[1-7-2] オホーツク沿岸  Ver 6.00
猿払村、浜頓別町、中頓別町、枝幸町、歌登町、興部町、西興部村、雄武町

 主にオホーツクに面している部分の紹介です。それぞれの位置関係は、以下
のとおり。

      (稚内市)
         猿払村
      
         浜頓別町
      
      中頓別町 枝幸町
      
       歌登町
            雄武町
      
             興部町
      
         西興部村

 鉄道が無くなってしまって、不便になりました。今では公共交通機関はバス
しかなく、「足」の無いひとはアクセスが困難ですね。

 ちなみに、このエリア内で自動車修理工場となると興部と浜頓別ぐらいしか
ありませんので、不調に気付かれたら早めの対処をお薦めします。バイクの方
は紋別か稚内まで頑張るか、あるいは諦めてください :-)。

 何と言ってもマイナーな(失礼(_ _;))地域なので、「見る/遊ぶ/学ぶ」
「食べる」「休む」という観点で分類してみました。なお、以下は決して『お
すすめ順』という訳*ではありません*ので、誤解なきようにお願いします。


1.見る/遊ぶ/学ぶ

<猿払公園・インディギルカ号遭難碑>:猿払村

 猿払市街からだと稚内に向かって11kmほどで、バスの場合は「村営公園」が
最寄りになります。

 1939年12月12日にウラジオストックに向かっていたソビエト船籍の貨客船(注:
「貨物船」としている文献もある)インディギルカ号(4200t)が、暴風雪に流さ
れ、浜鬼志別(はまおにしべつ)沖合・約1.5kmにあるトド島に乗り上げて転覆
しました。これに対して猿払村民その他が決死の救出にあたり、1000名余とさ
れる乗客・乗員の内の430名を救出したのを記念した物です。

 なお、当時は「カムチャッカからの引揚げ船」とされたインディギルカ号で
すが、近年の研究でシベリアへ流刑になる囚人の護送船であったことが明らか
になりました。このあたりの話は

http://www3.hokkaido-np.co.jp/20century/backnumber/990120.html

にあります。

 公園内に開拓史を物語る農業資料館や展望台があるようですが、詳細は不明
です。


<エサヌカ原生花園>:猿払村

 村内南部の浅茅野地区の東の海岸近くにあります。最北の原生花園…という
訳でもないのですが、ともかく水温の低いオホーツク海に面しているため緯度
の割に花の季節は遅いと思います。

 国道238号線から離れているので、時間のある方向き。


<サイクリング>:猿払村・浜頓別町

 旧・JR天北線の跡がサイクリングロードとして整備が進んでいます。こち
らは「速度無制限」状態(^^;の国道238号線に比べて安全です。

 滞在してクッチャロ湖周辺のサイクリングも良いです。

 ただ、このあたりではどこを走っても延々と日陰も人家もない路が続くので、
夏場は帽子と水筒が必携です。また春や秋はシャレにならないぐらい冷え込む
時があるので、初心者には不向きです。

 一方、この地域の内陸部は過疎化が進んでいて、殆ど無人地帯になっている
場所が少なくありません。したがって幹線(の筈)の道路であっても、いったん
災害で不通になると数週間にわたって通行止めが解除されない場合があります
ので、ご注意ください。


<浜頓別町郷土資料館>:浜頓別町

 入館無料です。普段は閉館しており希望者が来た時だけ開館するそうです。
見学の申し込みは町役場(01634-2-2345)もしくは浜頓別町教育委員会へ。

 ここはかつて町役場だった建物を利用しているため、お世辞にも綺麗とは言
い難いのですが、浜頓別町開拓の歴史、ゴールドラッシュ当時の史料、(旧)天
北線、(旧)興浜北線の資料などが展示されています。


<クッチャロ湖>:浜頓別町

 ラムサール条約で指定された白鳥の湖として有名になりました。数から言え
ばハクチョウよりキンクロハジロ、スズガモを主体としたカモ類の方が圧倒的
に多かったりするのですが(^^;。

 ここにやってくるのはコハクチョウです。真冬には水面が凍ってしまうので、
実際に渡り鳥を見られるのは晩秋か早春の、それぞれ限られた時期だけです(注:
見頃は年によって異なりますので、町役場(01634-3-2345)まで、お問い合わせ
ください)。ちなみに湖畔の売店に「白鳥のエサ」という物を売っていますが、
中身は食パンでした。

