[3-3-2] ほっかいどうの情報入手(本、www、etc) (6.01)

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1. 1997年から1999年の変化
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1.1 新航空会社が新千歳への乗り入れ

北海道国際航空が、1998年12月に新千歳−羽田間に乗り入れ、さらに、1999年
4月にスカイマークエアラインズが新千歳−伊丹線運航を開始しました。さらに、
既存の航空会社の割引運賃が設定され、全体としてかなり安くなっています。
([3-1-1] 飛行機で行く)
 北海道国際航空 http://www.airdo.co.jp/
 スカイマークエアラインズ http://www.skymark.co.jp/

1.2 釧路->東京のフェリー(近海郵船)が旅客扱いを1999年10月末で終了

近海郵船の東京・釧路間のフェリーが、1999年11月から旅客扱いを終了し、貨
物のみになります。一方、ブルーハイウェイラインの東京−大洗−苫小牧航路
も、東京−大洗間の運行を止め、全便大洗発着となりました(1999/4/6)。こ
れで、東京発着の北海道航路は1999年10月末日をもって全て廃止となります。
([3-1-2] フェリーで行く)
 ブルーハイウェイライン http://www.sunflower.co.jp/

1.3 敦賀->新潟->秋田->苫小牧フェリー(新日本海フェリー)就航(予定)

新日本海フェリーの 新潟->小樽 航路が、敦賀->新潟->秋田->苫小牧 への
航路変更(新航路就航)が、1999/7上旬を目処に運輸省から認可される予定で
す。これに伴い、小樽(23;50)->小樽、小樽(20:40)->新潟 分の6月27日以
降出港分の予約・発売を一時停止しています(1999/6/19現在)。
 新日本海フェリー http://www.snf.co.jp/

1.4 札幌の時計台の修復工事終了・公開(1998年10月1日)

時計台は大規模な修復工事中でしたが、工事も終わり、1998年10月1日に一般公
開されました。従来無料でしたが、観覧料がかかるようになりました。個人大
人 1回 200円 子供 1回100円です。
([1-3-1] 札幌・定山渓)

1.5 新寝台特急「カシオペア」運行開始

JR北海道・JR東日本では、1999年7月16日からオール二階建て・全室個室の
新型寝台特急「カシオペア」号を上野〜札幌間で運行を開始するそうです。
下り: 上野発毎週 日・火・金曜日、上り: 札幌発毎週 月・水・土曜日とい
うスケジュールで、下り・上野発 16:20→札幌着 8:55、上り・札幌発 16:21
→上野着 9:21の予定。これに伴い、「北斗星」号3往復が2往復となります。
([3-1-3] 鉄道で行く)
 JR東日本 http://www.jreast.co.jp/news/nr/19990402/index.html

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2.  本
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多くの書籍を紹介する様になりました。しかし、全部について新版が発刊され
たかどうかを調べ切れませんので、内容が大きく変わっていたり、絶版されて
いた場合は御容赦下さい。
また、
  [2-2-2] 動物
  [2-2-3] 植物
  [2-7-1] 北海道雑学
の章でも、参考文献を上げていますので、そちらもご覧下さい。

2.1 北海道についての基本情報

・「ユースホステルハンドブック」
    日本ユースホステル協会のWeb page
    http://www.znet.or.jp/~jyh/index.html
     北海道地区のユースホステル
     http://www1.999.com/JYH/jyh.hokkaidou/jyh-7.1.1.html
     おんらいんユースホステル新聞
     http://www.znet.or.jp/~jyh/news.html

・「とほ」
    前述の宿のリストです。とほは、他にも美味しそうな店とか、親切そうな
    バイク屋の広告も載っています。
    99年版「とほ」1999/5/1発行
    書店(限定)販売のほか、通信販売があります。
    郵送ご希望の方は郵便局にある振替用紙で通信欄に何冊購入か記入のうえ、
    下記へ送金して下さい
    口座名 「とほ」 振り替え口座番号 02710-5-32515
    発送料込み代金 1冊410円 2冊710円 3冊910円
    4冊以上は(本代200円×冊数)+340円
  「とほ」ホームページ
    http://www.toho.net/

・「なまら蝦夷」(なまら蝦夷事)1996年4月25日発行
    北海道なまら宿35軒発行 / 600円
    とほ宿のうち35軒の宿主が、旅人の視点でイラストで地元を紹介していま
    す。一昔前の北海道の旅人のバイブルと言われた「とらべるまん」(絶版)
    の雰囲気がそこはかなくとしますが、手作りガイド以外にも、旅人がどう
    して北海道に住み着いたかなどのコラムも興味深いです。
    道内のとほ宿の一部(ぽんぽん船など)や北大生協等で販売しています。
    2号:1998年発行、700円

