞いてみるといいでしょう。あげたてのてんぷらやとんか つはもうたまりません。定食はご飯お代わり自由で、たらふく食べさせてくれ ます。 また、ここのおやじは大変話好き(少しスケベですが)なので、どんどん話し かけてみましょう。冷蔵庫や箸ぶくろ、ネタの話など、至るところに職人のこ だわりが感じられます。狭い店なので早めに行くか、または少し遅めに行って ゆっくりと喋りながら食べたいものです。筆者はここを強くおすすめします。 お寿司もいいけど小樽の新鮮なネタを使ったおいしいてんぷらを、あなたも いかがですか? ○鱗 ちょうど天八の斜め前にある、郷土料理の店?中に入ったことがないのでど んな店かは知らないのですが、軒の上に吊してある大きなオヒョウの干物がな かなか気になるので、ここにとりあげました。お見落としなく。 ○現代 「鱗」の前に、何やらうっそうとした怪しげな建物が立っています。昼間だ と入口の鉄でできた門は閉ざされ、建物の中は全く見えません。でもあたりを 見回してみると、黄色い、下の方にペプシコーラと書かれた看板があるではあ りませんか。その看板にはこう書かれています。「キャバレー現代」。 どう見ても外観は、普通我々の頭の中にあるキャバレーの建物とは違います。 絶対に「これがキャバレーだ」と教えられないとわからないでしょう。ケバケ バしさは全くなく、普通の建物であるところにまた怪しさがあります。「本当 にキャバレーかいな」と誰しも疑うことでしょうが、そんな人は日が落ちてか ら見に行ってごらんなさい!!今度は、先ほどしまっていた鉄の門は開いてい て、建物の玄関から中は見えないものの、建物の奥から何やら怪しげなピンク 色の光が洩れてきていて、一応、木でできた「クラブ 現代」の看板を照らし だしている姿を見ることができるでしょう。 このように得体のしれない謎のキャバレー「現代」、数々の情報を集めると 以下のようになります。まず、小樽一の老舗(もちろんキャバレーとして)で、 その創業は大正時代に遡る。従ってキャバレーとしての格も高く、値段もかな り張る(というより、一見さんは入れないらしい)が、ホステスさんはみんな 60歳以上の老婆であるらしい。また、生バンドが入っているのですが、これま たバンドメンバーがみんなおじいさんだそうな(^o^;;)。 とまあこんな感じです。ようするに、チャラチャラしたねえちゃんの接待を 受けるというより、商談などで使う洋風高級料亭といったところですかね? 何はともあれ、中に入ることはさておき、一度外から眺めてみる価値はあると 思います。昼間のうちに見ておき、夕暮れまで運河で遊んで運河の夜景を見て から、帰り際にちょっと前を通ってみると良いでしょう。さあ、大正ロマン キャバレー「現代」があなたを待っています。(もし中に入ることができたら、 ぜひレポートください。) ちなみに、実はお値段はそれほど高くないそうです。 ○魚真 おすすめの魚料理の居酒屋。安くておいしいです。まぁ一心太助みたいなも のでもっと良心的なものだと考えればいいでしょう。場所は、北海道新聞の近 くです。夜しかやってませんので、ご注意。ちょいとおすすめメニューを紹介 しますと、 ・すりみ汁(スケソウタラのすり身だと思ったけど、の味噌汁) ・すり身ハンバーグ(こっちは鰯だったかな?をハンバーグみたいに焼いたも の) -> さつまあげみたいなものだな、そういえば。 ・カニ味噌寿司(カニ味噌と身が軍艦巻きになっている) ・どびん蒸し(何が入っているか覚えていません(_ _)。寿司を頼んだらでてき ます。別注文もあり。) ・八角の塩焼き(八角は冬が旬の魚なので、夏場は無いか、あってもおいしく ないです。) ・魚真巻き(生の太巻きというべきしろもので、いか、うになどがまかれてい ます) ほか、いろいろあります。 ------------------- MLメンバー・Sさんからの情報 ------------------- 魚真は刺身も寿司もおいしかったけれど、何といっても茶碗蒸しが最高で した。あの茶碗蒸しを食べにもう一回行きたいと思うくらいおいしかった。 それから、となりの恐そうなおじさんが「八角の焼いたの」を食べていま したが、小樽ではメジャーな魚らしいですね。