# なお、営業妨害になるので大きな声で言いたくないのですが、人間用の食
#料には往々にして野生動物に対して有害な添加物が含まれている場合があり
#ますので、なるべく与えないようにしてください。

 湖自体は「大沼」と「小沼」の2つがあります(注:つながっていますけど)。
両方合わせて約1.57平方km。一周すると約27kmです。

 もし時間があったら、湖畔を1周してみてください。晴れていて暑くも寒く
もない日なら、きっと「来て良かった」と思える景色に出会えると思います。
逆にお急ぎなら、国道238号線での浜頓別町と猿払村との境界近くから標識に
したがって西に入った「鳥類観察ステーション」だけで構いません。

 なお、大沼と小沼を分ける半島ではヒグマの目撃例が多いので、冬季以外は
安易に奥に入ってはいけません。どうしても入ってみたい場合には事前に浜頓
別営林署(01634-2-2114)に連絡して、ヒグマの出没情報を確かめてからにして
ください。


<クローバーの丘>:浜頓別町

 浜頓別のユースや「とほ」宿に泊まると必ず薦められるのに、誰も本当の名
前を知らない…という訳判らん場所です。現地はクッチャロ湖・小沼の西岸に
ある安別地区にある丘です。

 クローバーの花が咲く頃には、一面に白い花に覆われます。天気が良ければ
海まで見え、牧草地の彼方に山が連なる景色は道内でも屈指だと思います。

 なお、浜頓別市街とはクッチャロ湖を挟んだ反対側にあたるため、徒歩や自
転車でお越しの方は、長居し過ぎると困ったことになります。


<古代の杜>:浜頓別町

 これまた「白鳥公園」の中にあります。道指定史跡の「クッチャロ湖畔竪穴
群遺跡」を、公園として整備したものです。

 この遺跡では現在までに173基の竪穴住居の跡が確認されており、一部が発
掘されました。竪穴住居の大半はA.D.8〜12Cの擦文時代(注:[2-5-1]を参照)
のものと推定されますが、近くから約6000年前の縄文前期の貝塚も見出されて
います。

 現地には復元住居と共に「古代を偲ぶ」像が立てられています。


<斜内山道(しゃないさんどう)>:浜頓別町・枝幸町

 浜頓別から枝幸方面に向かうルートは、後の国道238号線となる車道が拓か
れるまでは神威岬(かむいみさき)の断崖を避けて山を越えていました。今では
廃道になっています。

 浜頓別町では「通行可」としていますが、沿道に人家が全くないので天気が
悪い日に入ってはいけません。

# ズブ濡れのままで強い風に晒されると、夏でも凍死する恐れがあります。


<神威岬のあたり>:浜頓別町・枝幸町

 この岬は枝幸町との町境にあり、燈台があります。初夏に行くと周囲の原野
には一面に高山植物が咲いています。また、このあたり(の海岸沿いの車道)で
は最も高い所を通るため、花の季節以外にも止まってみる価値はあると思いま
す。

 岬に行く途中である豊牛地区(注:浜頓別市街から約7km)と、斜内地区(注:同
じく約12km)にある保育所の近くでも近年になって先史時代の遺跡が発見され
ていますが、詳細は判りません。

 斜内地区の北には道自然保護林に指定されたミズナラの原生林もあります。


<ベニヤ原生花園>:浜頓別町

 早く言えば、浜頓別川の河口から北へ長く延びる広さ約330haの草原なので
す。

 遊歩道沿いに、浜梨(ハマナス)、浜豌豆(ハマエンドウ)、蝦夷萱草(エゾカ
ンゾウ)、檜扇菖蒲(ヒオウギアヤメ)といった定番に加えて、黄花河原松葉(キ
バナカワラマツバ)、苔桃(コケモモ)が咲いていました。浜梨が密生している
ところがあって甘い香に酔いました。(^^)

 1996/07/16の段階では、現地に売店はありません。展望台(トイレ併設)があ
り、花の説明がされています。しかし窓が開かないので、夏場はこの中は非常
に暑い思いをすると思います。