・「ZigZag ズームアップ北海道」 (ホクレンの道路マップ)
    B4版、40ページ位、1:250,000の地図です。道東、道南、道北編と分かれて
    います。ホクレンのガソリンスタンドで100円の寄付をしたらもらえます。
    ただし、7月上旬〜8月中旬に期間毎に配っている部分が違います。
    (1997年には、7/4-13道央、7/18-27道北、8/1-10道東編でした。地方の観
    光ルートからはずれたスタンドには、期間終了後にもあるかも)
    観光ガイド、映画のロケ地、小説の舞台、TVドラマの舞台、キャンプ場、
    スキー場、温泉、ゴルフ場、祭り、ホクレンの給油所が載ってます。地図
    は縮尺も見栄えも昭文社のマップル広域版と同じような感じです。大きく
    て自転車には使い辛いんですが、逆に大きなエリアを見渡せるので何ペー
    ジもめくらずにすみますね。

・ツーリングマップル 北海道
    昭文社 / 1524円(税別) / ISBN4-398-63511-4 / A5
    昭文社の1/200000 の地図でかなり使いよい
    ライダー必携の地図。名所、キャンプ場、道路の状況などの情報満載。
    1997年版から、サイズ、厚さ、重さが増しリング綴じになりましたが、タ
    ンクバッグに入るサイズです。以前に比べ使い勝手は良くなったようです
    が、実際の道路の変化に対して、アップデートが遅いとの意見もあります。
    北海道版は毎年取材し、ほぼ毎年改訂版を出しているようです。
    http://www.mapple.co.jp/

・北海道 ’96 パーフェクトガイド
    立風書房 / 699円 / ISBN4-651-09612-3 / 26cm 113 pages

・「むい」 Vol.1, Vol.2
    500円
    旧称「あくと」という情報誌の新版です。独断北海道情報誌と書くだけの
    ことはありますね。コンパクトなB6 版の中に道東を中心にかゆいところに
    手が届く情報が満載。有名観光名所はほとんど載っていないのが面白いし、
    手頃で気のきいた飲食店系の情報が多い。筆者の性格が濃く現れている記
    事は読んでみる価値はあるでしょう。
    一部の本屋、とほ民宿、YHなどで手に入れられますが、恐らく売り切れて
    いたらそれでおしまいです。定期的な発行ではないようです。前述の「と
    ほ」を売っている`模索舎'、`ひらひら' でも売っています。

・「道内時刻表」
    弘済出版社
    読んで字のごとく、北海道内の時刻表です。コンパクトだから邪魔になら
    ないし、調べ易いんです。JR で回る人は必携。道内ならどこででも手に入
    ります。都内なら紀伊国屋とか神田の三省堂書店、書泉ブックマートで買
    えるようです。
    品川駅のキヨスクでも売ってるそうです。大阪なら梅田の旭屋書店(最上階
    の鉄道コーナーのカウンター)だそうです。JR北海道プラザ(東京駅と横浜
    の関内駅近く)にJR北海道編集の「ダイヤ」という時刻表も売っているよう
    ですね。
    どちらも、道内のバスの時刻が豊富にのっています。

・「The JR Hokkaido」
    JR北海道
    道内のJRの特急の車内に置いてある月刊誌です。みどりの窓口に置いてあ
    ることもありますね。道内の人にも旅行者にも新鮮な記事が載っています。
    読むだけでも良し。持って帰るも良し。定期購読するも良し。:-)
    定期購読の問い合わせは、北海道JRエージェンシー(011-726-8277)まで。
    151円/月です。
    http://www.hjsd.co.jp/jrhokkaido/index.html

・「疾駆北駆' す倶楽部マガジン旅・北海道ツーリングマニュアル」
    ザ・パーティ発行
    ライダー、旅人向けの本です。ライダーハウス、面白い所、イベント、銭
    湯、温泉等の主にライダー向けの情報が沢山あります。面白い(ふざけた?)
    ページもなかなか楽しいです。道内の民宿や本屋、ライダーハウスにあり
    ます。
    欲しいかたは、○年度版○冊希望と裏の通信欄に記入して、郵便振替で、
    「小樽7-37866」(有) ザ・パーティへ本代冊数分+送料を振り込んで下さい、
    とのことです。
        89年度版(創刊号)              880円
        90, 91年度版                  900円
        92, 93年度版                 1000円
        送料1冊:310円, 2,3冊:380円, 4冊:450円

