
[2-6-2] 博物館巡り (6.00)
北海道には、各地に博物館があります。開拓の歴史を展示しているもの、文
化について展示しているもの、火山活動など科学的なもの、石器時代などの考
古学的展示、先住民のアイヌの生活を紹介するもの、冬の厳しさを体験するも
のなどなどさまざまです。
それぞれの博物館名を列挙してもつまらないので、実際にいってみて、良かっ
たと思うものをご紹介します。今後、この章も充実させていきたいので、訪問
してみての感想をどんどんお寄せください。
また、せっかくの博物館です。バリアフリーであってほしいとおもいます。
#車いすでは入れない造りの建物に、車いすトイレがあるという笑えない話を
#以前聞きました。既に笑い話になっていればいいなと思います。
建物がバリアフリーかどうかは、十分に公表されていないようですし、実際
利用されたかたでないとわからないことも多いようです。
札幌については
http://www2.snowman.or.jp/~wagamama/map.htm
で、しらべることができます。道南は「道南身障者用トイレ所在地」くらい
しかないようですが、こちらでしらべることができます。
http://www.hakodate.or.jp/community/toilet/default.htm
ぜひ、皆さんの感想をききたいです。
では、博物館の紹介です。
凡例)
○博物館名称 所在地 電話番号
1) 概略説明 2)休館日 3)料金
調査員等の感想文
○伊達市開拓記念館 伊達市梅本町61 0142-23-2061
1)旧仙台藩亘理領主伊達邦成ゆかりの屋敷と資料、伊達地方の産業・生活資
料、伊達家由来の武具・美術品など
2)月曜・祝日の翌日 3)有料
仙台藩は戊辰戦争で幕府側についたため、逆賊とされ、「維新の汚名をそがん」
と,領主(仙台藩本家の遠縁にあたる亘理(わたり)伊達家)以下,家来、領民
が今の伊達紋別市に移住しました。領主の使った道具や当時の農機具の展示など
があり、資料も販売しています。ヨーロッパ式の農業をいち早く取り入れ,失敗
の多い開拓団の中で成功を収めた貴重な数少ない例として紹介しています。
(1997年4月調査)
○苫小牧市博物館 苫小牧市末広町3丁目9番7号 TEL:0144-35-2550〜2552
FAX:0144-34-0408
1)考古学・発掘によるアイヌの丸木舟・市の歴史
2)月曜・祝日 3)公園自体は入場無料で、博物館の常設展は小中学生:100円、
高校生:200円、一般:300円。ただし5/5と11/3は無料です。
開館時間は9時30分〜17時。ただし入館は16時15分まで。休館日は毎週月曜、
5/5と11/3*以外*の祝日、12/30〜1/6。
常設展示は、勇払地区の地質、動植物、考古遺物、アイヌ文化遺物、開拓期
以降の歴史、日本のスケートの黎明期からの歴史です。
あと、特別展として道立美術館等の収蔵品の巡回展をやっている場合が多いよ
うです。
行き方は、車/バイクの場合、R36 とR276の交差点を南〜R276と反対方向〜に
進むと、右側にある大きな「文化公園」の東の隅にあります。駐車場は文化公
園と共通で、公園の外周に沿って行けば見つかります。公共交通機関で行く場
合、市営バスの「文化公園」が博物館の裏です。
#博物館の建物の正面は公園の内側を向いているので、バス停は「裏」なの
#です。
現代の市勢を紹介する展示において自画自賛が多いのが「ありがち」とはい
え少々気になるのですが、その他の展示については質・量ともに一定の水準に
達しており、総合すれば評価に値する場所です。
ただ、せっかく車イス用のトイレを用意していながら、2階へのエレベータ
がない〜正確には「見える場所にない」〜のが惜しまれます。
○北海道開拓記念館 札幌市厚別区厚別町小野幌 011-898-0456
1)歴史・考古・民俗・産業資料など。北海道百年記念施設で道立の歴史博物
館、野幌森林公園の中の施設
2)月曜・祝日 3)有料 大人300円
この施設では、北海道の開拓史を体系立てて知ることができます。あまり印
象に残っていないのは、ずいぶん前だったからか、インパクトが薄かったか
http://www.pref.hokkaido.jp/kseikatu/ks-bsbsk/event.htm
