[1-4-1] 旭川・層雲峡・大雪  Version: 6.00

目次

1 章  旭川市街
  1.1 旭川はこんな街です
  1.2 観光地情報
  1.3 食べ物情報
    1.3.1 旭川ラーメン
    1.3.2 鍋
    1.3.3 お弁当
    1.3.4 おみやげ・お菓子
    1.3.5 日本酒
  1.4 宿泊情報
2 章  旭川市郊外、鷹栖町、東神楽町、当麻町、比布町
  2.1 観光地情報
  2.2 温泉情報
  2.3 宿泊情報
3 章  上川町、層雲峡周辺、愛別町
  3.1 交通情報
  3.2 観光地情報
  3.3 食事情報
  3.4 宿泊情報
  3.5 温泉情報
4 章  東川町、天人峡、旭岳
  4.1 交通情報
  4.2 観光地情報
  4.3 食事情報
  4.4 宿泊情報


1 章  旭川市街

1.1 旭川はこんな街です

国道 12 号線の一方の端です。っと、いうか他にも各方面への道や鉄道があり、交
差した場所が旭川といった具合です。

名前にも川という文字がついていますが、ついてるのにふさわしく(?) 約 300もの
川があるそうです。このおかげで、途中に公園とか川とかの障害物 (っということ
にしましょう) が多いので、うまくぬけられなかったりするんですよ。道を知らな
いといつまでも目的地に着きません (^^; ということで、地図はとっとと手に入れ
ることを勧めます。

まぁけど、下の地図を見てもらうとわかるかもしれませんが、駅前及び、近辺は碁
盤の目状になっているので、このあたりは大丈夫です。一般の旅行者は交差点とし
て立ち寄っているって感じですね。ここもそれなりに見れる所はあるのですが、旭
川自身が観光地としてアピールしようとしていないので、中々発掘されませんね。

又、自衛隊の駐屯地があったり、ミリタリーショップ*)があったり、一部マニア受
け?するようなものがあったりします。
 *) 旭橋とロータリーの間にミリタリーグッズショップがあるらしい。

それから、駅前付近ですが、買い物公園を真っ直ぐ行くと、道順は宮下通り、宮下
/1条仲通り、 2条通り、2条/2条仲通り、2条通り、2条/3条仲通り...といった具合
になっています。その進行方向のまま右手が8丁目、左手が7丁目で道を一つづつず
れていくと1丁づつ増減します。

それから14丁目付近(1条から4条の間)に銀座通りという歩行者天国があります。こ
こも買い物ができますが、さびれていますね。やっぱり田舎では駅の周辺でないと
いけないのでしょうか。

もう一つ軸となるのが、 4条通りですね。結構店自体はばらけていますが、いろい
ろと揃っています。

                            ┌───┐
    稚内・網走<= = = = = = =│旭川駅│= = = = = = = = = =>札幌
                            └───┘
          │        駅前ロータリー            │旭川エスタ
    派出所│        (バス兼タクシー)          │(ホテル兼)
          │                                  │
    9丁目 │              8丁目               │  7丁目
    ───┼─────┬───┬───────┼───────
          │アサヒ    │      │  西武        │          宮下通り
          │デパート  │      │  デパート    │藤田観光
          │(特一番)  │      │  (B館)       │  ワシントンホテル
    ───┼─────┴───┼───────┼───────
          │                  │  西武        │
          │  雑居ビル群      │  デパート    │MALSA
          │                  │  (A館)       │
    ───┼─────────┴───────┼───────
          │                                  │           1条通り
          │      丸井今井デパート            │
          │                                  │
    ───┼─────────┬───────┼───────
          │                  │              │
          │    雑居ビル群    │  雑居ビル群  │マルカツ
          │                  │              │
    ───┼─────────┼───────┼───────
          │                  │              │           2条通り
          │                  │              │
          │                  │              │平和通り(買物通り)

# 夏は暑くて、冬はめちゃんこ寒く、その上雪が多いというとっても観光に適した
# 所ですね:-) 住むのはとんでもないというか住めば都というか :-p


1.2 観光地情報

[自転車の貸し出し(無料)]

以前からも常盤公園の裏手にあたる青少年科学館付近で自転車の無料貸し出しが行
われていましたが、やはり、駅で借りれるというのは便利ではないかなと思います。
色や車種ともバラバラですが、 20 台くらいはあるようです。以下は 1998 年のデ
ータです。

  期間:4/20〜10/31
  時間:9:00〜17:30
  問合:0166-25-0737
  注意:列車で旭川駅に来た人に限る。
        旭川までの乗車券(周遊券でも可。見せるだけです)と身分証明書が必要。
        自転車置き場は駅構内(改札横ホーム)にあるそうです。

[平和通り買物公園]

旭川駅前にまっすぐの通りがあり、そこを指します。ここは恒常的に歩行者天国に
なっており、日本で最初というのが "売り" です。
この通りの両脇にデパートやお店が並び、旭川内にあるものならば大抵の物は手に
入ります。ここだけを見ると、やたら立派に見えますが、ちょっと通りをはずれる
と「やっぱり規模どおりのところだな」って感じです。
夏にはこの通りで、"とうきび"の販売がされており、冬は、雪祭時には氷の彫刻が
見られます。

市内散策をするならばここを中心に歩くのが良いでしょう。

[常盤公園]

冬の雪祭のメイン会場でもありますが、夏ならば、池の周りをのんびりと散歩する
か、木々の間でやすむのかな。あと、ボートをゆっくり漕ぐというのもいいですね。
行き方は、買い物公園をまっすぐいって途中で道なりに左へ折れて、ロータリーに
なってるところを左の信号を 2本渡れば、常盤公園の裏手にあたる体育館や市立図
書館、青少年科学館、天文観察施設があります。あと、南側に神社があります。
ここの体育館で自転車貸出のサービスがありまして、これで裏手のサイクリングロ
ードが神居古潭まで延びています。 (正確に言うと川の反対岸へわたらないといけ
ませんが)。 このサイクリングロードは昔の鉄道の跡です。

どちらにしても、夏場はのんびりするところです。

[旭川美術館]

常磐公園にはこういうものもあるよ...ということで、紹介します。

開館時間:10時〜17時(入館は16時30分まで)
観 覧 料:大人100円・高大生60円・小中生40円(注:常設展のみ)
休 館 日:月曜、4/30、9/17、9/24、11/5、11/23、12/24、12/28〜1/4、2/11、
         3/20と不定期の展示替え期間
交    通:旭川電気軌道バス (3)・ 4条4丁目で下車。徒歩4分
                〃        (24)・ 8条1丁目で下車。徒歩3分
         JR旭川駅から徒歩25分
連 絡 先:旭川市常磐公園内 0166-25-2577

[旭川冬祭り]

旭川駅をおりると、平和通り買物公園があるんですが、そこに氷の彫像がまずでき
てます。(ちっちゃいの。雪像もあったかな?) それが常磐公園の方に伸びているん
ですが、途中で途切れているんですよね。

でっ、常磐公園なんですが、ここにはだだっぴろい広場があってそこに会場が設営
されます。毎年、お城とかドラエモンとか作っています。札幌の雪祭り会場のミニ
チュア版ってかんじかな? やっぱり毎年、自衛隊の方ががんばっていますね。通常
2月上旬〜中旬に行われます。

# けど、あの寒い中出店がでるっていうのも凄いと思う。

このお祭りは正直行ってめっちゃくちゃ寒いです。氷像がメインなので、夜の方が
断然きれいなのですが、寒さは半端じゃありません。 2年前に行ったときは、厚手
の靴下に長靴という感じだったのですが、 1時間も見ているうちに、足の感覚は全
くなくなり、宿までのほんの 1km位を歩いて帰られなくなった程です。見学される
かたは、足下の防寒対策だけば万全にされることをお勧めします。


1.3 食べ物情報

旭川での食事というと、旭川ラーメンです。ちょっとさびしい気もするけど、旭川
特有の郷土料理というものがラーメン以外ないんですよね。「ラーメンは札幌」と
いうのが定説のようですが、なかなかあなどりがたい美味しさです。
まぁ、旭川以外には寄らないので北海道の味をと、いうと結構そろっています。商
業都市として発達したせいか、海の幸も山の幸も集まってきて、東京なんか :-)と
比べると、はるかに美味しく食べられますね。

1.3.1 旭川ラーメン

元々(大昔 :-p)の旭川ラーメンは鳥ガラを使うのが主流だと聞いています。ただ、
段々と豚骨をつかって、最近では魚も使うところが増えてきているようです。で、
この元々の鳥ガラのスープにあうような、コシがかなり強く、なおかつねじれてひ
ねくれた麺がオーソドックスな旭川ラーメンでした。後、味噌ラーメンは札幌が中
心で、旭川は味噌、醤油が半々ぐらいのわりあいじゃないかな?(これはちょっと自
信がない)
結局、今はバリエーションが増えているので、旭川ラーメンに邪道というのは無い
と思っています。

# けど、昔から食べている人の中には、魚をダシにつかった旭川ラーメンは嫌って
# いる人もいる (^^;

[蜂屋]

旭川駅の地下にあるお店。スープがなかなか美味しいのですが、人によってかなり
好き嫌いがでます。また麺がちょっとという感じでした。ここは注文すると、最初
に「油はどうしますか?」 と聞かれるので少々戸惑ってしまう方もおおいでしょう
 :-) また、市内に数店でているようです。
メニューには「ラーメン」しかなく、普通に頼むと醤油味がでてきますが「塩ラー
メン」と頼むと塩味も出てくるようです:-) (常連さんっぽい人が頼んでいるのに
一度遭遇しました)。