・「ビッグラン北海道」(1999年版)
    日本交通公社出版事業局 / 1999/5発行 /ISBN4-533-03193-5 / 1,829円
    ・北海道へのアプローチ(一部嘘があるのがJTBらしい?)
    ・イエローガイド:  ライダーハウスも載っている。
    ・1:250,000 Scale Map:
      車での旅行にはぴったりかな?  札幌や小樽の都市に入らなければこれ
      1冊で十分かな?
      ぜひ、1冊は手元に置きたいガイドだと思います。しかし、バイクのお
      共には多少重いかも知れません。
    なお、この本の1999年版は WWWでも見ることができます。
          http://nexus.earthcape.ne.jp/BIGRUN/

・「マップル広域版(1:250,000)」
    昭文社 / ISBN4-398-30081-3 / 1619円 / B4
    車向けの地図は、これが結構使い勝手がいいそうです。道央部分が1:100,
    000、更に函館、旭川、釧路等主要都市は1:15,000〜20,000と結構詳細な
    部分まで載っています。また主要道路除雪図というのがあり、主な道路の
    除雪状況(昼夜の区別なく除雪、夜は未除雪、未除雪)が記されています。
    主要(観光)都市には、やはりガイドブックのものが使い易かったりするよ
    うです。「マップル情報版」は、パーキング・一通・信号等が書いてあり、
    ガイド + 主要都市地図として重宝します。

・「北海道おもしろ情報 1999〜2000年度版」
    林檎プロモ−ション / 1999/4発行 / ISBN4-947653-25-6 / MBN: MJ9903
    4229 / 22cm 291 pages / 457 円
    飛行機、船、JR、長距離バスなど各種交通案内、主な観光地の情報(宿、
    レンタカー、レンタサイクルなど)、道路情報(所要時間)、巻末には宿の一
    覧表(ホテル、民宿、YH、オートキャンプ場)が載っています。
    観光ガイドという視点では、やや不足がちな点がありますが、薄くコンパ
    クトな冊子ですし、密度は高いと言えます。おそらく、毎年発行されてい
    ます。

・「"観る旅 歩く旅"のガイドブック ひとり歩きの北海道」
    日本交通公社出版事業局 / 1996/8発行 / 1350円 / ISBN4-533-02507-2 /
    MJ96216868
    JTBの本としては異色のガイドで、地域によっては当ほっかいどガイドを越
    えているとの噂もあります。(^^;

・「全国駅前銭湯情報 ’96〜’97」
    Studio夢銀河発行(新日本企画発売) / 編集:銭湯を愛する旅人の
    会 / 1996/8発行 / 1,554円 / ISBN4-915180-07-7
    内容は、全国主要260駅(北海道は56駅)の駅前銭湯を340箇所書いてます。
    銭湯の名前、住所、電話番号、営業時間、定休日、料金、案内地図が掲載
    されてます。
    本の表紙の言葉を借りれば、「夜汽車、ツーリング、サイクリング…宿に
    泊まらない旅人必携の書 全国主要260駅の駅前銭湯を網羅総数340ケ所・全
    て案内地図付」

・「ガイドブックくしろくしろ(1998年版)」
    (社)釧路観光協会 / 300円
    くしろのあらまし、くしろの自然・文化、くしろの碑・塔・像、くしろの
    経済、くしろの楽しみの章があり。200ページ近くあってこの値段は安い!
    釧路のことを詳しく知るにはお奨めの一冊です。
    http://www2.marimo.or.jp/KTA/kushiro_kankou/pamphform.htm

・「ドライブハンドブック'94 北海道トイレマップ」
    アテネ書房 / 500円
    公衆トイレ全道300箇所を調査、うち258箇所をカラーで掲載! というサブ
    タイトル付きです。
    写真と地図が載っており、総合評価、清潔度、におい、メーカー、さらに
    は身体障害者用の有無、便器の数、紙の有無、設備(たとえば鏡があるか
    等)が記載されています。また、民宿情報、キャンプ場情報、その他特集
    と内容は豊富です。
    さらにトイレのマナーとモラルについて書かれており、トイレについてま
    じめに取り組んでいるというように感じました。国道とその近辺のみ(離
    島など例外あり) のトイレを掲載していますので、必ずしも役に立つとは
    限りませんが、ただ読んでいるだけでも結構楽しめる本です。