<ウソタンナイ砂金採掘公園キャンプ場>:浜頓別町

 浜頓別市街から海岸沿いに枝幸に向かう国道238号線と、内陸を中頓別・音
威子府に向かう国道275号線とをショート・カットする道道・豊牛下頓別線の
南にあります。町内でさえ「あんな何にもない所」といわれるぐらい、自然以
外なにもないところです。

 国道からの入口に「砂金をすくっている人の像」が建っており、町内でも数
少ない :-)信号機がありますので、そこで曲がるのさえ間違えなければ、要所
に看板が出ているので迷うことはないでしょう。だいたい浜頓別市街からバイ
クで10分ぐらいです。

 現地には「ゴールドハウス」という名前負けしそうな建物以外は本当に何も
なく、することと行ったら砂金を掘るぐらいです(注:道具のレンタルあり・
1000円程度)。

# 「キャンプ場」と言う割には外灯がちょっと明る過ぎ、キャンプには難が
#あります。詳しくは[2-1-2]をご覧ください。

なお、ここが後述の砂金フェスティバルの会場になります。

 傍らを流れる宇曽丹内川は、このキャンプ場から約10km上流まで車で入るこ
とが可能で、公園から車道終点までの各所に砂金採掘の頃の遺跡が点在してい
ます。この谷は時期を選べば「それなり」の紅葉が見られる場所でもあります。


<砂金フェスティバル>:浜頓別町

 イベントとして国際ルールに基づく砂金掘り競争・宝探し・焼き肉大会等が
行われます。砂金掘り競技は多くの国で行われているらしく、世界大会も開催
されています。

  ・砂金掘り競技の概要
  - 各選手に砂利で一杯のバケツが渡される。
  - どのバケツにも同じ数の砂金が入っている。ただし、幾つ入っているか
   は選手には知らされない。
  - 制限時間20分の間にパン(注:平らなお腕みたいなもの)を用いて砂金
   を選別し、予め与えられた袋に入れる。
  - 全部取り終わったと思ったらパンを上げ、もう一方の手でパンを叩くポー
   ズをとる。そこまでの時間が記録となる。
  - バケツに入っていた砂金よりも袋に入れた砂金の数が少なかった場合、
   砂金1個につき5分の罰時間が加算され、その合計で順位をつける。

      (例)バケツに10個の砂金が入っていた場合
            選手A:16分で10個の砂金を選別 -> 罰時間なし
                  記録:16分
            選手B:11分で8個の砂金を選別 -> 罰時間10分
                  記録:11+10=21分

 浜頓別町の観光パンフレットでは「8月上旬」とあります、詳細は役場の商
工観光課(01634-2-2345)まで、お問い合わせください。ちなみに1997年の参加
料は1000円で、「成人男子でも食べきれない程」の焼肉の引替券がついていた…
とのことです。


<中頓別鍾乳洞>:中頓別町

 中頓別市街から北東4kmで、国道275号線に標識が出てます。「日本最北の鍾
乳洞」 を名乗っています。少しだけ解説すれば

    - 第三紀の貝殻石灰岩
    - 現在第1、3、4洞が発見されているが、公開されているのは主洞が60mの
     第1洞のみ。
    - 傍らの軍艦岩の下に芝桜が植えてある。

です。

 1992年7月末の段階では、駐車場から第1洞までの遊歩道の整備は進んでおら
ず、雨上がりだったせいもあって足元がグチャグチャになっていました。ちな
みに見学は無料で、洞の入口では懐中電灯の貸出し(注:無料)がありました。


<寿公園>:中頓別町

 中頓別市街から国道275号線を浜頓別に向かった途中、寿トンネルの南にあ
ります。国鉄時代のSL・49648が保存されています。


<兵安砂金体験場>:中頓別町

 中頓別市街の南にあり、国道275号線から離れた道道・美深中頓別線沿いに
あります。「浜頓別より(砂金が見つかる)可能性が高い」との声を耳にした
ことはあるのですが、そもそも「プロ」がやっても採算が取れなくなったので
砂金採取が中止された地ですので、ここで帰りの旅費を…なんて考えない方が
無難です :-)。


<ホロナイボ遺跡>:枝幸町

 市街の南にある幌内保地区で発見され、130戸からなる擦文文化期(注:[2-5-1]
を参照)の遺跡なのですが、残念ながら国道238号線の工事で地表から判る部分
は失われたようです。