でイベント情報を見られるようです。
1989年3月と、1995年9月に行きましたが、感想を述べると、北海道につい
て全く知識のない人にとっては、知識の援助にはなるでしょうが、開拓が、
主に開拓する側から描かれていることに、落ち着かないものを感じました。
そうは言っても、やっぱり歴史を学ぶには、最も手っ取り早くて知識欲を
それなりに満足させてくれます。大人300円のはずです。1989年のときは、
一般車もすぐそばまで入れましたが、1995年のときは、100年記念塔付近の
駐車場からの歩きでした。もちろん、車椅子など、身体障害者はそばまで
横付けできます。
○北海道開拓の村 札幌市厚別区厚別町小野幌50-1 011-898-2692
1)北海道開拓の歴史を示す建造物を移築・復元し、当時の情景を再現、資料
展示。北海道百年記念施設の野外博物館
2)月曜 3)有料
当時の生活が手に取るようにわかります。広い敷地内に、時代ごと、テーマご
とまとまっており、ストーブ一つにしても、どのように進化してきたか、どの
ように使われてきたか、よくわかります。(1992年8月調査)
北海道の明治村です。レトロな雰囲気でいっぱいで,それぞれの建物の内部
はそれぞれの建物に関する資料展示館になっていました。鉄道馬車(別料金)
が走っており、昔の遊び道具(竹馬など)のコーナーなど,年齢を問わず楽し
めるところだと思います。(1988年8月調査)
開拓の村ホームページは、
http://nets.topica.ne.jp/hokkaido/kaitaku-no-mura/index.html
http://nets.toppan.co.jp/hokkaido/kaitaku-no-mura/index.html
またこれは個人のページですが、よくできています
http://www.bekkoame.ne.jp/~goforit/kaitaku/kaitaku.htm
ここは都合4回ほど行ってますが、うち3回は、子供連れ(自分の子だけではな
い)です。北海道の明治村ってな感じかと思いましたが、本家の明治村よりも、ゆっ
たり感があります :-) (あと、大正期の建築物もあります)漁村や農村の家の再現
などから、実際に暮らしていた様子が偲ばれます。子供にとっては、馬車や遊び場、
さらには、ソフトクリームなどがいいのでしょう。とりあえず、1日ゆったりと過
ごすことができました。あと、入り口そばの食堂は、なんというかおいしくなかっ
たので、お弁当持参の方がいいように思います。(--;
また、野幌自然公園の100年記念塔付近の芝でも十分に、子供達はゆっくりで
きますね。(^^)
○三浦綾子記念文学館 旭川市神楽 7-8
1998年6月13日三浦綾子記念文学館がオープンしたそうです.場所は国道 237号
を旭川から富良野方面に向かう途中で右折した美瑛川のほとりにあります.
文学館のページは、
http://www.eolas.co.jp/hokkaido/hyouten/index.html
になります。(1999年6月調査)
○旭川市博物館 旭川市神楽3条7丁目 0166-69-2004
1)アイヌ関係および旭川を中心に道全域の考古資料、開拓農具、北方民族の
河野コレクションなど。大雪クリスタルホール併設
2)第2。第4月曜 3)有料
http://www.htokai.ac.jp/DD/MUSEUM/MUSEUM.html
行事予定の所はあまり更新されていないようですが…
○博物館網走監獄 網走市呼人1-1 0152-45-2411
1)網走刑務所の旧施設を移築した野外博物館。行刑資料館を併設
2)なし 3)有料
大人料金が 1000円ぐらいでちょっとためらう金額ですが、まあ網走観光するなら
行く価値ありです。建物もいろいろあり、展示も広く,それなりに楽しめます。
網走駅や民宿などあっちこっちに 100円引きのちらしが置いてありました。
(1988年8月調査)
一見の価値ありです。開拓の歴史の一面を垣間見ることができました。
ゆっくり時間をとって回りたいですね。(1996年10月調査)
○北海道立北方民族博物館 網走市字潮見313-1 0152-45-3888
1)北方圏の民族資料
2)月曜・祝日 3)有料
北方圏という他とはちがった切り口で展示をしています。ロシア、アラスカ、