・「(全国版)STB のすすめ」
    どらねこ工房(075-711-6448) / 1500円 / (地方小出版物流通センター取
    扱品)
    STB とはステーションビバーク(Station Bivouac) の略で、寝袋一つを持
    って駅で野宿をすることです。そういう旅をしている人達が作り上げたの
    がこの本です。
    「××駅:〜泊めてもらえた。トイレなどは…」という様な日本全国から
    寄せられた情報がありますが、やはり、路線や駅によっては情報はないよ
    うです。
    初版は意外な反響で売り切れ、95年に復活したようです。
    公共の場所を一夜の宿として借りることになるのですから、実際に野宿を
    する時には謙虚に「マナーは守って」利用させてもらいましょう。また、
    ライダーハウスと同様に、それなりのリスクは覚悟して下さい。
    発行元直販が便利

・「北海道キャンプ場ガイド'98」
    本多政史著 亜璃西(アリス)社発行 / 1800円 / ISBN4-900541-29-X('98版)
    約300ページ。327カ所のキャンプ場がカラー写真や地図付きで紹介されて
    いる。1992年6月に初版が発行され、写真、情報も新しく非常に詳しく、利
    用期間、連絡先、料金、管理人/バンガロー/貸し用具/炊事場/トイレ/各種
    設備の有無、近隣にある温泉、筆者のコメントなど内容は多彩。温泉・銭
    湯の一覧表もついている。キャンパー必携! 毎年改訂されている様だ。

・「全北海道キャンプ場ガイド'97」
    北海道総合出版 / 1500円 / ISBN4-938773-11-2 
    前の本と同じような本です。これも情報が詳しいです。
    
・「北海道キャンピングガイド99」1999/4発行
    RISE / 1800円 /
    道内350箇所以上のキャンプ場を網羅したガイド集。周辺情報に詳しく、キ
    ャンパーには必携のものでしょう。書店で手に入らない場合は、下記のurl
    から辿って、注文できます。
    http://www.gimmig.co.jp/RISE/camp.html

・「北海道いい旅研究室」
    館浦海豹 / 北海道いい旅研究会/400円 / 011-622-8828(Fax622-8827)
    創刊号で1999年5月10日ごろ発行と書いてありますが、どうも5月中に見た
    記憶がないです。内容としては,道内の温泉やホテルに関する裏話、エッ
    セイ、トーク、読み物や旅情報などです。じゃらんなどの「商業主義的半
    分は広告なタイアップ記事」と違って結構読みでがあります。次号発行日
    未定の不定期刊ですが、道内書店で見かけたら買ってみてください。札幌
    市内では、紀伊国屋書店と弘栄堂書店には置いてあるようです。郵送での
    購入方法は明記していないので、電話かFAXで問い合わせるしかないと思
    います。


・「じゃらんdeデ−ト北海道'99」
  Recruit special edition 
  北海道じゃらん編集部 / リクル−ト / 1999.5発行 /ISBN4-89807-633-5
  26 cm 152 pages / 838円(税別)

・「じゃらんdeグルメ北海道'98保存版」
  Recruit special edition 
  北海道じゃらん編集部 / リクル−ト / 1998.11発行 / ISBN4-89807-616-5
  26 cm 152 pages / 743円(税別)

・「じゃらんde北海道クチコミ1350 '99-'00年保存版」
  ニッポンお遊び探検隊シリ−ズ 
  じゃらん編集部 / リクル−ト / 1999.6発行 /ISBN4-89807-605-X
  26 cm 234 pages / 933円(税別)

・「ほっかいどガイド」
    印刷するのはあなた / 0円 / 本屋で入手不可能
    見ての通りです。あ、でも本じゃないなぁ。
    ついでに一言だけ、お願いです…
    この「ほっかいどガイド」に新しい情報を提供するのは「あなた」です。

3.2 温泉

・「北海道とっておきの温泉」1989/9発行
    松田忠徳著 / 中西出版 / 1300円 / ISBN4-931204-27-9
    薫別温泉まで載っているすぐれものですが、はっきり行き方まで書いてな
    いあたりに主張が見られます:-)

・「北海道無料100秘湯」
    表正彦著 / (自費出版) / 1029円
    旭川在住の著者が道内約400箇所を巡り歩き、その中から無料の100湯をカ
    カーイラストとともに、男女の別、脱衣場の有無、浴槽など細かいデータ
    まであり、秘湯フリークのバイブルと言えましょう。
    続編『無料温泉 in 北海道』
    名古文庫発行(北海道秘湯愛好会協力)/ 980円
    道外の人で欲しい場合は直接申し込むしかなさそうです。
    郵便振替口座番号:02850-2-14681
    加入者名:名古文庫  TEL&FAX 0166-61-6558
    通信欄に「2号 X冊」と明記して、希望冊分(1冊980円+消費税)を送金