<郷土資料館>:枝幸町

 枝幸市街・栄町にあるのですが、残念ながら詳細は不明です。


<川尻チャシ遺跡>:枝幸町

 枝幸市街の南にある北見幌別川の河口から、上流に約1km溯った南岸にあり
ます。遺跡は南北2個所に分かれており「チャシ」(=アイヌ語で城/砦)という
割には、北側の遺跡はアイヌ文化より古いオホーツク文化(注:[2-5-1]を参照)
のもの…とされています。

 現地は湿原の中で標識もなく、知らない人には到達困難かもしれません。


<はなます海水浴場>:枝幸町

 西稚内に次いで(たぶん(^^;)「最北から2番目」の海水浴場です。水温が低
いので、海水浴が出来る時期は極めて限られていると思うのですが、寒中水泳
が趣味の方にお薦めします :-)。


<ウスタイベ岬>:枝幸町

 枝幸市街のすぐ北です。波に削られて平らになった岩盤に「千畳岩」と名付
けられています。


<風列布(ふーれっぷ)林道>:枝幸町

 興味のない方には「単なる未舗装の悪路」なのですが、オフロード派のライ
ダーにお薦めの道です。

 ただし、初心者向けではありません。現地で地図を見ても国道238号線から
の入口が判らないようなら、諦めてください。


<氷のトンネル>:西興部村

 氷のトンネルっていうのは、いうなれば、冬に積もった雪がまだ残っていて、
その内部が先に融けたため、夏になると氷でできたトンネルが残る…というも
のです。

# 山屋は偉そうに(^^;「スノー・ブリッジ」と呼ぶ場合が多いです。

 足元は冷たい雪融け水が勢い良く流れており、トンネルをくぐろうとすると、
膝の下くらいまで踏み込むことになります。というわけで、ゴム長があった方
がいいかもしれません。ライダーさんの場合、ブーツでそのままジャバジャバ
歩いて入ると、夏とはいえ後でバイクを運転した時に、冷えて冷えて難儀な思
いをすると思います。これは事故の元になりかねませんから気をつけましょ
う :-)。

 場所は滝上町と西興部村を結ぶ道道・遠軽雄武線(注:まだ遠軽にも雄武にも
通じていないんですが…)の札久留峠の北をウエンシリ岳方向に林道を入った
ところにあります。

 道道からの入り口に立派な標識が出ています。現地に入れない/入っても氷
のトンネルがない季節には、その旨の表示がありますので、間違うことはない
でしょう。

 この氷のトンネルは、一般の旅行ガイドには、ほとんど載っていないので、
いまだに余り知られてはいないようですね。ただ、バイク関係の本には、よく
載っていますので、その方面のかたが良く御存じかも。

 あと、氷のトンネルのあたりはブヨが凄く、油断していると数分でボコボコ
に刺されます〜ました :-((1992年7月末)〜ので、水から上がって足の水分を
拭き取ったら、速攻で防虫剤を塗るかズボンの裾を下ろしませう。


<氷のトンネルまつり>:西興部村

 毎年8月の第一日曜が「氷のトンネルまつり」になります。このお祭りで氷
のトンネルを破壊してしまうことがあるので、この日より前に見に行くことを
お薦めします。

# 詳細は西興部村役場(01588-7-2111)まで。

え?破壊って?おまつりで使うビールを冷やすのに使うんですよ。天然の氷を。

 だいたい、前の日から村役場の人が集まってキャンプして準備し、日曜に大
騒ぎをします。まぁ「壊すこと」が目的のイベントではないし、雪の多い年に
は人力で壊せるような規模ではなくなるんですが、「中途半端に残ってしまっ
て、夏の終わり頃になって(数少ない(^^;)観光客を巻き込む形で崩壊されると
困るから…」という話も聞いたことがありますので、この祭までに行くのが
「正解」かと思います。

  この日に、川に、やまめなどを放流していたように記憶しています。


<札久留峠(さっくるとうげ)>:西興部村・滝上町

 札久留神社のお札がかつて人気を集めたことがあります(札が来るっていう
ことで(^^;)。


<道の駅・展望台>:雄武町

 旧国鉄・興浜南線の終点である雄武駅跡に出来た「道の駅」兼バスターミナ
ルの一角にあります。無料(1998/4)。

 この町の海岸線は(次に述べる日の出岬を除けば)ひたすら平坦なので、町内
で流氷を見るには「ここ」が最適かと思います。

 メーリングリスト会員からは、道の駅の近くの店で「ウニ・ホタテ・カニ等
が入った蒲鉾(かまぼこ)を売っている店があった」(1998/8)との情報も届いて
おりますので、お探しになるのもよろしいかと…。