北海道、北欧といった地域における言語、文化、衣服などの類似と相違をみるこ
とができます。新しい建物で、あまり人がいませんでした。北方研究の拠点を目
指しているようで、研究論文などが展示されていました(1996年10月調査)。
○分館モヨロ貝塚館 網走市北2条東2丁目 0152-43-2608
こんな日本の北のはずれに貝塚があったのかぁと感心しました。(84年10月)
サロマ湖畔・栄浦の方がもうちょっと :-)北ですし、確かサハリンでも貝塚の発
見例はあったようです。 縄文時代前期は、平均気温が今より3〜4℃高かったとさ
れています。
網走バスステーションから、橋を渡ったところにあります。貝塚と、その隣の緑
の壁の小さな建物です。住宅の中にあり、知らなければ、そのまま通り過ぎてし
まいそうです。定休日は、月曜、祝日、年末年始(5〜10月は無休)貝塚は、保
存のために立ち入り禁止になっており、外からうかがい知るだけです。
バスターミナルの観光地図には載っています。平均気温のことは、看板に有った
ように思います。貝塚館は、小さな建物で、パステルカラーの(グリーンだった
と思う)屋根が印象的でした。
○ウイスキー博物館 http://www.nikka.com/factory/yoichi/whiskymuseum/whisky-mus.html
余市のニッカウヰスキーにウイスキー博物館ができました。いままでの工場見学と
そんなにかわりがない感じがしますが、 スコットランドのパブをイメージした
バーができたそうです。あと、最近、余市に宇宙記念館「スペース童夢」というの
が、ニッカウヰスキーの隣にある道の駅にできました。余市は、宇宙飛行士・毛利
衛さんの出身地なので、その業績を讃えて作られたようです。
これらの話は、[1-3-4]に詳しく書いてありますので、そちらも参照してみてく
ださい。
○礼文町郷土資料館 礼文郡礼文町香深村字トンナイ 01638-8-2119
1)町の自然と歴史
2)月曜・祝日の翌日 3)有料
雨で何もできない時に行きました。まあ,ふつーーの内容といいますか…
(1987年8月調査)
○「名寄公園&北国博物館」
1)
2) 博物館の開館時間は 9時〜17時。ただし入館は16時30分まで 3)有料
「名寄公園」はJR名寄駅から見て南東にあたり、「北国博物館」は公園の南
の隅にあります。 公園自体はグラウンドを主にした「地元の人のため」の場所
なのですが、南の隅の宗谷本線の線路近くに、往年の除雪列車を再現した車両
群(*1)が展示されています。
(*1)専門的 :-)には59601+キ911+キ604+D51398+ヨ4456 という「キマロ
キ」編成で、現存するものとしては唯一(の筈(^^;)です。
博物館の建物は平屋で、玄関前に駐車場完備。地面との間に段差はないので、
車イスでの入館に(とりあえず)支障はなさそうです。
公園自体は(言うまでもなく)無料で、駐車場完備です。公園内のトイレの
車イス対応の有無は未確認です。
行き方は、車/バイクの場合、R40の「西4南10」の交差点(注:名寄市街の
士別寄りの端近く)を東(注:市街に向かって右)に曲がって線路を越えた南
〜右〜の一帯が公園です。下川からの場合、R239の「名寄商業高校」の北〜
名寄市街〜側の交差点を西に曲がって進むと公園の北の端に出ます。
# 正確な位置は覚えてないのですが、R239の高校の向かい側(か、斜め向か
#い)にモダ石油があり、やたら目立つので「こっち」の方が目印になります。
JRの場合、名寄駅〜の西口?〜を出てすぐの「アカシヤ通り」を左に曲がっ
て300mほど進むと交差点の反対側に「長崎屋」があるので、そこを再び左折す
ると、上記の跨線橋で宗谷本線を越えます。ちなみに、長崎屋の前から公園ま
で(さらに)約300mありますので、悪天候の日は「駅から歩く」のは結構ツラ
いかもしれません。
それぞれの位置関係は
↑美深
|| +
|| | +
|| | 駅
|| | + ||
-- --- ---=--------------
|| |長 + 高||
|| | + 公園 ||
|| + ||
|| + 列車 ||
|| + 博物館 ||
↓士別 ↓下川
ということになります。
○りくべつ宇宙地球科学館 1998.7.7オープン