・「湯(ゆう)&味(み−)〜北の秘湯・名湯・グルメガイド〜」
  北海タイムス社 / 1993/9発行 / ISBN4-88654-054-6 / 1,650円

・「露天風呂グラフティ−〜北海道〜」
  松田忠徳著 / 中西出版 / 1992/5発行 / ISBN4-931204-41-4 / 1,845円

・「北海道の温泉」
  松田忠徳著 / 北海道新聞社 / 1986/10発行 / ISBN4-89363-471-2 / 1,796円

・「ぶらり湯けむりの旅〜北海道ゆうゆう紀行〜 」
  松田忠徳著 / 北海道新聞社 / 1991/11発行 / ISBN4-89363-972-2 / 1,553円 

・「北海道名湯・美食の宿39選」
  松田忠徳著 / 北海道新聞社 / 1992/9発行 / ISBN4-89363-660-X / 1,748円

3.3 北海道を深く知る為の本

・「北海道夏山ガイド」1〜6 巻
    北海道新聞社(増補改訂版が出ています)ISBN4-89363-688-X ほか
    (1)道央、(2)中央高地(上:表大雪)、(3)中央高地(下:十勝、東大雪、北大
    雪)、(4)日高、(5)道南、夕張、(6)道東、増毛
    登山ガイドとしてはこのシリーズはいちばんお薦めです。紹介されている
    コースも多いし、説明もていねいです。

・「北の国から ガイドブック」
    フジテレビ出版発行 / 扶桑社発売 / 1000円 / ISBN4-594-02016-X
    TVドラマ「北の国から」のあらすじや、ロケ地の富良野・麓郷を細かく紹
    介しているので、ロケ地巡りには最適でしょう。
    フリークにとっては、聖地巡礼(麓郷)のためのバイブルと言われています
    (?)。

・「ニムオロ原野の片隅から」
    高田勝著 / 福音館書店 / 1979年発行
    根室の風蓮湖のそばで、現在風露荘という民宿をやっている高田さんが、
    北海道にあこがれ、ニムオロ原野の牧場に住み込みで働くようになったこ
    ろの話です。児童文学のシリーズです。
    私はこの本を読んで本当に北海道へ移住したくなりました。大学を卒業す
    るころに読むと人生をあやまるかもしれません。

・「北海道探検記」1979/12発行
    本多勝一著 / すずさわ書店 / 1,200円 / ISBN4-7954-0106-3 
    北海道へ何度も行くようになって、北海道のことをまじめに考えるきっか
    けとなった本です。

・「釧路湿原<日本環境の現在>」
    本多勝一編 / 朝日文庫朝日新聞社 / 1300円 / ISBN4-02-260775-0
    豊富な写真と共に、 釧路湿原の現状が赤裸々に描かれています.  いろい
    ろと考えさせられる一冊です。釧路で開催されていたラムサール条約締約
    国会議に合わせて刊行されました。内容は以下のようになっています。
        第一部       釧路川紀行                      本多勝一
        第二部       釧路湿原入門                    中村玲子
        第三部       湿原を破壊するもの              杉沢拓男

・「アイヌ語地名を歩く」1986/6発行
    山田秀三著 / 北海道新聞社 / 1700円 / ISBN4-89363-465-8
    道新(どうしん、 北海道新聞のこと) の連載を単行本化したものです。
    内容は、北海道や東北北部の地名の中でアイヌ語を起源としているものを
    探し、それがどのような地形からつけられた名前なのかを解明していく作
    業に関するエッセイです。
    例えば、「オタノシケ」という地名は浜の真ん中という意味で、道内各地
    にある地名です(霧多布のある「浜中町」は意訳、釧路西側の大楽毛は当
    て字) が、その現地が本当にそういう地形である事を足で確認して確かめ
    る、というような事が書いてあります。地名のおおもとを探す研究を長年
    行なった人が、その過程での経験などをエッセイ風に書いた本です。
    もちろん、各地のアイヌの元老と仲良くなって話を聞いたりした事なども
    書いてあります。
    北海道が好きで、アイヌ語や地名に少しでも興味のある人には楽しく読め
    る本だと思います。また、これを読むと昔のアイヌの文化が身近に感じら
    れるような気がします。