<日の出岬>:雄武町

 雄武市街と興部市街の中間付近です。岬の先端近くの丘の上に、1789年に起
こったアイヌ民族の蜂起である「国後・目梨の乱」の際に建設された「沢木烽
火台」の跡とされます。

 今では岬にはバンガロー完備のキャンプ場、食堂付きの温泉センターである
「日の出岬センター」(01588-5-2201)なるものが出来、かつての静けさは失わ
れましたが、夏のサロマ湖畔の混雑が鼻に付き始めた方には新しい世界でしょ
う。キャンプ場については[2-1-2]をご覧ください。


<サンライズケープカーニバル>:雄武町

 「日の出岬」を「サンライズケープ」と直訳するあたりに失礼ながら「芸」
の無さを感じるのですが、ともあれマスのつかみどりが出来ます。ちなみに開
催は7月の最終土・日曜です。


<開生遺跡>:雄武町

 正しくは「雄武竪穴群遺跡」と言います。現地はR238の雄武川の橋の左岸(南)
にある丘の端で、約5000平方メートルの範囲に縄文晩期〜オホーツク文化期に
わたる200基近い竪穴が確認されています。

# 「縄文晩期」とか「オホーツク文化期」という言葉は[2-5-1]を参照


<産業まつり>:雄武町

 道内に限らず、片田舎では「お約束」のイベントなのですが、何と言っても
ここはオホーツクの沿岸。「無料・試食」のレベルは相当に高いです。こちら
の開催は6月の最終土・日曜です。


<神門の滝>:雄武町

 町の西の端・ピヤシリ山頂の北東側にある滝です。

 道道・下川雄武線の幌内越峠のすぐ北から入るのですが、峠から約7kmは一
般開放されている林道としては難度が高いので、ここまでの説明で「どこ」だ
か判らなかった方は行かない方が無難です :-)。


<ピヤシリ湿原>:雄武町

 ピヤシリ山頂から松山湿原(注:[1-7-4]を参照)方面へと続く稜線の上にある
湿原なのですが…(おそらく)道がありません。「密林が苦にならない」「ヒグ
マとお友達になれる」方にのみ、お薦めします :-)。


<幌内チャシ群>:雄武町

 R238を雄武市街から枝幸市街に向かって約11km進むと幌内川を越えますが、
この川に沿って4基のチャシ(注:アイヌ文化期の砦の跡)が確認されています。

 R238から道道・下川雄武線を下川市街に向かって約2km進んだ場所に高野チャ
シ、そこから約1.8km進んだ場所にトーペツチャシ、ダムのすぐ下流にオロカ
ムイチャシが確認されており、いずれも遺跡は幌内川と車道の間にあります。
あいにく、いずれも標識の類はありませんが、とにかく川に突き出した小高い
尾根があれば、その突端が遺跡と思って間違いありません :-)。

 また、ダムより上流にもメムプトチャシがあったものの、ダムの建設に伴っ
て水没したようです。


<オトイネップチャシ>:雄武町

 音威子府川を河口から4km溯った地にあったとされており、その筋 :-)では
かなり著名らしいのですが、正直言ってどこが遺跡だったのか、筆者にも判り
ません。


2.食べる

<さるふつあいすくり〜む>:猿払村

 JA猿払・浅芽野(あさじの)支所にて販売してます。バニラ味、乳脂肪分8%、
140mlで170円でした。


<さるふつ牛乳>:猿払村

 乳脂肪分3.5%(以上)、65℃30分殺菌の(いわゆる)低温殺菌タイプです。
200cc、140円とやや割高な感はありますが、瓶を返すと30円が返ってきます。


<ちょっと高級(^^;な店>:枝幸町

 メーリングリスト会員からの情報です(1998/6)。

    食事の店 福ちゃん     枝幸町本町 2-2262

−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−

で、調査したのは、「カニ丼」と「生ちらし(上)」でしたが、こ
の生ちらしがとてもおいしかったんです。

なまちらしというと、1人前の桶にすしめしをいれて、あとは、お
刺身を放射状に並べてあるようなスタイルを想像する方がおおいと
思うんですが(私もそうです)、ここのは違いました。