[特一番]

駅を出るとまん前に西武百貨店が見えますが、その1軒おいた右どなりのビルです。
アサヒビルデパートとビルに大書されてますからすぐわかると思いますが、ここの
地下1階です。
ここは魚系統の臭いがきついダシで、店じたいに臭いがたちこめていて慣れない人
にはきついかもしれません。が、最近では店に立ちこめていた匂いも弱く、スープ
のだしも魚臭さがだいぶ抑えられていました。なので、受け入れやすい味になって
きたようです。逆に個性が弱まったとも言えますが。               (1996/7/11)

[青葉]

駅側から、例のアサヒビルのある通りをまっすぐ行って、オレンジののれんが目印。
魚のだしがめちゃくちゃきいているので、苦手なかたは味噌ラーメンがよいでしょ
う。ここは千葉県のほうにも出店してるようです。

[梅光軒]

2条8丁目の買い物公園沿いの「国原」というレコード屋の地下にあるラーメン屋。
くせが少ない正統(?) 旭川ラーメンです。旭川ラーメン大賞も受賞しております。
ちなみに私は感動するほどうまいとは思わなかったけど、観光客らしき 4名の人達
が感動してるふうに「美味しい」と言っていたので、書いておきます。名古屋 (地
下鉄東山線池下駅真上のビルの 2階) に支店があります。

[山頭火]

旭川駅から見て買いもの通りと平行に一つ右の通りぞいにあります。買いもの通り
をまっすぐいって、「ロバ」菓子舗 (牛乳シュークリームね、お菓子の項を参照し
てください) を過ぎた角を右に曲がって、次の交差点できょろきょろすれば見つか
ります。

            ----- ガイドメンバーからの報告 ----
  きょろきょろして見つけました:-) きょろきょろするのが恥ずかしい人は右を
  向きましょう。地図にするとこんな感じです。

                                        ↑旭川駅
                  │緑橋通り                │買い物通り
                  │        3条通り         │
                ─┼────────────┼─
                  │山頭火                  │
                  │■            ロバ菓子司│
                  │                      ●│
                ─┼────────────┼─
                  │                        │

  肝心の味の方ですが、ここは魚系のだしではありません。それから「しお」が
  メインのようです。けっこうお客が入ってましたが、 9割がた「しお」を注文
  していました。そこで私は「しお」を、妻が「しょうゆ」を注文し食べ比べて
  みました。

  しお      わりとこってり系の味。私はしおであればもう少しあっさりしてい
            た方が好きですが、味はよかったです。80点
  しょうゆ  甘めの味。とくに後味が甘く感じました。私達は甘めのラーメンは
            好きではないので、口に合いませんでした。60点

  あと、入っているチャーシューは味つけしてありましたが、割りとおいしいも
  のでした。ちなみにメニューは以下の通りです。

      しお、みそ、しょうゆ 各700円
      小らーめん             600円
      大盛らーめん           800円
      時々肉らーめん        1000円 (要予約)
      ~~~~~~これってなんなんでしょうね?(聞くのを忘れてしまった)
            もしかして "とどにく" ?
            -----------------------------------

本店(3条8丁目)に加えて、 4条8丁目に4条店があります。こちらでは時々肉とい
うのはメニューになく、限定予約では、肉ら〜めん・特選とろ肉ぶつ切らーめん
各1000円がありました(1996/7/17)。
この他に、札幌 3店、岩見沢、滝川、帯広、小樽、苫小牧、東京 (渋谷、恵比寿、
中野)にも支店を出しています。東北(盛岡だか仙台)と中国地方(広島あたり?)
の支店を開店するそうです。その他にも全国展開であっちにもこっちにもある、
というかんじでした。

            ----- ガイドメンバーからの報告 ----
  98年年末に四条店に行きました。「ここはしお」と聞いていたので、私は普
  段こってりした味噌が好きなのですが、しおを注文しました。これがしおか、
  と思うほどこってりしていて、美味。店内禁煙なのもうれしいです。

  # 普段しおは滅多に頼みません。何も入ってなくて損した感じがすることが
 # 多いので。

  99年年始には札幌店に行ったのですが、ここも禁煙でしたので、全店禁煙な
  のでしょうか? こんどは味噌を頼んでみましたが、こってりしたしおの上
  に味噌が加わって、うーん、余計かな、しおだけでいいかな、という感じで
  した。

  なお、旭川ラーメン村の山頭火ですが、私は行ってないのですが、できた直
  後に行った人が、「確かにめんもスープも山頭火だけど、店員がダメだね。
  あのゆで方、めんの湯の切り方、『おまえ今までやったことねえな』って感
  じだな。」と手厳しい評をしていました。

  とにかくしおはおいしかったです。
            -----------------------------------

# 山頭火(旭川の業界ではさんちゃんと呼ばれているようです:-) は、その独特な
# 発想で、ここ1997年頃から爆発的にフランチャイズを増やしました。ただ、残念
# ながらまさにラーメン村店のような店が少なくなく、どうかすると、「どうやっ
# たらこんなにまずく作れるんだっけ?」と思ってしまうような店があることもま
# た事実です。


[よし乃]

駅からちょっと離れています。旭川駅より東へ車で 15 分くらい。昔から口コミで
うまいと言われて、今では市内に何軒か分店しています。それから、富良野、札幌
にもあるようです。
  本店:旭川市豊岡1-1 Tel 0166-31-3619

            ----- ガイドメンバーからの報告 ----
  味噌ラーメンを食べましたが、結構辛くニンニク臭くそれほどおいしく感じま
  せんでしたが友達はそれがうまいと言っていました。人の好みは様々ですね。
            -----------------------------------

[つるや]

メジャーな雑誌でも紹介されたことのある店です。ガイド読者からの情報によると
醤油味のチャーシュー麺は「チャーシューが厚いのにとっても柔らかいし、うまい。
スープもなかなかうまかった」とのことです。ただし、日曜日だったためか夕方の
3:30頃でも大変な混雑だったようです。場所は4条19丁目、月曜定休です(1996/9)。

[旭川ラーメン村]

1996/8に旭川市永山に旭川ラーメン村というのもできました。 8軒が入居している
のではしごが楽しめます。

	なきうさぎ、かつ木、よろこび、天金、山頭火、宝龍、森、
	元祖旭川ラーメン

の 8店です。スタンプ帳みたいのがあって、全店制覇すると、500 円の金券が貰え
るようです。


1.3.2 鍋

[おがさわら]

旭川市3条6丁目。ここは各種鍋料理がそろっています。そのなかでもおすすめは蟹
鍋がとてもおいしいですよ。3条6丁目にあるからといって馬鹿にしないで、だまさ
れたと思って行ってみてください。

[さ々め雪]

旭川市かむい 3条10丁目。旭川駅から少しはなれているので、タクシーでいかない
といけないのが難点です。車で 3〜4 分かな?
ここは割烹屋で、あとお寿司とちゃんこ鍋があって、そのちゃんこ鍋がお薦めです
が、最低 2人前からです。けどこの 2人前というのが曲者で、普通の人ならば 3人
前はあります。鍋以外はあまりおいしくはないので注意。

1.3.3 お弁当

[しちふくべんとう]

店頭にたくさんの種類の惣菜が並んでいます。適当に「これとこれとこれ」なんて
おばちゃんにいうと、つめてくれてお会計、のお弁当です。食べたいものを食べた
いだけ食べられる上に、安いです。お勧めします。 

買い物公園をしばらくいって左手のほうをきょろきょろしてると、書いてあります。
小さい市場の一角にありますので、市場を目指していった方がいいかもね。

1.3.4 おみやげ・お菓子

[おおかみの桃]

トマトジュースの「おおかみの桃」ってのが、鷹栖町の一村一品運動で成功してい
ますね。道内のお土産屋(特に空港内)で入手可能です。

[牛乳シュークリーム]

買い物通りをまっすぐ行った3条8丁目にある「ロバ菓子司」という店のシュークリ
ームです。買い物通りをまっすぐ行くと右手にあります。生ものなのでもちが悪い
ため(2時間くらい)、現地で食ってしまう方がいいでしょう。
ときどき品物がきれていることがありますが、10時と2時の2回仕入れていると思い
ますので、そのころが狙い目でしょう。

# 店の中で食べていたら、麦茶を持ってきてくれたことが有ります :-)

一時期この「牛乳シュークリーム」にかわって「パイシュークリーム」を販売して
いたのですが、最近また「牛乳シュークリーム」に戻ったようです。

以下は「ロバ菓子司」の店舗一覧と、()内は独り言 :-) です。

  本社・工場
    旭川市上常盤町1丁目(ロータリーの近く。割と街中にあるのですね)
  本店
    旭川市買物公園3条(駅前です...というにはちょと遠いですが)
  末広ダイイチ店
    旭川市末広1条7丁目(ダイイチって確かスーパーだったと)
  豊岡アムール
    旭川市豊岡3条2丁目(ダイエーの近く。ダイエー店内か?)
  東光
    旭川市東光12条6丁目ショッピングプラザ東光内
  ホクトダイイチ
    旭川市末広5条1丁目(「ホクト」の字がわからない^^;;)
  永山アスパ
    旭川市永山8条4丁目

[ロテル・ド・北倶楽部]