・「地名アイヌ語小辞典」1984/3発行
    知里真志保著 / 北海道出版企画センター / 950円 / ISBN4-8328-8802-1 
    知里真志保さんのアイヌ語解説は、アイヌ語研究では最高峰に近いです。
    しかし、有名な地名が全てのっているというわけでもなさそうです。地名
    研究者を意識して書かれているから、簡単な地名はあまり載っていないの
    かも知れません。

・「アイヌわが人生」1993/7発行
    貝沢正著 / 岩波書店 / 2900円 / ISBN4-00-000056-X
    なかなか考えさせられる一冊でした。

・「オホーツク街道」
    司馬遼太郎 / 朝日新聞社 / 本体600円 / ISBN4-02-264136-3
    旅行記ではあるが、アイヌ以外の北方諸民族や北海道考古学についての入
    門書としても有用。
    関連図書:「司馬遼太郎の風景 7オホーツク街道」(日本放送出版協会)
    1999/5発行 / 1,800円 / ISBN4-14-080404-1

・「北海道の旅」
    更科源蔵著 / 新潮社(文庫) / 400円 / ISBN4-10-122301-7
    80年頃迄に北海道を旅して見たこと感じたことを、訪れた土地毎に書いた
    ものです。その頃の北海道を知りたい人には面白いかもしれないです。

・「春告獣〜ヒグマのことがわかる本〜」
    木村盛武 / 共同文化社 / 本体1553円 / ISBN4-905664-90-X
    ヒグマについての入門書。長年にわたって林野庁職員としてヒグマと関わ
    った経験と、それ以後の研究から「ヒグマと付き合う法」を説いている。
    自慢話めいた語り口が多いのが少々気になるが、道内で「人里離れた場所」
    を目指すならば、一読の価値はありそう。

・「知床の四季」1992/2発行
    立松和平著  / ソニー・マガジンズ / 1380円 / ISBN4-7897-0705-9
    雑誌等に発表してきた知床にまつわるエッセイを一冊にまとめたものです。
    これを読むと知床に行きたくなります。新書です。

・「北海道の離島」1990/7発行
    北海道新聞社 / 1500円 / ISBN4-89363-578-6
    奥尻、焼尻、天売、利尻、礼文の情報がある。見どころ、味、宿、ハイキ
    ングコース、登山、釣場、キャンプ場などを網羅。数少ない離島もの?

・「北海道地図を紀行する<道東、道北編>、<道南、道央編>」1988-89発行
    堀淳一著 / 北海道新聞社 / 道東、道北編 1600円(ISBN4-89363-541-7)、
    道南、道央編 1550円(ISBN4-89363-512-3 )
    鉄道の廃線跡や炭坑鉄道の跡なども紹介されているようです。

・「北の大地へ移り住む(小樽・札幌編)」
    私設北海道開拓使の会編 / TBSブリタニカ / 2000円 / ISBN4-484-94211-9
    元々は、十勝編が帯広のタウン誌の会社によって出版されていました(絶
    版だそうです。'94)。出版後に大きな反響があり、更に最近の不況で十勝
    では職が見つからないという声が多く、それなら職が見つかりやすい札幌
    について本を作ろうという事で、一から調査して作ったのがこの本です(後
    書きより)。これは北海道を知る上でも、旅行ガイドに使っても素晴らしい
    本です。

・「北海道に移り住む - 平成屯田兵からの手紙」1996/1発行
    私設北海道開拓使の会編 / 北海道新聞社刊 / 1500円 
    / ISBN 4-89363-816-5
    内容は、道内各地に移り住んだ19人と、これから移住を希望する42人が寄
    稿。また移住を希望する600人に対するアンケートの結果などです。
    発行元の「私設北海道開拓使(代表世話人・石黒直文拓銀総研会長)」への
    問い合わせは、事務局(011-251-8451)だそうです。時代が移り住んだ人に
    よって違うので、現状と違うものあると思います。でも、それはそれで偽
    りのない話で良いのでしょう。
    移住した人の感想を読んでみましたが、自然がたっぷりとか開けっぴろげ
    な気質とかが歓迎されていました。その反面、本屋を含めての文化的な面
    が物足りないとか深夜営業の店が少ないとかは指摘されていました。でも
    どこでも東京みたいに便利なわきゃ無いんですけどね。
    http://www.datt.co.jp/kaitaku/