にぎりをのせるゲタをさらに横に長くしたものに、ごはんを横長に
しき、ネタが、平行にならんでいます。キャラクタで無理やり書く
とこんな感じです。:-)

+--------------------------------------------------------+
|                                                        |
|  ::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::  |
|  :::///:::***::$$$:&&&::###:@@@:%%%:===:(((:>>>:MMM::  |
|  :::///:::***::$$$:&&&::###:@@@:%%%:===:(((:>>>:MMM::  |
|  :::///:::***::$$$:&&&::###:@@@:%%%:===:(((:>>>:MMM::  |
|  :::///:::***::$$$:&&&::###:@@@:%%%:===:(((:>>>:MMM::  |
|  :::///:::***::$$$:&&&::###:@@@:%%%:===:(((:>>>:MMM::  |
|  ::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::  |
|                                                        |
+--------------------------------------------------------+

ネタは、うに(ミョウバンつかってません)、いくら、とびっこ、
ほっき、かずのこ、まぐろ、あわび、ボタン海老あとなんだっけ?
という感じで、お吸い物がついて1850円。節約旅行者にとって
はちょっとつらい金額かもしれませんが、これはおすすめです。

−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−


<カレーハウスN45>:歌登町

 実際には北緯45度の線のずっと南なのですが、とにかくこういう名前の店な
のです。歌登市街から道道・枝幸音威子府線を小頓別に向かって進んだ中央と
いう場所にあります。TEL:01636-8-3188。

# ちなみに地名は「中央」でも、「ここから先に人家はない」という場所で
#すが(^^;。


<Milk Hall>:興部町

 なんせ興部というのは寿司屋のランチタイム・サービスが「牛乳つき」とな
る地(^^;なのですが、休憩を兼ねての一服なら、ここをお薦めします。なんたっ
て
   「牛乳飲み放題・クッキー付き」が250円(注:1998/4現在)

ですから。営業時間は10時〜18時(ただし17時30分でオーダー・ストップ)です。

 場所は、興部の「道の駅」から名寄に向かって2km進んだ牧草地の中の建物
です。したがって名寄・西興部から来た場合は「道の駅2km」の看板が目印と
なります。

 昔は「裏の牧場でとれた牛乳だけ」を使っていたようですが、この店を経営
するノースプレインファームが「役場に次ぐ、興部で二番目に大きな産業」
(注:筆者の知人の興部出身者の説:-))となった今では、町内一円から集乳して
いるようです。でも、低温殺菌・ノンホモゲナイズ(*1)な牛乳であることは相
変わらずですので、スーパーで売られている紙パック入りの牛乳しか知らない
人には、ここの牛乳は衝撃的かもしれません。

  (*1)乳脂肪分を細かくしていないので濃く感じる。ただし少し古くなると
   脂肪が分離してしまうので、通常のルートでは市販されない。

 ここではカレー、ハンバーグといった軽食や、ケーキ各種も食べられます。

# 筆者の趣味で言えばチーズケーキが絶品(^^)

 「〜セット」では飲み物としてミルクを選択しますと、やはり飲み放題とな
ります。また、セットメニューでパンを指定すると、自家製バターをふんだん
に使ったクロワッサンに、さらに自家製バターが付いて来ます。ここに来たら
体重計のことは忘れませう :-)。

 この店では自家製のバター、チーズ、ソーセージといった品が「お持ち帰り」
可能で、クール便扱いでの全国への発送もできます。

 「それでも興部まで行くのが面倒」という方へのお知らせです。道内では以
下の店で「ここ」の売店と同じ物を扱っているそうです(1998/5)。

# ただし牛乳は普通の低温殺菌ですけど…。

  牛乳・乳製品・肉類:
  ^^^^^^^^^^^^^^^^^^
  カントリーキッチン四季菜     名寄市西2南5
  ノースプレインファームエスペリオ 旭川市東旭川町上兵村240-89
  札幌東急百貨店          札幌市中央区北4西2−1
  馳走屋モンベイ           札幌市中央区南2条西5丁目 南2西5ビル
  フレックス            北見市寿町1丁目1−4
  藤丸デパート            帯広市西2条南8丁目1番地
  ミルクキッチンフライパン      勇払郡占冠村字中央