味は六花亭の上を行くかも知れません。全部味見ができますので、気に入ったもの
だけを買うことができます。ケーキ、クッキー、まんじゅう (萩の月のようなやつ 
etc)、水羊羮などなどいろんな種類がとりそろっています。箱入りのを買っても良
いし、ばら売りもしているので、適当に選んで袋に詰めてもらうことも出来ます。
アイスもおいしいです。もちろん、萩の月に似た「大雪山」も好きですよ。

店員の応対のよさも六花亭に勝るとも劣りません。袋に入れてもらうのを待ってい
る間に、麦茶を出してくれました。また、帰るときには応対してくれた店員が駐車
場を出るまで見送ってくれたりもします (そこまでしてくれなくても、とちょっと
思いましたが ^^;)

駅から遠いので車での行き方を説明します。説明がうまくできませんが、比布方面
から40号線できたら、 8つくらいに道がわかれたロータリーにぶつかります。すぐ
左隣の道へ曲がって200mくらい行った橋の手前、左側にあります。週末などは駐車
場前に地元の人の車の行列ができているのですぐ分かると思います。(^.^;)

急ぎの場合は、旭川駅の地下街(というほどの広さでもない)にも店舗があります。
こちらの店では味見は出来ないようです。それとも試食を頼めば出してくれるのか
も? 店は狭いので、もしかしたら置いてある種類が少ないということもあるかもし
れません。

[ESPERIO(エスペリオ)]

興部にあるノースブレインファーム Milk Hallの旭川支店です。メニューは Milk 
Hallとは異なります。ソフトクリーム(250円)を食べましたが、なかなかいけます。

  場所:旭川市東旭川町上兵村240番8
  電話:0166-36-3563
  時間:11:00-22:00
  定休:火曜日

1.3.5 日本酒

旭川は男山(北海男山)と高砂の産地 :-) でもあります。蔵元はこの2つですが、他
にも白鶴とかいろいろな酒造場があって酒造の町ともいえます。ただ、白鶴は蔵元
ではありませんが。。。。

# また、未確認(_O_)で大町の塩野谷酒造は蔵元でないのかな?

[男山]

男山の工場は、旭川から上川方面へ 39 号線で向かう途中の左手にあります。まぁ、
見た感じはなんとなく工場かビルだなって、雰囲気です。ここは、男山酒造り資料
館になっていて、予約さえいれとけば、見学は可です。
バスで行く場合は、1条8丁目の丸井今井前のバス停から道北バスの67、68、70、71、
667系統のいずれかに乗り約30分、永山2条6丁目で下車です。

一歩中に入ると、北欧風の木々が植えられていて、ちょっと変わった雰囲気に早変
わりしますね。さらにジャーマンアイリスという花の株を分けてくれます。咲いて
いる花の中から気に入ったものを選び、必要事項を書いたメモを渡すと、花が終わ
った後自宅に発送してくれます。

# ちなみに2人程度なら予約なしでも大丈夫なようです。              (1992/夏)

            ----- ガイドメンバーからの報告 ----
  男山の歴史、酒作りの道具等が展示してある。浮世絵も展示してあって、興味
  があれば結構楽しいかもしれない。数種試飲させてくれて、車でいかないほう
  がいいと思われます。

  ここで、特によいのは、「今朝の酒」である。これは毎日異なる仕込みタンク
  からとりだした酒を搾ったふなくちをそのまま瓶詰したもので、毎日銘柄が変
  わり、販売価格も変わる。数は1日60本に限定で、11時頃から販売開始。ここ
  のみの販売です。
            -----------------------------------

「今朝の酒」は冬〜春の季節限定で、酒を造る季節だけということです。これ以外
の季節に行ってもありません。酒の銘柄はその日毎に違います。吟醸とか純米、普
通酒などその時によって違うそうですが、搾りたての酒はすっきりした味でとても
美味しいとのこと。なお、加熱殺菌していないので要冷蔵で、日持ちしません。


[高砂]

「高砂」の他に「国士無双」という銘柄も作っています。

# あとそれから、旭川には日本酒の蔵元は 2蔵しか無いと思っていたけど、いつの
# 間にか合同酒清という焼酎メーカーが日本酒を造っていた。「旭川の吟醸酒」と
# いうので4合2000円。(1992/1)
# 味の方は、ちょっと濾過のしすぎじゃないのかな?(個人的) けど、1992年秋に品
# 評会で金賞受賞してるんだよなぁ

1.3.6 地ビール

[旭川大雪地ビール館]

1996/12 上旬頃にオープンしました。場所は JR 旭川駅の出口より右手方向へ徒歩
5 分ぐらいのところで、レンガでの建物になっています。ビールは 4種類でそのう
ち1、2種類は季節によりかわるようで、枝豆は当麻の枝豆を使っていたと思います。
広さはきちんと数えていませんが、あまり広いというほどではありません。

  場所:旭川市宮下通11
  電話:0166-25-0400

1.4 宿情報

[旭川ユースホステル]

かなりきれいなところです。部屋には、内線電話が付いていたし、廊下にはソファ
ー(?) がありました。ただ、宿泊人数のわりにトイレが少ないのが難点です。朝食
はバイキング形式ですが、量がちょっと少ないようです。伊の沢スキー場の側にあ
ります。

あとは結構ホテルが充実しているので、料金もだいたいお手頃です。しかしやはり
YH等に比べると高いです (;_;)
格安の宿もあるようですが、ただし、以下未調査です。あやしげなビジネス旅館な
どで、素泊り2200円(相部屋1650円)なんていう「美岐(みき)」がありYH顔まけです
ね。それから、旭川駅前にも「ビジネスホテルフジ」が1泊2日朝食付3800円でなん
てのもあるようで、いろいろ探すとでてくるようです。

[旭川ターミナルホテル]

申し込み時に「JR北海道のホームページを見た」と伝えると、宿泊料金が割引され
るそうです。詳細は http://www.hjsd.co.jp/jrhokkaido/hotel/top/top.html  を
ご覧下さい。


2 章  旭川郊外


2.1 観光地情報

[神居古潭(かむいこたん)](アイヌ語で神の村っていう意味です)

国道 12 号線を走っていき、旭川に入る手前の石狩川の急流添いに神居古潭という
ところがあります。ここらは、奇麗なんですが、車だとあまり良く見えません。
止まる場所としては、見つけづらいと思いますが、釣橋がわたっていて、向こう岸
には廃線になった、駅舎と蒸気機関車3両が残っている神居古潭駅があります。
線路跡がサイクリングロード(コース)になっており、川の流れに沿って走れるよう
になっています。旭川から、サイクリングロードを自転車でのんびりいっても 2時
間くらいでしょうか。
ここの川の石が青色で、けっこうきれいです。北海道では、庭石に使われることが
ありますが、持ち運びは重たいのでやめましょう :-)  っというか、本当は資格が
いるんだそうです。

このあたりの国道12号は1車線ですが、ごく一部だけ2車線になります。すると各車
一斉に遅い車を追い抜きにかかるのですが、結局遅い車を抜くことはできません。
なぜか??ネズミ取りがいるのです。一網打尽にされてしまいます。ここは道警のド
ル箱かもしれません。みなさん交通安全を。

[北海道伝統美術工芸村]

国道12号線から旭川中心部にはいるすぐ手前の小高い丘の上にあり、優佳良 (ユー
カラ)織工芸館、雪の美術館、国際染織美術館がこの敷地内にあります。3館の共通
入館券が売られています。もちろん個々にも入館券が売られています。
駐車場は門を入って坂を上っていくとドーンとあるのですけれど、そこには乗用車
用の場所は少なく、「国際染織美術館」の裏の方に乗用車用の駐車場があるみたい
です。

[優佳良(ユーカラ)織工芸館] 0166-62-8811

  開館時間:4月〜11月 9:00〜17:30 無休
           12月〜3月 9:00〜17:00 月曜休

北海道伝統美術工芸村にあります。優佳良織の作品なんかが展示してあって、実際
に機織りの機械で織っているところも実演しています。あまり、人がいなければ、
時には実演しているおばさんが、事細かに説明してくれることがあります。優佳良
織を使ったお土産もいろいろ置いてあって、ここは結構面白いところです。
ここは、別館が市内にもあります。(いったことがないのでようわからん)本館から
別館への無料連絡バスがあったと記憶しております。
住所は、旭川市3条通5丁目右3号、電話は0166-22-8326です。

# 「ユーカラ」って昔から伝わる伝説の事で、叙事詩みたいな、いろんなお話の集
# まりです。英雄伝説なんかが多いようです。# あれ、全部覚えるのって、大変で
# すよね。何たって長いもの。

            ----- ガイドメンバーからの報告 ----
  感想は...。 結局はこの工芸館を作った木内綾さんという方の作品展示用工芸
  館なのかなぁ... って思ってしまいました。確かに展示されている作品はすば
  らしいのかもしれないですけれど、意匠が限定されすぎているという感じがし
  て、あまり好きになれませんでした。

  工芸館の中にある販売所で扱っているものも、同じデザインのユーカラ織りを
  いろいろな小物から洋服やコート類までに使っているというのもどうも...。
  紳士物の方はあまり見なかったので、そちらの方もちゃんと見たら少しは感想
  が変わるかなぁ...。 ユーカラ織りって本当はもっと素朴なものなのではない
  かしらというのが、正直な感想です。
            -----------------------------------