どなたか食べてみた方がいた ら、感想を聞かせて欲しいです。私はすでにガッついた後で満腹だったので、 食べられませんでした。 -------------------------------------------------------------------- ------------- 上記を読んで八角に挑戦した読者からの情報 ------------- 頭と背びれを取ったものが2匹分出てきました。確か800円。白身の魚で、 しお味がちょっときつかったが、おいしかった。また皮がパリパリでもしか したら身よりも良いのでは思うくらい良かった。 -------------------------------------------------------------------- ------------------- MLメンバー・Oさんからの情報 ------------------- 場所は少し難しくて、小樽駅から港の方へ下りてきて(引き込み)線路跡を 横切ったらすぐに右(札幌方向)へ曲がります。しばらく歩くと右(駅側)にあ ります。店は細長く、入り口は2箇所あります。 私がいつも頼むのは、にぎり上または特上。うれしいことに、にぎりを注 文すると、どびんの中に海老などで“だし”をとったお吸物がついてきます。 またこれだけではもの足りないので茶碗むしや、ほっけ・ししゃもなどの焼 き物を注文します。これにビール1本をつけても4000円くらいです。 昨年5月には、札幌寄り側(店はカウンターが2つにわかれています。)には 40前後のそっくりの板さん(兄弟か?)と親父さん(60過ぎかな)が威勢よくに ぎっていました。(一昨年はいなかったぞ) 結構混むので、開店すぐの5時過ぎに行くことをおすすめします。 -------------------------------------------------------------------- 魚真は季節の魚料理のお店なので時期によっておいしいものが色々あります。 お店の人は人情に厚い小樽のおばちゃんたちが大半ですから、気軽に声をかけ てその日のおすすめなんかを聞くと良いでしょう。メニューには小樽以外では なかなか食べられない珍しい魚の料理なんかもありますので、ぜひともお試し あれ。 ○みのかさや 焼肉屋さんです。地元でも結構有名なところらしいのですが、どうかしら。 このお店、JRの車内から見えるんですよね。札幌方面からちょうど小樽につく 手前で、進行方向左側に。看板がなかなか特徴的です。 _-~~-_ _- の -_ の|の −−+−− | こんな看板で、これで「みのかさや」と読みます。入ったことないんですが、 この看板が妙に印象的で・・・ ------------------- MLメンバー・Yさんからの情報 ------------------- とりあえず建物が古くて中で出される食器も「何世紀前の食器だろう?」 と思わせるところがあります。味はGoodだという記憶があるのですが・・・ 両親につれられて1度しか行ったことがないです。 母親が常連らしく、店長(水木しげるの描く妖怪のようなおっちゃん(^^;) と仲がよかったです。一度いったきりなのですが、ファンになってしまいま した。小樽に行くたびに店の前には足を運ぶのですが、夜からの営業(だと 思った)なのでいつも閉まっていて。とてもいいお店なので、酔っ払ては行っ て欲しくないですね、本当に。 -------------------------------------------------------------------- ------------------- MLメンバー・Iさんからの情報 ------------------- 常連です:-)。 # ま、何度か「るるぶ」なんかにも載ったんですけど... 酔っ払いはお断りの店です。一応焼肉屋なんですが、独特の変わったタレ です。この味をはじめからうまいと思う人はそういないと思います... :-p # 私はすっかり慣れました。 肉にはこだわりをもっているのですが、味よりも雰囲気で行く店だと思い ます。だからその雰囲気を壊さないよう、静かに飲みましょうね。 # 団体などもってのほか!!! 夜は12時までです。最近は、11時ごろ行っても閉まっていることがありま すが... -------------------------------------------------------------------- ◯鱗友市場 鱗友市場は、なんせ早起き。朝3時ごろ開店し、7時過ぎには品があらかたな くなっています。一応14時までやっていることになってしまいますが、そのこ ろには目当ての品が残っていないかも?フェリーで早朝小樽港に着いた方は、 のぞいてみては? 市場では、お魚なんかがならんでいます。気に入ったのがあったら、刺身に してもらいましょう。筆者が以前出かけた時には、「お醤油ないですか?」と 尋ねると、なぜかリポビタンDのあきびんに醤油をつめてくれました(^^;;)。 何種類か魚(刺身)を買い込み、市場の中の小さい食堂でラーメンを注文、刺身 をつまみにビール飲んで、ラーメンをすする・・・うーん、最高! # 朝の4時だというのに(^^;; ここには駐車場があります。確か10台くらいは止められそうな大きさがあっ たと思います。 ------------- MLメンバー・Nさんからの情報(1998年 6月) ------------- 鱗友市場にある食堂のウニ丼がおいしいという噂を聞いたので、調査に行っ てきました。 小樽駅に着いたのが午後2時前だったのですが、市場は2時までしかやって ないそうなので、きっと食堂も2時で終わりだろうということで、急いで行 きました。 市場の前に着いたらちょうど2時で、2軒ある食堂の1軒はもう閉まってい ました。もう1軒の方に入ると「あら!もう閉めようかと思ったんだけど。」 と言われましたが、ウニ丼を食べたいんだというと、「火を使わないものな らいいよ。入りなさい。」と言って店に入れてくれました。(よかった。 よかった。) どんぶりもいろいろな種類があり、私はウニ・イクラ丼を食べました。 「ウニは小樽で採れたものを使用しています。」と書かれていました。 ウニ丼は値段が高かったけど、ウニ・イクラ丼は手ごろな値段だったので、 こちらを選びました。(^^; 味は、大変おいしかったです。ウニは変な味がしないし、生きもよかった です。イクラもおいしかったです。 ちなみに鱗友市場は旧日本郵船の斜め向かいにあります。ちょっと遠いで すが、おいしいウニ丼に興味のある方は、一度チャレンジしてみてください。 -------------------------------------------------------------------- ○かま栄のかまぼこ : http://www.kamaei.co.jp/ ここでは揚げたてのかまぼこが売っていますが、なかでもパンロールはおす すめです。私はこれをおやつに食べます。がぼちゃ入りカマボコも甘くておい しいです。 店は、JR小樽駅前の国際ホテルの一階など、小樽市内では何箇所か入手でき ます。見かけたら、ほおばりながら町を歩いてみては。千歳空港にも出店して いたような気がします。 あと、北一硝子三号館と運河の中間に直営の「キャビンかま栄」があります が、レストランの方はあまりおすすめではありません。 3.3 小樽の喫茶店 小樽ってとっても喫茶店の多い街ですね。小樽に住んでいる人にとっては、 それがあたりまえで気にもしないのですが、小樽を離れると、どこへ行っても 喫茶店をさがすのに苦労します。なかなか気に入った喫茶店をみつけられない ですよね。 誰か小樽喫茶店めぐりなんてのをやってみたら?お腹がちゃぽちゃぽになっ ちゃうか...(^^; ということで、喫茶店特集です。 ○光 小樽で一番古い喫茶店。その創業は戦前の昭和8年らしいです。しかも元祖 自家倍煎コーヒーです。伊藤整の自伝的小説「若き詩人の肖像」にも、登場し ます。当然かなり古ぼけていますが、店内には古いもう動きそうもないような 時計などがならんでおり、照明もあまり明るくない白熱灯で、なかなか落ちつ いた感じです。メニューは基本的に飲みものやケーキ類で、軽食はなかったと 思います。コーヒー(アイスコーヒーにも)には小さなカステラがつきます。