  牛乳・乳製品:
  ^^^^^^^^^^^^
  ノースプレインファームガーデン   旭川市東光10条1丁目3-15
  東武端野店            常呂郡郡端野町字3区572-1

  牛乳・肉類:
  ^^^^^^^^^^
  宮川商店              紋別市本町6-3-22

  牛乳のみ:
  ^^^^^^^^
  工藤商店              稚内市宝来2丁目 
  西条デパート名寄          名寄市西3条南6丁目
  まるかつデパート          旭川市2条7丁目右10号 4階
  まるかつ旭川空港店
  ヤマムロ              北見市卸町3丁目6番地2
  マジイ北見             北見市春光町1丁目
  ファミリープラザヤマヤ      常呂郡 常呂町開盛

  チーズのみ:
  ^^^^^^^^^^
  小樽バイン             小樽市色内1丁目8番6号


<ちゅん鍋・サケの一本飯寿>:雄武町

 「ちゅん鍋」とは、あきあじ(鮭)の鍋です。

 文献 :-)によれば、鮭の内蔵─肝臓、はつ(心臓)、白子と鮭の身のぶつ切り、
じゃが芋、人参、葱(青いところだけなので万能ねぎとか分葱とかと思われる)
を材料としたもので味噌じたてだということです。

 あと、食べたことはないのですが、鮭の内臓を抜いて「いずし」を詰めた
「さけの一本飯寿」があるんだそうです。


3.休む/泊まる

<浜頓別温泉ウイング>:浜頓別町

 1996/04にオープンした施設です。浜頓別市街寄りのクッチャロ湖畔に建つ
「白鳥公園」の中にあり、入浴可能なのは11〜21時。入館料金(入浴料金含む)
は500円(注:1997/7現在)です。併設の「サイクリングターミナルにも泊まれる
ようですが、詳細は不明です。

 同じ公園の中にキャンプ場もあります。詳細については[2-1-2]をご覧くだ
さい。


<浜頓別YH>:浜頓別町

 ここで冬にやることといったら、もうクロスカントリー・スキー〜略してク
ロカン〜しかないですね。あたり一体クロカンのフィールドです。クロカンの
途中で牧場を見学させてもらったりとかもしました。

 夏場はクッチャロ湖周辺のサイクリングが良いです。注意事項については
<サイクリング>の項を参照。


<トシカの宿>:浜頓別町

  浜頓別市街からクッチャロ湖に向かう途中にあります。本当に湖畔の原野の
一角なので、初めて行くのが日没後だと不安を味わえるかもしれません :-)。

  新館が出来て、すごく綺麗な宿になりました。

  連泊者に対しては、夕食に連泊メニュー43種というものが用意されています。
といっても、連泊者が自分達で料理するのですが(1999/5)。

#  ちなみに、メーリングリストの複数のメンバから、この「自分で料理」を
#体験*できなかった*という報告も寄せられていますので、これは混んでいて
#人手が足りない日だけの『特別サービス』である可能性もあります。

  一泊目は必ずジンギスカン食べ放題です。羊が嫌いな人は、申し込みの際に
申し出れば対処して貰える筈です。

  朝食後には紅茶、夕食後にはコーヒー/紅茶に加えて「手作りケーキ」も出
るようです(1999/6)。

  1999年5月3日には15人ほど宿泊者がいたのですが、なんと12人が連泊者。ど
うも、連泊するのが居心地がいいようです。

  この宿に350泊以上して、まだ通って〜住んで :-)〜いる人もいます。

  それだけに、ここに初めて(特に一人で)泊まると疎外感を感じるかもしれま
せん。ただ、ここの常連は「絶滅を免れて奇跡的に生き残った、昔のユースホ
ステルの『常連』」みたいな人が多いので、こちらから旅の失敗談を持ち出せ
ば、すぐに打ち解けられると思います。