[雪の美術館] 0166-63-2211

  開館時間:4月〜11月 9:00〜17:30 無休
           12月〜3月 休館とのことです(要確認)

北海道伝統美術工芸村にあります。氷柱を毎日作り直しているそうですが、ここが
回廊になっています。中には雪の結晶とか雪にまつわる研究の紹介をしている博物
館があります。

            ----- ガイドメンバーからの報告 ----
  ここは*きれい*でした。エントランスホールを通っていくと螺旋階段になって
  いて壁には北海道ゆかりの画家の絵が飾られていました。さらに降りていって
  ドアを開けると、とても冷たい空気と共に目の前に氷柱が飛び込んできます。
  氷の回廊。人工的に作ったものとはいえ青い照明と共にちょっとした異次元の
  世界です。半袖だと寒くて長い時間はそこにいることができませんでした。

  円形(本当は十二角形)につくられたスノー・クリスタル・ルームの壁と天井に
  は、雪の結晶の顕微鏡写真がたっくさん! 雪の結晶は一つとして同じ形のもの
  が無いと言われますが、本当にその通りで、さまざまな雪の結晶の写真が展示
  (ああいうのもやはり展示というのだろうか... (^^? )されています。
  コートに舞い降りてくる雪を眺めていた子供の頃を懐かしく思い出してしまい
  ました。関東じゃ、望むべくもない... (;_;)

  スノー・クリスタル・ルームを出て先に進むと、 VTRをいろいろと使って雪の
  いろいろを説明してくれるブース(?) などが用意されていて、それぞれの結晶
  の生成の過程や、雪に関係する人物の紹介などを見ることができます。全部ゆ
  っくり見ようと思ったら、1時間くらいは必要かな。

  画廊には、私が行った時には氷山が描かれた絵画が展示されていました。パン
  フレットによると一週間単位で美術展や展示会が催されるとのことです。雪の
  美術館で氷山の絵画を見ることができたのって、けっこうラッキーだったのか
  な?

  休憩できるカフェテラスがあるのですけれど、これがなんというかとっても上
  品な感じのする場所で、なんとなく優雅な気持ちになってしまいます。軽食も
  少しある感じで、パンがおすすめだったようです。私はチーズケーキセットを
  いただきました。美味しかったですよ。 :-)

  その他には音楽堂があって、オープンなつくりになっているのですけれど、そ
  この天井画の題が「北の空」。7人の画家が2800号のキャンパスに油絵で描い
  たものだそうです。ここでは結婚式なんかもできるそうですよん。パーティ会
  場に使えるホールもパンフレットによるとあるみたいです。シアターもあるの
  ね。

  あとはミュージアムショップかな。私は他に同じような本を持っているので買
  わなかったのですけれど、雪の結晶の写真集を売っていました。なかなかきれ
  いでした。 :-)

  北海道に住んでいても、知っているようで知らない雪のいろいろ。ここで雪に
  関する情報を少し仕入れたら、長い冬の楽しみが増えるかも。(^.^*
            -----------------------------------

[国際染織美術館] 0166-61-6161

  開館時間:4月〜11月 9:00〜17:30 無休
           12月〜3月 休館とのことです(要確認)

北海道伝統美術工芸村にあります。国際というだけあって、世界各国の染織物が展
示されています。もちろん日本の染織物も展示されていて、こちらは各地方のもの
が順をおって飾られていました。

            ----- ガイドメンバーからの報告 ----
  ここは気に入りました。入口を入ってエントランスホールを抜け右に曲がった
  とたんに茜染めなどの赤色系の染織品が展示されています。それもジュータン
  などの大物がドーン、ドーンと展示されていて、圧倒されてしまいます。
  これはけっこう強烈でした。 :-)
  ここで私は「長崎更紗」という染織が存在する(した?)ということを初めて知
  りました。

  企画展示室ではアイヌの方達が着る上着のいろいろが展示されていました。
  時代によって刺繍や縫いが変わってきているものなのですね。アイヌ独特の刺
  繍模様がきれいでした。

  ここは染織関係が好き人にはなかなか魅力的な場所だと思います。私はここで、
  展示品の解説本と他に2冊、染織関係の本を買いました。 :-)
            -----------------------------------

[郷土博物館]

屯田兵の入植当時からの色々な説明などがあり、アイヌの当時の姿を現した物もあ
ります。興味のある方はこういうところもあるかなっていうとこです。

なお1992年ごろに建物ごと移転したようで、現在の場所は自衛隊駐屯地の裏の方で
す。ただし、道程には「郷土博物館まで○○km」の標識が有りません。美術館への
標識がありますのでそれを目指せばたどり着けるようです。以上、たどり着けなか
った方からの報告でした (;_;)

                  至るR39
                    │
      比布  ←  ──┼───R40──────────  →  旭川
                    │
                    │←片側2車線の広い道
                    │
                    │
                    │      自衛隊駐屯地        片側2車線の広い道
                    │                            ↓
                ──┼─────────┬──────
                    │○コンビニ      GS│
      この辺らしい  │                  │
                →◎│                  ↓至るR12バイパス

[北邦野草園]

札幌より、国道12号線で旭川中心部へ入る前の登り坂の手前で旭川鷹栖IC方面への
バイパスがあり、そのバイパスの石狩川の交差する辺りの左側です。北邦野草園は
嵐山の麓に位置していて、GWごろだとカタクリやエゾエンゴサク、ニリンソウなど
が自生しているほか、シラネアオイやリュウキンカなどが植えられていて、管理の
行き届いた公園になっています (以上は1993年GWでの話。ただし、シラネアオイの
見頃は5月下旬です)。開園期間は5〜10月で入場料は大人200円/子供100円です。

北邦野草園から登って行けば嵐山の頂上に出られます(30分ぐらい)。途中の斜面に
も色々な花が咲いていますし、運が良ければエゾリスを見ることもできます。特に
エゾエンゴサクの群生は山の斜面を一面覆っていて規模が大きいです。

[見本林]

三浦綾子さんの「氷点」という小説の舞台となったところで、行った印象ですが、
ちょっとした広場があってただまわりに木がたくさんある、ぐらいでしょうか。駐
車場は20台ぐらいとまれると思いました。観光地というよりは、市民の憩いの場と
行った所でしょう。
けどね、ここの木は国外の木が植えてあるってのが以外と知られていないみたいな
んですね。(最初に書けってば :-))  あと、この小説を元に「氷点」というお土産
ができています。

[旭山動物園]

日本最北の動物園で、遊園地、公園、スキー場(ちっちゃいよ)となぜか射撃場が一
緒にある。旭川の中心地から北東の方向にある旭山にあります。
特徴は、けっこう急な斜面に張り付いているってくらいしか思い出せないけど、こ
んな北国に象がいるのが珍しいんじゃなかったかなー。??
(ペンギンとか、キリンという説もあり ^_^;;)
1973年(だと思う)までは路面電車が走っていましたが、廃止され、それ以後はバス
または車が主な交通機関になっています。
白熊に子供が生まれたのが地元でもニュースになりました。          (1990年頃)

[東神楽森林公園]

これはまた聞きですが、旭川からみて「キャンモアスキー場(旧キトウシスキー場)」
の先にあるようで、小さな人造湖のまわりに木々をうえて、サイクリング式のモノ
レールで一周まわれるようになってるみたいです。
子供つれできても大丈夫なように若干アスレチックみたいなのがあって、旭川近郊
のピクニック用の場所って感じみたいです。
キャンプができたはずですけど、今はわかりません (_O_)

[当麻の鍾乳洞]

旭川から層雲峡方面へ車で20〜30分ぐらいの所にちらっと、鍾乳洞への方向表示が
あります。(すぐ見逃してしまいそう)また、鍾乳洞への入り口あたりには立派な建
物があります。
秋芳洞には、はるかに負けますが、道産子はこういうところも見てるんだなって程
度かな? 1周は100〜150mぐらい短いコースです。
人は1時間で50人くらいの入場でした。                               (1992年)
観光バス用の駐車場もあったので、もしバスがきていたら入場を待たされるみたい
です。
あと、比較的近くには、当麻ダムがあって(ほとんど名ばかりですが)水鳥などがよ
く見受けられます。一日コースの一部にちょっと立ち寄るといいかも知れませんね。

# またこのあたりにも一日ランドとかいうテーマパークらしきものができているよ
# うです。具体的にはどのようなものかはっきりとわからないのですが...
## 町営当麻スキー場というのが近場にありまして1日券なんと大人200円。
## けど、200円なりのスキー場です :-)                              (1984/2)

[男山自然公園・突哨山(とっしょうざん)カタクリ原生花園]

旭川市街から15km程度、国道40号比布トンネルの上にあります。カタクリ観賞専門
の本があるのですが、その本によると「道内一の規模」だそうです。トンネルの旭
川側に入り口があり、入ってちょっと上がったところに広い駐車スペースがありま
す。見頃は5月のGWが良いようです。
駐車場からあまり目立たない標識に従って歩いていくと、 5分程度でカタクリの最
初の群落に出会います。これだけでも結構すごいのですが、そこから先の踏み跡を
たどって林道に出ると、そこから先は行けども行けども花が両わきに咲いています。
カタクリ以外にもナニワズやエンゴサク、季節外れのフクジュソウなんかも咲いて
いて目を楽しませてくれます。
特にエンゴサクは、カタクリと混ざって咲いているところもあれば、一面エンゴサ
クだけというところもあって変化に富んでいます。
ただし、カタクリは雨天の時などは花が閉じてしまうので、天気の良いときがおす
すめです。