足寄郡陸別町陸別に公開型天文台「りくべつ宇宙地球科学館(愛称:銀河の森
天文台)」がオープン。「教科書的な展示から脱却−発見・体験・操作」を
テーマ(そんなもの、テーマにするなよ..(--;; )とし、惑星模型や岩石群、
大型パネルギャラリーなどの組み合わせで宇宙空間を感じさせる展示のほか、
オーロラ人工発生装置が備えられるそうです。公開型天文台では国内最大の口径
110cm の反射式望遠鏡も設置される予定なんだそうです。(1998.06調査)
○月形樺戸博物館(旧名称:北海道行刑資料館) 樺戸郡月形町1219 0126-53-2399
1)明治期の北海道開拓にあたった囚人たちおよび行刑関係資料。建物は旧樺
戸集治監庁舎
2) 月曜,祝日の翌日(ただし土曜日曜の場合は開館、12/31-1/5
開館時間:9:30〜16:30 3) 小中学生 :100円、高大学生 :150円、それ以外の
15歳以上:300円、団体(10名以上):各 50円引き
上記旧庁舎の他、本館として2階建ての建物にいろいろな展示があります。
官」から見た内容になっており、悲惨な内容は控えめです。NHK大河ドラマ
「獅子の時代」で菅原文太が着た獄衣も展示されています。(1997年9月調査)
○ひがし大雪博物館 河東郡上士幌町字糠平 01564-4-2323
1)生物・地学・考古資料
2)月曜・祝日 3)有料
パンフレットを捨ててしまったので、詳細データは不明ですが、確か大人 300円。
士幌線の鉄道資料館( 100円)とのセット券 350円もあります。糠平温泉の町中
にあり、大雪山系の地質、植生、動物の模型,剥製の展示の他,誰かが寄贈した世界
の昆虫の標本がずらーーーーっと並んでます。虫好きなら一見の価値ありかなあとは
思いますが、そうでなければ小学生の夏休みの宿題用か雨で何もすることがないぐら
いの時向けです。(1996年5月調査)
○新十津川町開拓記念館 樺戸郡新十津川町字中央1-1 0125-76-2622
1) 新十津川町の開拓の歴史展示
2)休館日:月曜(年末年始/1月〜3月) 開館時間:10:00-16:00(ただし、
金曜:10:00-13:00)
3)一般(高校生以上):105円、小中学生:52円、団体(10名以上):各21円引き
→消費税加算の芸が細かい!
行き方としては、新十津川駅から歩くのはちょっと遠いです。R275 沿いに市街地に
看板が出ています。
新十津川はの大水害に遭った奈良県十津川村の住民が集団移住して拓かれました。
母村十津川の歴史(都に近いがとんでもない山の中なので、朝廷と独特のつながり
があり、特異な歴史がある)にはじまり、開拓の辛苦の様子や現在の発展までを
紹介しています。開拓の歴史に興味のある方なら,入場料からしてコストパフォー
マンスはよいと思います。
なお、斎藤由貴主演の TV ドラマ「新十津川物語」に興味のある方は別に私立資
料館があるようです。 R275沿いに看板が出ていましたが、未調査です。
(1998年5月調査)
○浦幌町郷土博物館 十勝郡浦幌町字東山町23-1 01557-6-2009
1)町の自然と歴史・考古学資料
2)月曜・祝日の翌日 3)無料
少なくとも1998年のGWには無人で施錠されており、広場を隔てた「農村環境改善
センター」で鍵を借りないと入れませんでした。で、行った日は「農村環境改善
センター」も休み :-(。もし常時この状態だとすると、見学可能なのは平日の日
中に限られると思われます。
車/バイクの場合、R38 を進むと浦幌市街と反対側に「森林公園」があり、
この博物館は同公園の入口付近の丘の上です。ちなみに記憶によれば、森林公
園の中にも看板は出ていません :-(。公共交通機関で行く場合はJR根室本線・
浦幌駅から森林公園の入口まで 1kmほど(の筈 :-))ですが、バスの便の有無は
判りません(_ _;)。
「北海道の歴史散歩」(山川出版)では(規模の割に)高く評価されている
博物館なのですが、上記のように地元での評価は低いようです。これが地元な
るがゆえの無理解なのか、それとも主な展示品が転出してしまった結末なのか、
は現段階では不明です。
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