・「ハルコロ」(1)、(2)
    石坂啓 / 原作 本多勝一 / 潮出版社 / 950円
    (1) ISBN4-267-90242-9 /(2) ISBN4-267-90248-8
    本多勝一原作の「アイヌ民族」に自身の創意を加え石坂啓が漫画にしたも
    の。自然の中の様々なカムイたちに育てられ成長していくアイヌの少女の
    物語。アイヌに迫る長く苦しい戦いの予言を残して物語は終ります。侵略
    以前のアイヌの生活、文化がわかりやすく描かれています。

・「NORTHERN LANDSCAPE -- 001/002 BIEI/FURANO」 
    津幡昭撮影 / 清水武男発行 / 各1000円、
    001:春夏編 ISBN4-938862-01-8  002:秋冬編 ISBN4-938862-02-6
    美瑛・富良野の風景写真集。

・「道北の自然を歩く」1995/8発行
    道北地方地学懇話会編 / 北海道大学図書刊行会発行 / 269頁 / 1648円
    ISBN4-8329-1151-1
・「空知の自然を歩く」改訂版 1997/7発行
    岩見沢地学懇話会編 / 北海道大学図書刊行会発行 / 238頁 / 1600円
    ISBN4-8329-1132-5 
    両書とも*地質調査のための*ガイドブックとして書かれたものらしいが、
    随所でマイナーな観光地についても触れている。一読しておけば、該当地
    域でのユースのツアーに参加した際に、威張れる…かもしれない :-)。

・「北海道の街路灯」1998/2発行
    こんのかつとし編 / 北海道出版企画センター / ISBN4-8328-9801-9
    / 2500円

・「北海道の歴史」1995/7発行
    榎本守恵著 / 北海道新聞社 / ISBN4-89363-312-0 / 1,359円
    この1冊で北海道の歴史の概論がわかるようです。
    同じ著者で、
    「北海道の歴史(2版)」1987/10発行
    山川出版社 / ISBN4-634-23010-0 / 1,262円
    「北海道の歴史〜ジュニア版〜」1983/9発行
    北海道新聞社 / ISBN4-89363-313-9 / 1,262円

3.4 その他

・「にっぽんの基礎知識 諸国名物地図」
  東京書籍 / ISBN4-487-79400-5 / A5版並製 320 page

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3. WWWでの北海道情報
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3.1 北海道情報

インターネット上でWWW(World Wide Web)として、様々な情報が提供されてい
ます。北海道に関するものも企業・個人・自治体・学校などから数多く提供さ
れていて、ガイドの中でもいくつかを紹介しています。
これらのサービスは、様々な所でボランティア的な運営によって提供されてい
る場合が多くあり、予告なしにサービスが停止している可能性がありますので、
ご容赦下さい。

以下に、北海道関連情報のサイトをまとめたリンク集を紹介しますので、ここ
を起点にさまざまな情報にたどり着くかと思います。

全国旅行・観光情報(北海道) / 森@kyoto-inetさん
http://web.kyoto-inet.or.jp/people/harunobu/travel/hokkai.htm

旅行リンク Travel Page
http://www.st.rim.or.jp/~moritamm/

Yahoo北海道地域 / Yahoo
http://www.yahoo.co.jp/Regional/Japanese_Regions/Hokkaido/

URL HOKKAIDO (北海道地域情報) / dosanko
http://www.dosanko.co.jp/url/

HOKKAIDO URL LIST (北海道関連のurlのカテゴリ一覧) / 北海道新聞
http://www3.hokkaido-np.co.jp/hp-list/index.html

チャネル北海道
http://www.aaapc.co.jp/hokkaido/
 同リンク集
 http://www.aaapc.co.jp/hokkaido/link/html/00fram.htm

北海道212マップ / 株式会社北海道電子計算センター
http://www.lilac.co.jp/212/

3.2 時刻表

北海道時刻表(主要バス時刻表などあり)
 http://www1.odn.ne.jp/~cal17280/index.html

JR北海道の特急・急行時刻表
 http://www.hjsd.co.jp/jrhokkaido/index.html

JR北海道函館支社の函館<=>札幌 函館<=>青森・盛岡 時刻表 
 http://www.hakodate.or.jp/JR/

札幌市交通局の時刻表
 http://www.city.sapporo.jp/st/

北海道ちほく高原鉄道株式会社「ふるさと銀河線」時刻表
 http://www.ohotuku26.or.jp/organization/chihoku/index.html