またのどかな場所ですし、少し東へ行けば石狩川も見えてきますので、ゆっくりと
ピクニック気分でお弁当などを広げて食べるのもよいでしょう。

[比布のひまわり畑]

一面だーっとならんでお日様の方を向いてる(同じ方向を向いてる)向日葵ばたけは、
なかなかみごたえあります。

規模は10万本だそうですが、畑の一区画といった感じで「見渡す限り」というほど
では有りません。連作がきかないため、場所探しが大変だそうです (連作すると背
丈は低くなる) が、おかげで背丈より高い(身長176cmの私よりも高く伸びていまし
た)ひまわりを見ることが出来ます。

そして、青空の下ひまわりばたけを利用した(ひまわりの一部を抜いたのかな?畑が
迷路になってます)巨大迷路もやっています。1995年は8/5にオープンしていました。
3箇所のチェックポイントを探して出て来るというものです。

# 入場料は、たしか500円だったはず(うろ覚え)。 10分以内に戻って来るとなにか
# 抽選でもらえるそうですが、それを知ったのは出た後でした。どうりで子供達が
# 真剣に走り回っていたわけだ。私はのんびり写真取りながら25分かかってしまい
# ました。
# 展望台があって迷路途中からも登れるのですが、登っても迷路は判別できず、ち
# ょんぼはできません :-)

場所は、国道40号を旭川から比布方面に進み比布トンネルを越えて行くと数分で道
路右にローソンが有ります。このローソンのすぐ手前から右斜め前方に分岐した道
に入って数kmです。

[川村カ子ト(かねと)アイヌ記念館]

  開館時間:9時〜17時(7・8月は8時〜18時)
  観 覧 料:一般500円、高・中学生400円、小学生300円
  休 館 日:なし
  交    通:旭川電気軌道バス(24)近文線・記念館前下車
  連 絡 先:旭川市北門町11丁目 0166-51-2461

近文アイヌコタンというアイヌ数十世帯数百人の集団居住地があります。民芸品作
り等を営んでいて特に木彫細工は素晴らしく各観光地に出荷しているそうです。
その中心に『川村カ子トアイヌ記念館』はあります。アイヌの生活用品や狩猟器具
が展示されていて興味深いところでした。また、市内観光バスの一行が来る時間に
あわせて、アイヌ舞踊を披露しているようです。記念館の周りは土産物屋が軒を連
ねています。

高い入館料を取るだけあって、館内の展示品の質・量において、道内のあちこちで
見かける、ミヤゲ屋の客引きを兼ねた〜というよりそっちが主目的〜の「資料館」
を圧倒しているのは、確かです。しかし網走の「北方民族博物館」や弟子屈の「ア
イヌ民俗資料館」には及んでいない。

# まあ、資金や人材の差を考えれば仕方ないかもしれないが…      (1996/6調査)

[三浦綾子記念文学館]

旭川市神楽7の8,国道 237号を旭川から富良野方面に向かう途中で右折した美瑛川
のほとりにあります.電話とかががわからないので申し訳ないです.文学館設立実
行委員会のページは以下の通りです。

http://city.hokkai.or.jp/~hyouten/


2.2 温泉情報

[比布遊湯]

比布スキー場に1999年に新しく温泉ができました。最近の温泉らしく、露天風呂や
サウナが完備されているようです。行こうと思ったのですがゴールデンウイークの
連休中で混雑していて諦めました。どなたか情報をお願いします。入浴料は 500円
とのことです。

2.3 宿泊情報

[夕休]

  0166(85)2616 1泊2食4600(冬期200円UP) 男女別相部屋
1997年開始で、1999年から「とほ」にも掲載されるようになった旅人宿です。東川
の「ゆう」でヘルパーをしていた若いお兄さんがオーナーです。比布の畑のど真ん
中、古い農家を改装して宿にしています。
食事は愛別のキノコを使った魚のフォイル焼きなど品数も豊富でボリュームがあり
ます。そして、宿からの眺めが最高。大雪山からトムラウシ〜十勝連峰までが畑の
向こうに一望でき、夕焼けで山が赤く染まる景色はここならではです。ドラム缶の
五右衛門風呂が有るのですが、入りたい人が自分で入れるそうです。
(1999.5調査)


3 章  層雲峡周辺


3.1 交通情報

旭川or上川からバスが出ています。時刻表を御覧下さい。ただし、冬の間は層雲峡
温泉までしか行かず、その先(北見寄り)にある銀河・流星の滝 (冬は滝が凍って見
事) の方には行けません。その他、旭川・層雲峡〜北見間を走る都市間バスもあり
ます。

残念なことに崖崩れのために銀河・流星の滝と大函・小函間の遊歩道が通行止めに
なってしまいました。崖崩れ防止の工事に莫大な費用がかかるため,この通行止め
が解除される見込みはないようです。そのため両者を行き来するには車やバスの手
段を用いるしか有りません。1998年の夏期のバス情報を以下に載せておきます。

・層雲峡から大函行きのバスは一日3往復運行。
    層雲峡発 大函行き    10:15、11:45、13:50 (層雲峡発車時刻)  
    大函発   層雲峡行き  11:06、12:36、14:41 (大函発車時刻)
  このダイヤは平日休日ともに変わらず、またお盆時期にも変更はない。
・運賃は片道350円。
・層雲峡-大函間の所要時間は約30分。
・問い合わせ先は 道北バス 0166-233-4161


3.2 観光地情報

[層雲峡]

層雲峡は石狩川の上流にあたり、柱状節理の断崖が20km以上も続く景色が観光客を
多く集めています。特に2月の氷爆まつりと9月下旬の紅葉の頃は実に見事です。

1995年GWはついに長いトンネルが完成し、国道からは銀河、流星の滝を始め大函も
全く見ることができなくなりました。銀河、流星の滝はトンネルのロープウェイ側
入り口からわき道に入ります。巨大な看板が出ているのですぐにわかります。昔の
国道を通行止めにして全部駐車場にしてあります。ここはシーズンになると駐車し
たい車と乗り降りの観光客で渋滞してしまっていたので、観光しない車にはトンネ
ル開通はありがたいことでしょう。
1983年に私が初めて通った時はまだほとんど青天井状態だったのですが、行くたび
に覆道、隧道が増えていました。柱状節理が崩れて、車ごと生き埋めになって死者
が出たりといった事故もありました。トンネルが崩落しないことを願います。

ここは車を降りてレンタサイクルでの観光がお勧めだったのですが、前述の通り崖
崩れのために銀河・流星の滝と大函・小函間の遊歩道が通行止めになっています。
バスターミナルの上などにレンタサイクルショップは多数あって滝までなら行ける
でしょう。
1993年の情報では(1500円/台、MTB:2000円/台)が相場のようです。以下のお店では
YH会員の割引があるようです。
  赤穂津エンタープライズ 01658-5-3305  1500円 -> 1300円

1990年に筆者が借りたときは、雨が降りそうだったので雨合羽を無料で貸してくれ
て、このあたりの観光地図もプレゼントしてくれました。こんなやさしいサービス
を今でも続けてくれていたらいいのですが。:)
子ども用の座席を持参して、取り付けてもらえるサービスも有るという情報も寄せ
られていますました。もとからついているものもあるようでしたが。

[黒岳]

ロープウェイ、リフトを乗り継いで大雪山黒岳の 7合目へ。ここでは元気なリスが
何匹も走り回ってることがあります。相当近付いても逃げず、写真にもうまく収め
ることができます。
そこから徒歩で頂上まで約1時間。天気にさえ恵まれれば、ハイヒールでは無理と
はいえ小学生でも登れます。高山植物や紅葉に包まれた山道、頂上から見るお鉢平
の雪渓、実に見事です。是非時間を作って登ってみてください。

  参考:層雲峡YH、ゆわんと村などでは時期によって登山ツアーをしています。
       黒岳登山の詳細は [2-1-3] 登山の項を見てください。

  黒岳ロープウェイ・リフト(01658-5-3031:りんゆう観光)

                                            6/1〜8/31     9/1〜9/31
  黒岳ロープウェイ(片道¥800、往復¥1500) 06:00〜19:00  06:00〜18:00
  リフト          (片道¥280、往復¥ 500) 06:30〜18:30  06:30〜17:30

# 運行時間は夏〜秋のみ示してあります。季節により時間帯は変更となりますので
# 直前の確認をお勧めします。

            ----- ガイドメンバーからの報告 ----
  ロープウェイのところで朝陽亭、ホテル大雪、層雲峡観光(国際?)ホテルのど
  こかで使える温泉の割引券を売っていました(1000→600円)。
  ただロープウェイを使った人しか買えなかったような気がします。
  層雲峡YHでの割引券は16時以降でないと使えませんが、これは逆に16時までし
  か使えないので、早く山を下りてきたときなどにいいでしょう。 (1996/9/15)
            -----------------------------------

なお、黒岳スキー場開設中は(5月中旬まで?未確認)スキーを履いていないと原則的
に乗せる事ができないとのことです。ただし登山客は別らしく、実際に乗せてくれ
たとの報告もあります。が、下りはいずれにせよ乗せてくれません。
毎年5月下旬にはリフト付け替え(冬用の位置から夏用の位置に)で1週間ぐらい運休
するようです。

[黒岳スキー場]