静 かな店内は、のんびりくつろいだり、本でも読みながら誰かと待ち合わせする にはぴったりです。 また、もしここに行くことがあれば、絶対トイレに行ってみてください。 古い落ちついた店内とはまた違った別世界に、思わずハッとすることでしょう。 (決してトイレがぼろぼろとか、汚くてどうしようもないというわけではあり ません。)店のオーナーの遊び心が感じられたら、幸いです。 場所はみやこ通り、小樽駅前の運河への坂道から通りに入ってすぐです。 ○商家茶屋「さかい家」 北一硝子三号館の近くにある喫茶店。古い商家の雰囲気をそのまま残した造 りで、落ちついたというか結構妙な雰囲気でよろしいです。わらひはここは、 「紅茶のアイスクリーム」がおいしいと思います。あっさりしていて甘くなく て、暑い時にはおすすめです。ただし、混んでくるとこの店は妙に対応がぞん ざいになるような気もしないではありません。また、北一の斜め前というとん でもないロケーションなので、はっきりいって混む時はとことん混みます。人 のいない時間帯を狙っていきませう。 ほかにも、紅茶が抹茶茶碗に入って出てきたのでちょっと驚き。ミルクティー 400円。他にぜんざいなどもあります。コーヒーは、ポットおかわりサービス もあり、うれしいですね。 ○ろーとれっく 小樽駅前、小樽国際ホテルの1階にある喫茶店。手作りケーキがおいしくて、 深めに煎った自家倍煎コーヒーが売り物です。コーヒー豆も売ってます。 コーヒーはストレートコーヒーが各種と、ブレンドが2種類(ソフトとストロ ング)があります。ケーキを頼むとお盆にのせた6種類のぐらいケーキから選べ ます。この他に、ガトーショコラやレアチーズケーキもあります。どれを頼ん でもおいしいですよ。私はガトーショコラとストロングのケーキセットが好き です。ガトーショコラには、生クリームをのせてもらえます。 白い壁に黒い木製のカウンターと椅子。シックな装いと静かに流れるクラシッ ク。のんびりケーキを頬張りながらコーヒー片手に読書・・・いやぁ、最高で すって(^.^)。 それほど大きいお店ではありません。カウンターと横座りテーブルしかない ので、3人以上のグループには向かないかも。 ○フリーランス 石造りの倉庫を改造した喫茶店です。ここは私のお気に入りの喫茶店なので、 人に教えたくないくらいです。(^^; 夜はバーとして営業していますがコーヒーも飲めます。店の雰囲気は渋く、 店内にはジャズが流れ、モノクロの写真が飾ってあります。ジャズバーやジャ ズ喫茶が好きな人は必ず気に入ると思います。夜は結構遅くまでやっています。 場所は海鳴桜の近くにあります。(メジャー編の海鳴楼の地図参照。) ○十一屋 以前にあった「あっぷる」(注:Ver.4以前のガイドを読んだことがある方は ご存知でしょう)が閉店した後にできたお店。「あっぷる」とは全く関係無い らしく、喫茶店の経営も初めてのよう。(コーヒーだかケーキだかが「今日の はいいできだ」みたいな内輪話が聞こえてしまった(^^;;) ケーキセットを食べましたが、ケーキは普通においしかったですよ。 ○いちりん とっても小さな喫茶店です。カウンターに3人、テーブルに4人入っていっぱ いかな。ひとり旅なんかでふっと身体を休めるのにいいかもしれません。ほと んど常連さんしか入らないような喫茶店です。ママがひとりだけで切盛りして いる様子。まだ話したことはありません。 場所は十一屋のある横の小路を曲がったところにあります。小さいので見落 とさないように。 ○館 小樽の有名なケーキ屋さん。札幌にも支店が出ています。喫茶室もあるので、 歩きつかれたらのんびりお休みしながらケーキでもほおばってください(^.^)。 ◯あまとう セントラルタウン都通りにあります。ここも、地元では館と勢力を二分して います。2Fの喫茶店で、どうぞ。 ------------------- MLメンバー・Yさんからの情報 ------------------- ここのソフトクリーム&クリームあんみつはおすすめです。私の好みでい えばみそのより気に入っています。 味はというと“こってり・まったり”していて、サッパリ好みの人は嫌い かもしれないですが、これこそソフトクリームという感じで、小さいころは 小樽に行くと必ず食べていました。 