#  無論、「騒ぎたくない」場合には寝室に引っ込んでしまっても、誰も文句
#は言わないと思います。

  一番大事な宿泊料金ですが、4700円です(1999/5)。冬期は暖房料として+400
円が加算されますので、ご注意ください。


<ピンネシリオートキャンプ場>:中頓別町

 国道275号線沿いの「道の駅」の隣にあります。国道のすぐ脇ではあるので
すが何と言っても交通量が少ないので、静かです :-)。


<歌登健康回復センター>:歌登町

 市街から道道・美深中頓別線を8kmほど南東に進んだ山間(やまあい)の地に
あります。町内の上徳志別で発見された謎の古代哺乳類・デスモスチルスの骨
格標本の完成を契機に…と言うことになってますが、要するに「村おこしのた
めに建設された温泉付き宿泊施設」なのです。

 近くにメジャーな観光地がなく、したがって宿泊施設が少ない地だけに重宝
な存在ではありますが、地元でも何か :-)のイベントにカチ合うと簡単に『満
室』となるので、ご注意ください。

 ちなみに近くに天北スキー場や南宗谷CCもあります


<興部交通記念館複合施設、興部交通記念広場>:興部町

 旧名寄本線の興部駅跡につくられた施設で、「道の駅」を兼ねています。国
道には面して*いません*。

 元・駅舎の建物のほうを「ANEW」、周辺広場を「JOYPARK」としているよう
ですが、区別して呼ぶ必要はなさそうです。

  建物のほうには、

    ・町民ホール(午前6時〜午後10時30))
    ・鉄道記念コーナー(午前8時30分〜午後6時)
    ・案内所(午前8時30分〜午後6時)

があって、どれも「一般使用無料」となっています。

 広場のほうには、簡易休憩所として、元・ディーゼルカーが2両あります。
それぞれ、

    ・簡易宿泊室(HOSTEL  出あいの宿)
        午後4時〜翌日午前10時  無料
    ・簡易休憩室(SALOON  語らいの舎)
        午前8時30分〜午後6時

となっています。休憩室のほうは、かなり改装してあって、片側がクロスシー
ト+テーブル、もう片側は、イス+テーブル(2人用)になっています。

 バスの待合所も兼ねているので、人はけっこういます。また、昔の駅の様子や
ら、鉄道路線図なんかがあります。


<ウエンコタン青少年旅行村>:雄武町

 市街から枝幸に向かって約8km進んだ音威子府岬にあるキャンプ場です。磯
釣りの名所らしいのですが、釣りをしない筆者にはなんとも…。


<日の出岬キャンプ場>:雄武町

 [2-1-2]をご覧ください。


<クッチャロ湖畔キャンプ場>:浜頓別町

 [2-1-2]をご覧ください。


<ホテル 森・夢(りむ)>:西興部村

 西興部村の役場近くにある村営のリゾートホテルです。ISDN公衆電話もあり
ます :-)。お風呂は光明石温泉で外来入浴も可能です.(400円・1998/8)

 メーリングリストのメンバの報告によれば、ツインの洋室を2人使用の場合、
1泊4000円(×2人)+朝食1000円(1998/9)なのに、外見も内装も本物のリゾート
ホテル並み…とのことでした。

# 筆者は「本物のリゾートホテル」を利用したことがないので、判断は保留
#します :-)。

 1階のレストランで夕食が食べられます。温泉宿のお約束 :-)である懐石風
のコースも食べられるようです。

 連絡先はTEL:01588-7-2000、FAX:01588-7-2110です。

 隣に村の特産物である木を用いた玩具がたくさん展示してある「森の美術館・
木夢(こむ)」があります。こちらは中を知る人がいないので保留とします。


<木夢(こむ)>:西興部村

  西興部村の役場近くにある村営のリゾートホテルである森・夢(りむ)の隣に
ある施設です。

  公式には『博物館』ということになっているようですが、内部が「木の遊園
地」と「おもちゃの部屋」ということですので、お子様向け…ということでしょ
う。

  97年(ごろ(^^;)のパンフレットによれば、

      開館時間・休館日:1000-1630 毎週火曜休館(祝日の場合は翌日)
      入館料     :高校生以上300円・3歳〜中学生100円
      連絡先          : TEL:01588-7-2600

です。

  毎週木・土・日の1330-1530には、定員12人(予約制)で指導付きの木工体験
ができ、開館日には1030、1330、1530の3回開演・各35分のミュージカル「木
夢の島」上演も行われます。

  お子様連れでの長時間の移動の際には、こういう施設がルートにあると良い
かもしれません。

ほっかいどガイド目次へ