リフト横とロープウェイ下がスキー場になっています。リフト横だけだと半日で飽
きてしまうような単調なコースです。が、ロープウェイ下は中〜上級者向けです。
ちなみに貸しスキーは、ロープウェイ5合目乗り場の売店の人に言えば借りられま
す。3000円位のようです。

[層雲峡自然センター 01658-5-3300]

1996年から開設されました。週間天気予報を印刷したもの +手書きの登山コースガ
イド「週間情報 大雪山」(残雪、ヒグマ情報、高山植物開花状況などの最新情報が
書かれている)を 300円で販売していました。週1回(金曜)の発行。場所は層雲峡黒
岳の湯と同じ建物の二階です。ただし、 6〜10月のハイシーズンのみ運営されてい
ます。

[大雪ダム(釣り)]

石狩川の流れ込みでアメマス、ヒメマスがルアー、フライで狙えます。雨の後によ
くアメマスが遡上するみたいです。

[ヤンベタップ川(釣り)]

石狩川の支流で大雪ダムから高原温泉に行く林道の横に流れている川です。餌釣り
でオショロコマが狙えます。

[アイスパビリオン]

旭川から層雲峡方面へ車で 1時間くらいのところにある上川にあります。ここは、
建物の中は -20度になっていて、入場の際には防寒具を貸してくれます。館内には
-41 度の小部屋があって、日本最低気温を体験できます。また併設で「くま牧場」
もあります。
入り口を入ってしばらくは、氷をイメージしたオブジェなどがあります。この部分
は全然寒くありません。鏡張りの迷路 (床に矢印で進行方向が書いてあって、ちっ
とも迷路でない) を抜けると防寒具を貸してくれる所にでます。防寒具を着て扉を
くぐると -20℃の世界です。最初は涼しく(感じ)て気持ちがいいのですが、段々と
苦痛になってきます。 -41℃なんてとんでもなく寒いです。つららや氷柱がライト
アップされ非常に綺麗なのですが、最後は楽しんでいる余裕は有りませんでした。

  01658-2-2233:北の森ガーデン
  5-9月  8:00〜18:30 (これ以外の時期は変動あり)
  料金  大人800円。

[大雪アンガス牧場]

上川町郊外にあり、大雪山を遠望する素晴らしい眺めがお薦めです。国道39号を旭
川から上川町内に向かい,町に入る直前で石狩川にかかる橋の手前を右折し,数km
行くと看板が出てきます。残念ながら公共の交通機関はありません。
ここは6月下旬から7月上旬にかけて菜の花畑が見頃を迎えます。菜の花とその向こ
うにそびえる大雪山は見物です。開花時期をずらして生育させているそうです。冬
期も除雪されていて、牧場内が絶好のクロスカントリースキーエリアとなります。
とほ宿の「ゆわんと村」からはクロスカントリースキーのツアーも出ます。

6月最終もしくは7月最初の日曜日に祭りが催され、アンガス牛の食べ放題となりま
す。とはいっても、入場料はほんのちょっと高め(確か3000円程度)です。

[浮島湿原]

上川から滝上に向かう途中の浮島トンネルの上に有る高層湿原です。ここの売りは
何といっても「浮島」です。嘘だとおもうでしょうが、その名のとおり池糖に島が
浮いているのです。風が吹くとゆっくりと流されていきます。
そしてここは花もたくさん咲いています。7月中旬であればニッコウキスゲやヒツ
ジグサ、8月に入ればタチギボウシが一面に咲きます。

上川から車で約30分、さらにトンネルの手前から右に林道に入りちょっと行くと湿
原入り口の駐車場が有ります。そこから徒歩で約20分で湿原に到着します。湿原を
一周するのにはのんびり歩いても約 1時間といったところ。ぬかるんでいることが
多いので、長靴を履いていくとよいでしょう。
トンネルを出てすぐを右に林道(トンネル手前からの林道をとつながっています)に
入りちょっと行くと、もう一つの湿原行きルートがあります。こちらからも徒歩20
〜30分で湿原まで行けますが、駐車スペースが路肩に2〜3台程度と狭いようです。
この 2つのルートの入り口はかなり離れています。来た道を間違えないように帰り
ましょう :-P

ところで、大きな浮島には人が乗った形跡があるのですが、踏み付けられたために
はげてしまっています。本来ならば浮島の上にも植物が生育していて、花をつけて
いたかもしれないのに。ましてや乗ったがために壊れてしまっては・・浮島に乗る
のは絶対やめましょう。乗って万が一落ちてしまっても同情しませんよ :-P

# 余談ですが、浮島トンネルが異常に立派なのは自衛隊の戦車が通れるように作っ
# たためだそうです


[上川町のとある民家]

(注)ここは観光地ではなくふつうの民家ですから,大勢で押し掛けたりするのは好
    ましくありません。通りかかったときにちょっと立ち止まって眺めるくらいが
    良いと思います。

上川の町外れにいろいろな花に囲まれた民家があります。初夏の頃のコマクサは花
をたくさん付けた立派な株が玄関の周りに咲いていて見応えが有ります。高山植物
の女王がこんなところで? とビックリさせられます。
そのほかにも,スズランやレンゲツツジなど。きっと丹誠込めて育てているのでし
ょう(コマクサは種子が売られていて,水はけの良い場所なら栽培可能)。

場所は,旭川から国道39号を上川町に向かって、中心部に入る手前で石狩川を渡っ
て大きな右カーブを過ぎたあたりで,道路の左側です。雑誌「クオリティ」の大き
な看板のすぐ右横です。

         「クオリティ」看板
                 ○ ●ここ
             /−−−−−−−− →層雲峡
            /
   ========/==========石狩川
          /
  ←旭川    /−−−−−−−−−−−−→アンガス牧場
   −−−−−/
     R39

[東雲のホタル]

国道39号から愛山渓方面への道を走っていってすぐの右側の湿地帯で、東雲小学校
の児童がホタルを飼育しています。見頃は年によって違うようですが 7月上旬らし
いです。ただし私が行ったときは 2匹しか光っていませんでした。ホタルを見るに
は夕方や雨上がりの方が良いといった話もあるようです。

[ジャンプ原田選手ゆかりの地]

長野オリンピックでも活躍したスキージャンプの原田選手は上川町の出身で,町内
には原田選手ゆかりの場所等がいくつかあります。
上川の新名所に「計測不能ポイント」があります。場所はJR上川駅前で、歩道に看
板が立っているというものです。

 (1) スタート地点
 (2) カンテ(踏み切り)
 (3) 91.5m地点(ノーマルヒルの飛距離)
  (4) 137m地点(ラージヒルの飛距離)

                   |
  -----------------+---------------------------
                   |(6)
                   |
                   | (1)  (2)   (3)  (4)
                   +---------------------------
                   |    (5)
  ←旭川           |
  +++++++++++++[上川駅]++++++++++++++++++++++++


(6) はセイコーマート(コンビニ)、(5) はラーメン屋「しばやま」、
(4) の計測不能ポイントで記念撮影をしている人も見かけました。私が見たわけで
    はないのですが、なかにはテレマークポジションをしている姿を記念撮影して
    いた人もいるそうな (^^;

「しばやま」には1992年アルベールビルオリンピック当時の原田選手のサイン入り
色紙が飾られています。旅人宿「ゆわんと村」の居間には長野オリンピック直後の
原田選手のサイン入り色紙が飾られています。
両者を比較してみると、今のサインはだいぶ崩れていますね。1992年のサインは一
字一字読めるのですが、今のサインはなんとか「原」と「彦」が判別できました。

町外れの町民スキー場横には小さなジャンプ台があります。原田選手も小さいころ
このジャンプ台で練習していましたが,現在は残念ながら使われていません。しか
しジャンプ少年団復活の動きがあるようです。

町外れににお父さんの経営する建築業土建屋さんの作業場があります。だから何だ
と言われればそれまでですが場所は以下の通り。

             R273
             |↑北見
          ● |   →ゆわんと村
  -----------+-----------
             |
    R39      |   →層雲峡
  -----------+-----------

なお,ゆわんと村の部屋の現在の名前は「ラージヒル」「ノーマルヒル」「バッケ
ンレコード」「原田雅彦」です。(1998年5月調査)

3.3 食事情報

[しばやま]

村おこしの関係だと思われるのですが、上川ラーメンが最近のびてきてるようで、
自称 :-) 「ラーメン日本一」の町です。
なかでもお薦めのラーメン屋がこの「しばやま」で上川駅から歩いてすぐです。オ
ソードックスな味ですが、みそ・醤油とも何回食べても飽きがきません。おなかが
すいているときは、ラーメンとミニ天丼のセットが味・量ともに良いです。

                            GS○
                ────────┬─────────
                                │○コンビニ
                                │
                                ├─────────
                                │    ●しばやま
                                │
                            ┌───┐
                旭川<= = = =│上川駅│= = = = = =>遠軽
                            └───┘

[ベレル(Belle Air)]

上川産の牛乳を使ったアイスクリームとソフトクリームのお店です。ここのソフト
クリームは他とちょっと違っていて特徴があります。いかにも新鮮な牛乳を使って
いるというかんじで、こってりとしておいしいです。250円。
直営店は二か所有り、上川町内の国道沿いラーメン屋「よし乃」横で,こちらはす
ぐとなりにセブンイレブンがあるのですぐ判ります。もう一カ所は陸万の国道のキ
ャンプ場「青少年旅行村」入り口です。ソフトクリームはこの二カ所の直営店のみ。
アイスクリームはそのほかに上川町内のなどで売られているようですが味の方はま
だ試していません。(1999.5調査)