それとここの“マロンコロン”がおすすめです。お土産にどうぞ! -------------------------------------------------------------------- ○みそのアイスクリーム : http://www3.mediagalaxy.co.jp/misono/ 喫茶店「光」の斜め前あたりに、「みそのアイスクリーム」と書いた看板が 見えませんか?名古屋じゃあるまいし、何だろう・・・? ご安心ください。「みその」は店の名前です。漢字では「美園」と書きます。 店は二階にあり、狭い階段を登っていくとそこが喫茶「美園」です。喫茶とは いっても、食事もとれるようなこの店ですが、おすすめは何といってもアイス クリームです。赤井川牧場から直送した牛乳を使って作ったらしいこのアイス クリーム、歴史も古く、一口食べると何とも懐かしい味が口の中に広がります。 最近はやりの濃厚な味ではなく、サッパリしていて、でもみずっぽくない、そ んな感じです。暑い夏の日、または寒い冬の日は暖房の中で、ぜひおすすめし ます。ソフトクリームもおいしいですよ。 ○縁 5号線から天狗山へ向かう途中にソフトクリーム屋さん(ちゅうか喫茶店なん ですが)があって、名前は「縁」と書いて「ゆかり」とかなんとか読ませてい たような気がします。ソフトクリーム250円、クリームぜんざい350円だったか、 がおいしいそうです。 ○豆処丸二(まめどころまるに) 堺町通りに面していて、中央バス本局、千秋庵本店の並びにあります。 看板が出ているのですぐにわかりました。店の中はなんのへんてつもない豆 屋さんです。その一角にちょこんと〈ひつじのミルク屋さん〉があります。特 に腰掛けて食べられるようなスペースもありませんが「びふか松山農場」産の 羊乳製品を売っています。 ひつじのミルク 150ml : 320円 メリーさんのひつじアイス : 300円 メリーさんのひつじソフト : 300円 4. 小樽の情報あれこれ ○小樽のWWW 小樽の主要となる web page です。ここには、いろいろなところへのリンク がありますので、小樽の情報収集の入り口としてお使いください。 小樽市ホームページ http://www.tokeidai.co.jp/otaru-city/ 小樽ポータルウェブサイト http://otaru.net/ ○小樽の本 小樽が描かれている本としては、伊藤整の自伝的小説「若い詩人の肖像」が あります。喫茶店の「光」が出てきて驚きます。また、作品に出てくる塩谷で のデートの場面も風景の描写がなかなかです。あとはやっぱり、「海猫屋の客」 かな。 あと、小樽のタウン誌として「らぶおたる」があります。小樽の本屋さんな んかで売っていますが、なんか一瞬、別の種類の本かと見間違えるのよね(^^;。 それからわすれちゃいけないのが小樽ネットワークマガジン「Linus」。 小樽の歴史やお店、それに地元企業の紹介なんかか載っています。一応季刊の ようだけれど、けっこう不定期かも...。小樽の本屋さんなら売っています。 一読あれ。地方でも定期購読を申し込みできたと思います。 小樽のちょっとした歴史を知りたい人にお薦めなのが「小樽再発見」。昭和 59年の発行なのでちょっと古いのですが、明治から大正、昭和にかけての小樽 の栄華衰退、人、物、史跡、産業などが書かれています。小樽が好きで、人よ りちょっと多く小樽を知りたいと思っているあ・な・た!読んでみてそんはな いと思いますよ。北海道新聞社発行。 さらに、北海道に就職した〜い!などといい出す人には、 「北の大地に移り住む 札幌・小樽編」 TBSブリタニカ発行 私設 北海道開拓使の会編 ISBN 4-484-94211-9 定価1942円 という本もあります。この札幌・小樽編の姉妹編として、 「北海道に移り住む 平成の屯田兵からの手紙」 北海道新聞社発行 私設 北海道開拓使の会編 ISBN 4-89363-816-5 定価1456円 が発売されました。 私設北海道開拓使の会ホームページ(http://www.datt.co.jp/kaitaku/)という のもあるようです。