北海道拓殖バス株式会社の時刻表
 http://www.clione.co.jp/clione/industry/takubus/index.html

阿寒バス株式会社の時刻表
 http://www.nttl-net.ne.jp/akanbus/

道南バス株式会社の時刻表(定期観光バス+都市間バス)
 http://www1.sphere.ne.jp/donannmt/

3-3. <おまけ>

ほっかいどガイド :-)
http://www.iijnet.or.jp/sskn/hokkaid/

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4. NHK ラジオ周波数リスト
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北海道内の1997年のラジオの周波数です。キャンプやツーリング等に役立つと
思います。

NHK・民放放送AM周波数リスト(KHz)

    放送局  NHK-AM1 NHK-AM2     HBC     STV
      札幌      567     747    1287    1440
      旭川      621    1602     864    1197
      北見     1188     702     801    1485
      名寄      837    1125    1494    1197
    新北見     1584
      留萌     1161    1359    1557    1197
      遠軽     1026    1539     801     909
      稚内      927    1467    1368    1197
      釧路      585    1152    1404     882
    中頓別     1026    1359
    中標津     1341    1539
      遠別      792    1602
      根室     1584    1359     801    1062
      室蘭      945    1125            1440
      帯広      603    1125    1269    1071
      浦河     1341    1602
      広尾     1584
      函館      675    1467     900     639
      今金     1161    1539
      江差     1026    1359    1098     882
      松前     1161
      網走                     1449     909
    苫小牧                      801    1440
    北檜山                              882
    
NHK・民放放送FM周波数リスト(MHz)

    放送局   NHK-FM   AIR-G   North-Wave
      札幌     85.2    80.4
      釧路     88.5    86.4    80.7
      室蘭     88.0    89.4
      小樽     84.5    81.9    79.5
    中標津     89.9
      浦河     86.1
      岩内     84.2
      羅臼     88.8
      静内     84.0
    黒松内     84.6
    弟子屈     89.5
      日高     84.1
    南羊蹄     83.1
      厚岸     89.5
      振内     84.8
      芦別     83.8
      根室     85.6
      登別     84.9
    歌志内     84.3
      帯広     87.5    78.5    82.1
      函館     87.0    88.8    79.4
      夕張     83.9
      足寄     89.7
      江差     89.7
夕張清水沢     85.9
      広尾     83.8
    北桧山     86.0
  夕張鹿島     84.3
      新得     83.5
  渡島福島     84.2
      深川     84.0
      陸別     84.4
  奥尻大成     84.3
      島牧     85.7
      本別     83.9
      松前     85.7
  札幌大通     81.6    79.2    77.2
      旭川     85.8    76.4    79.8
      札前     84.7
    ニセコ     78.9
      名寄     88.2
      日浦     83.6
      北見     86.0    87.8
      知駒     89.1
    新北見     84.5
      留萌     84.8
      紋別     85.1
      稚内     84.5
      滝上     83.6
      枝幸     89.9
      遠軽     83.8
    富良野     84.2
    丸瀬布     84.5
      羽幌     83.8
      上川     84.5
      幾寅     84.7
      礼文     89.7
      網走             83.1

上記のFM局以外にも、ミニFM局として以下の10局が開局しているようです。
      函館     80.7        FMいるか
      小樽     76.3        エフエムおたる
      旭川     83.7        エフエムりべーる
      札幌     78.1        ラジオカロスサッポロ
      札幌     76.5        エフエムアップル
      札幌     76.2        三角山放送局
      帯広     76.1        FMウィング
      帯広     77.8        FM-JAGA
      釧路     76.1        エフエムくしろ
      稚内     76.1        エフエムわっぴー
      岩見沢   76.1        エフエムはまなす

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5. その他の情報収集、そして情報提供側へ
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インターネットで提供されているサービスのうち、比較的楽にそして、すぐに
情報が得られるものとして、NetNewsがあります。主なNews Groupを紹介しまし
ょう。
○fj.rec.travel.japan
     日本国内の旅行について。 
○fj.rec.outdoor
     アウトドアスポーツ/ライフに関する話題、情報。 
ほっかいどガイドMLメンバーも覗いているかも..... :-)

NetNews, fjについてご存知ない方はこちらをどうぞ。
 fjの歩き方
 http://www.wakhok.ac.jp/simin95/7kai/fj.guide/fj.guide.html
 The KISHI-fj Homepage
 http://www3.justnet.ne.jp/~s_kishimoto/WELCOME.HTM

そして、無事ほっかいどうを満喫したあなた。今度は次の旅のため、あるいは
次の方のため、是非、情報をお寄せ下さい。


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