[北斗高原地ビール]

アイスパビリオンに併設されている北斗高原ビール。横をクルマで通過するたびに
気になってはいたのですが、とうとう飲みました:-)

ビールは二種類ありまして、ドンケルとピルスナー。お値段のほうは 250ccくらい
の紙コップ 1杯が 500円とちょっと高いです。また持ち帰り用に瓶入りも用意され
ており、こちらは、500ccで 900円でした。
気になる味のほうですが、最近の地ビールにありがちな、中途半端などっしり感
がなく、軽い味わいになっており、どっしりしたビールが好きな私でも、かえっ
て好感が持てる感じでした。

場所が場所だけに、個人旅行ではなかなか現地で飲むのは難しいかもしれません
し、値段も高めではありますが一回は飲んでみてもいいかな?とは思います。


3.4 宿泊情報

[層雲峡YH]

  01658-5-3418 (FAX 01658-5-3186) 1泊2食4400円(プラス消費税?)
夏は黒岳登山ツアー、秋には紅葉ツアーなどを企画しています。それらのツアーに
参加しなくても、泊まりあわせたメンバーで適宜ツアーを組むもよし。
ここではキタキツネの餌づけをやっていて、夜になるとどこからともなく現れます。
1mぐらいにまで近づいて来るので写真が簡単に撮れます。 (くれぐれも直接キタキ
ツネをさわらないように。キツネに触るとエキノコックスという寄生虫をうつされ
る恐れがあり、ヘタすると死にます)。 向かいのホテル大雪にYH割引きでは入れる
ようです。

[朝陽亭]

  01658-5-3241 1泊2食8000円〜
非常に大きなホテルです。フロントから部屋に行くまでに疲れてしまいます。大浴
場は最上階の展望風呂と1階の岩風呂の2つあります。展望風呂は気持ちがいいです。
が、岩風呂はちょっと注意が必要です。男湯と女湯の間の仕切りがかなり低くなっ
てます。どのくらい低いかと言うと、同じタイミングでそれぞれここを通ったとき、
完全に丸見え状態になるくらい低いです。なんでわかるかというと、そういう状態
になったからです... ^^; ということで、注意してください。
あと、このホテルは規模が大きい分、団体の数も半端じゃないです。遅くまで宴会
の大騒ぎが(とくにマイクでの司会の声)響いていました。

# これはこのホテルに限った話しではないかも知れませんが、層雲峡のホテルは紅
# 葉の時期は料金が普段より高めになるようです(予約の段階でそういわれました)。

冬期間には格安プラン(1日20部屋限定ながら1泊2食税サ込み6180円。ただし2名〜
4名1室)があったそうです(1996〜1997年冬)。

[ゆわんと村]

  01658-2-2772 1泊2食4300円(冬期200円UP)男女別相部屋
花や紅葉など大雪の旬のコースをあちこち紹介して、層雲峡、銀泉台、沼の原など
へ送ってくれます。また冬場の大雪山系を見ながらのクロスカントリースキーツア
ー(全く初めての人でも大丈夫です)、氷瀑まつりへの送迎なんかもしてくれます。
GW前後はギョウジャニンニク採りもできます。

ここの宿のオーナーは「とらべるまんの北海道」の大雪周辺を執筆した (もしくは、
執筆の協力をした) 人です。時間の余裕がありそうな時に話しを聞かせてもらえた
らいいですね。

送迎については宿の都合で思うとおりに行かないこともあります。家族だけでやっ
てる小さな宿ですから、その点理解してあげてください。以下は宿泊者の体験談で
す。

----- ここから -----
 1. 正しくは「みんながいけるような配車に協力してくれる」だとおもいます。宿
    から送迎の車が出るのではなく、前日にみんなの行きたいところを聞いて宿泊
    者の車に便乗できるように調整してもらって、帰ってからその精算をしていま
    した。(1994/9)
 2. 以前から宿の車であちこちに送迎してくれてます(1995/正月も)。 料金はタク
    シーよりもかなり安く設定してあって、それを人数で頭割りしています。( 宿
    泊した人の車で済むのなら宿としても助かるし、秋は宿も忙しいので宿の車が
    出ないこともあるのではないでしょうか。)
----- ここまで -----


[層雲峡青少年旅行村(キャンプ場)]

北海道のキャンプ場の章[2-1-2]をご覧下さい。


3.5 温泉情報

層雲峡周辺にもけっこう温泉があります。ハイキングやサイクリングの後に一汗流
すのも良いんじゃないでしょうか。

[黒岳の湯]

1999.9.1から営業開始した、層雲峡温泉街にある温泉です。

  |
  |
  +------------------------○ロープウエイ
  |  \                 /
  |   \      ●       /
  |    ---------------
  |R39
 
土産物屋が並んでいる通りのちょうど真ん中くらいにあります。でも、看板が出て
いないので判りづらいです。新しくできた横に長い建物があって、 1階は土産物屋
などが入っていますが、階段を上がって 2階に行くと受付があります。車は通りに
面した空き地に停めることが出来ます。入浴料は 600円。12枚綴りの回数券が6000
円で売られていました。

男性用が「不老の湯」、女性用が「山の湯」という名称で、パンフレットの図を見
る限りでは同じような作りのようです。その「不老の湯」のほうはというと 2階部
分が内湯と洗い場(15人分くらい、シャンプーとボディソープ完備。ちょっと狭い)
になっていて、洗い場の横から階段を上がっていくと三階に露天風呂とサウナがあ
ります。内湯も露天も石造りになっていてなかなか良い雰囲気でした。露天からは
層雲峡の峡谷と屏風岳が見えます(黒岳は見えません)。

他にもバリアフリーの浴室もあるそうです(要予約)。一階には売店やビアグリル、
そして層雲峡自然センターもこちらに越してきていました。

なお、1998.8.31 をもって公衆浴場だった「不老の湯」のほうは営業を終了しまし
た。旧「不老の湯」に比べて値段は上がったけど、旧「不老の湯」は個人的には好
きではなかったので、この「黒岳の湯」は歓迎です。(1998.9調査)

[愛別協和温泉]

上川からさらに旭川方面に戻って、愛別というところから岩尾内方面に入っていき
6kmほどです。入浴料は500円(1995年秋)です。愛山渓の帰りに便利(ちょっと遠い)
な町民の湯。サウナ完備でまあまあの広さですね。


4 章  東川町・天人峡・旭岳


東川町は旧ソ連邦バルト三国の一つであるラトヴィア共和国と草の根の交流を続け
ている町です。
この交流はバルト三国(ラトヴィア、エストニア、リトアニア)がロシアから独立し
た翌年の1992年に「写真の町」東川でラトヴィアの写真家グナース・ヤナイティス
氏の写真展が開かれたことから始まっています。これをきっかけとして同年12月に
「東川町ラトヴィア交流ボランティアの会」が発足し、首都リガにある日本語夜間
学校に教材や文房具を送ったり文通をしたりという草の根の交流が行われていまし
た。
その後、1993年から94年にかけてこの日本語学校の校長先生達が東川町を訪れ、ま
た1995年1月に開催された国際氷雪芸術祭にラトヴィアの2人の芸術家が招待され、
これらが小さなニュースとして流れました。この小さなニュースが新たな交流のき
っかけになったのです。
東川町役場に突然、電子セラミック研究の世界的権威である岡崎清博士 (故人、当
時は湘南工科大学教授) からの電話が入り、「ラトヴィア物理科学アカデミーの物
理学者シュテルンベルク博士と一緒に、これからそちらにお邪魔したい。ラトヴィ
ア共和国について何でも聞いて欲しい」という申し出がされたとのことです。旧ソ
連時代から研究の関係でラトヴィアを訪れ、このバルトの小国に特別の思い入れを
持っていた岡崎教授の熱意がさせたことだと思われます。
この突然の申し出を受けた東川町役場の対応も素晴らしく、草の根交流を始めたば
かりの町民のためにラトヴィアについての講演会が町の公民館で開かれました。岡
崎教授がスライドを使いながらラトヴィアの国土、国情、通貨等について熱心に説
明した講演会は、町民の方々がひとつの椅子に二人掛けして耳を傾けるという内容
の濃いものとなりました。この講演会で教授はシュテルンベルク博士の説明の通訳
も行いました。
そして、この講演会を聞いた「東川町ラトヴィア交流ボランティアの会」のメンバ
ー4人が「よし、私たちもラトヴィアに行ってみよう」と即決し、講演から一か月
もしないうちに首都リガに向かって旅立ったのです。リガ国際空港にはシュテルン
ベルク博士と娘さんがバラの花を持って出迎えてくれたそうです。
その後、東川町民とラトヴィアの交流は大きな流れとなり、町の郷土芸能である
「羽衣太鼓」ジュニアの小中学生が父母やボランティアと共に総勢23名で和太鼓を
持ってリガに飛びました。リガではホームステイしながら各地でコンサートを開き、
リガで開催された国際子供の音楽祭典のメインゲストとして晴れやかな舞台を踏み
ました。
1997年の8月から9月にかけては有名な音楽一家であるスクリデ家の方々が招かれ、
東川町を始め道内各地でコンサートが開かれました。この時の感動をもう一度分か
ち合いたいという思いで、スクリデ一家や作曲家のライモンズ・パウルス氏(「百
万本のバラ」の作曲者)、東川ラトヴィア音楽交流協会等が協力したCDも製作・販
売(価格:2000円)されています。
このCDの販売利益は、
  ・現在ラトヴィアで日本語を学んでいる子供達の日本語教育振興のための、日本
    語とラトヴィア語の間の翻訳辞典および漢字辞典の製作
  ・知られていないラトヴィアの音楽を通じての紹介
  ・文化芸術交流活動の促進
等に使われているとのことです。
なお、このCDに関する問い合わせ先は、以下のものとなっています。

 〒071-1493 北海道上川郡東川町東町1-16-1
         東川ラトヴィア音楽交流協会
   TEL   : (0166)82-2111
      FAX   : (0166)82-3644
      URL   : http://town.higashikawa.hokkaido.jp/
      E-mail: daisetsu@town.higashikawa.hokkaido.jp

小さなものから始まった交流が段々大きなものになって行く、まさに草の根交流の
お手本のようなこの関係がこれからも続いていくことを願っています。


4.1 交通情報

[旭川から天人峡・旭岳間のバス]

1997年時刻表によると、旭岳ロープウェイ行きの旭川電気軌道バスが1日3往復運転
されています。旭川から天人峡温泉までが1時間5分、終点の旭岳ロープウェイまで
が 1時間35分です。旭川発の始発が9:00です。帰りは旭岳ロープウェイ発が午後の
便では15:00と17:00があります (以上は夏期のデータで、冬期は本数が減るようで
す)。

このバスの特徴は、天人峡温泉、旭岳温泉、旭岳ロープウェイのいずれかの停留所
で降りるとバス代が無料だということです。また、そのあたりにあるホテルやYH等
に泊まったり、2000円以上のお買い物をするとサービス券がもらえて、帰りのバス
も無料になります。

4.2 観光地情報

[旭岳ロープウェイ]

************** ロープウェイの付け替えが決まりました **********************
*                                                                        *
* ●わかさいも本舗が旭岳ロープウェイを運行する大雪山ハイランドから全株式 *
*   を買い取り、経営権を取得。                                           *
* ●1998年秋から一時運行を休止、 大幅改修し、2000.7.1に営業を再開。      *
* ●改修では現在の二路線方式を1本化、ゴンドラも現在の2.2倍の101人乗りに。*
* ●計画の基本構想は既に国の自然環境保全審議会で認められている。         *
* ●わかさいも本舗は有珠山ロープウェイを数社と共同経営。わかさいも本舗の *
*   社長が同社社長を兼ねている。                                         *
*                                            (1997/3/7日の北海道新聞より)*
**************************************************************************

[天人峡温泉]

単なる温泉街(街といえるほどのものじゃ無いでしょう)。正月以降から 4月ころま
では、湯治客しかいません。ここの「天人閣」というホテルには露天風呂があって、
近くにある滝のゴーって音が聞こえてきます。

一応、混浴 :-)ですが、湯あみ着を貸していて今一つ風情が。。。      (1990年)

滝がここの名物で、その一つが歩いてすぐの所にある高さ数10メートルぐらいの滝
で、羽衣の滝と呼ばれています。日本で 2番目の高さです。ここが滝つぼのすぐそ
ばまで行けて、夏は水しぶきがあがってとても涼しくて、気持ちがよいです。
もう一つの滝は、少し奥にあって幅が若干あって(たぶん10メートルくらい)高さは
3から4メートルぐらいだと思いましたが、敷島の滝とよばれています。こちらの方
はあまり有名ではないのと、少し距離が離れているので、人は非常に少ないです。
けど、途中は森の間を歩いていくのでまたいいものがあります。 (デートコースだ
ったりして ^^;)

冬は滝まで行くのが大変です。雪だるまになってしまいます :-)  滝を見に行くの
なら夏に行った方がいいのではないでしょうか。

[コタンクルカムイ(東川)]

旭川から旭岳へ向かう途中にある東川町にある、木を活かしたクラフト・ショップ。
バスが通る道の左側にあり、大きな木工のフクロウが目印。駐車スペースは 4台ぐ
らいあります。

2階建ての建物で、中では靴を脱いでスリッパを履きます。1階は展示即売の他、ド
リンク(コーヒー、カルピスなど)が 300円ぐらいで飲めます。自然に関する絵本や
図鑑、写真集もたくさん置いてあります。 2階では非売品の大きな作品の展示をし
ています。
音の出る遊び道具、ちょっとした仕掛けのあるもの、砂糖つぼやコースターなどの
実用品などがおかれています。木の自然の色合いを生かしてあり、黒、茶、赤、黄、
白、とさまざまな色があります。値段は200円ぐらいから。上はきりがありません。

例えば、たまごからひよこが顔を出している置物。握りこぶしぐらいの大きさのも
ので2000円。SSの鶏卵サイズで皮ひも付きは 800円。白っぽいナラの木がくりぬい
てあり、そこにひよこが入っていますが、

                       Λ
                 ____/ひ\____
               /   │ よ │   \
              │    │ こ │ た │
              │     \__/  ま │
               \____________ご/

さかさにしてもひよこは落ちません。くりぬいた中でコロコロしています。さて、
どうやって入れるのでしょうか? これはとほ民宿「ゆう」にも置いてあります。

このたまごを90°回転して縦置きにし、木のうろから鳥が顔を出している格好の作
品もあります。こっちの方は超人気で、お手ごろのものは2年待ちとか。2階の非売
品に大きいものがあります。
おねえさんの説明では、よく手でなでてやると手の油でぴかぴかになるとのこと。
レジの上にはつやつやのぴかぴかしたものが置いてあります。「たまに手垢でべた
べたにしちゃう人もいるんですよ」 手の油と手の垢は紙一重です。

  - チラシより転載 -
  木の語らい
  WOOD-CRAFT 常設展示館
  KOTAN-KURU-KAMUI

  〒071-14 北海道上川郡東川町東町3丁目1-18
  電話:0166-82-4304 0166-82-3270
  旭川よりバスにて40分、旭川空港より車にて約15分
  - 転載終わり -

[鈴木工房]

東川町にある木工の工房兼展示場です。木彫教室も開いていて指導してもらいなが
ら時計やコースターなどが作れます。一応木曜日ですが空いていればほかの曜日で
も可。連泊だが雨で山へ行けない時などに楽しむ人がいるようです。

  東川町東2号北7線
  0166-82-4025
  開館時間、休館日:特になし

            ----- ガイドメンバーからの報告 ----
  時計は壁にたくさんかかっていた。念頭においていたもの(φ30cm)より若干小
  さめ(φ15〜□20cm)だったが、柔らかな優しい丸みがとても気に入った。ご主
  人は話し好きな方だ。
  「最近はNCマシンなんてものがあって、座標を入力すれば勝手に丸く削ってく
  れるんだけど、ン千万円なんて手が出ないし。丸くするのって大変なんですよ。
  ノミで荒く丸くして、ヤスリで削っていくんです。荒い目のヤスリは痕が残る
  から、序々に細かい目に変えていくんです。」
  「「手のひらにすっぽり」っていう感じが好きでね、これにこだわっているん
  ですよ。」等等。奥さんがコーヒーを入れてくれた。

  1 つ買うことにした。北海道の木を削って作ったフレームに文字盤はこの近く
  に住んでいる染色家の染めた布。たまねぎで染めたそうだ。2 本の足を自由に
  回転させて掛け時計にも置き時計にもなる。

  もう 1つ、ナキウサギも買った。手のひらスッポリサイズ。ミズナラの木目を
  生かした削り。中に重りが入れてあり、意外な重さを感じる。重りはどこから
  入れたのかわからない。他にもシマフクロウやエゾリスなどがあり、展示場所
  はうまい具合に枝やまつぼっくり、木の実を並べていい雰囲気にしてある。み
  んなちょこんと輪切りにされた枝に座っている。「この枝も 1つ分けてもらえ
  ませんか。うちでもこんな風に飾りたいから。小さいのでいいですから。」大
  きめのミズナラを選んでくれた。
            -----------------------------------


4.3 食事情報

[テラピア]

旭岳温泉では温泉の熱を利用して「テラピア」という熱帯魚を養殖しています。外
見はタイの様な形で黒っぽい色をしています。もちろん食用で養殖場に見学に行く
とキロ単位で売ってもらえます。肝心のテラピアの味は、身はコリコリとしていて
固めでそんなにうまい!!  というものではありませんが、話のタネに食べてみるの
はいいのでは。酒の肴にはなります。


4.4 宿泊情報

[大雪山白樺荘ユースホステル] 0166-97-2246

旭岳温泉に有ります。夏から秋にかけては大雪を一日がかりで歩くツアーを出して
いて、旭岳から中岳温泉、裾合平のコースがお薦めとのことです。なお、1999年は
3/1〜10/31の間休館するそうです。ロープウエイ運休のため、かなぁ。

[ゆう] 0166-82-3910

東川町にあるとほ宿です。東川のバス停から離れているのですが、バス停までなら
送迎してくれます。ただし、到着時刻、出発時刻などをきちんと知らせましょう。

# ある日の朝食:
#   旅人「○時×分の旭川の特急に乗りたいんですけど。」
#   オーナー「むむ…それは昨日言った方がよかったかもしんない。」
#   他の旅人 (笑い)
#   結局間に合わせましたけど。

上川にあるとほ宿ゆわんと村のヘルパー同士が結婚して始めた宿で、男の方のほう
は登山ガイドもする人です。旭岳ロープウェイにも送ってくれます。

ほっかいどガイド目次へ